2016年03月17日

『ネコマンガ・コレクション』&【4/15(金)】杉作さんとイベント


 今年は桜が早そうですね。
桜好きなので嬉しいですが、温かくなると花粉が…。
花粉症なので、一昨日あたりは目がかゆくてかゆくて、どうしようかと思いました。
せめてもの予防で、サングラスにマスクというあやしい出で立ちで近所を徘徊しています…。

ところでこのたび、
私も寄稿させていただいた
『ネコマンガ(●ↀωↀ●)✧ コレクション』
(編:図書の家+立東舎)
が発売されました!
100匹以上のマンガのネコと、超有名ネコ好きマンガ家さんたちのインタビューを大量掲載した、
かわいくも濃厚なファンブックです。

私は「杉作さんの思い出〜私がネコと和解するまで」というエッセイと、
「ネコ100にゃんコレクション」を4にゃん分担当させていただきました。


本書の内容については、このエントリの最後に詳しく掲載しますので
ご覧くださいませ)


★★★★★
また、本書発売を記念し、
映画化もされた「猫なんかよんでもこない。」の作者・
杉作さんとのトークイベント
4/15(金)に下北沢のビールも飲めるユニークな本屋・B&Bさんで開催させていただきます。
今回のエッセイにも書きましたが
実は杉作さんとはデビュー前からの知り合いなので、
ここだけのお話などもさせていただければと思っています(^^)
よろしければぜひいらしてください!

【イベント】
杉作×川原和子 「ネコマンガの愛しかた」  
『ネコマンガ・ コレクション』(立東舎)刊行記念


イベント内容:
1940年代から現代まで、とびきりキュートなマンガのネコたちを100匹以上紹介 した究極のネコマンガ解説本『ネコマンガ(●ↀωↀ●)✧ コレクション』(立東舎) が出版されました。
その刊行を記念して、本書に参加された杉作さんと川原和子さんの対談を行います。
『猫なんかよんでもこない。』が今年映画化された人気マンガ家・杉作さんと、 数多くの媒体でマンガに関する文章を発表している川原和子さん。
長年のご友人であるお二方、なんとデビュー前の杉作さんが描いた幻のネコマン ガもこっそりお見せできるかも!? 
ここだけで聴ける素敵なネコとマンガのお話を、ぜひお楽しみください。

主催: 本屋B&B
東京都世田谷区北沢2-12-4 2F
2016/04/15 (金)20:00〜22:00 (19:30開場)
前売/席確保(1500+500yen 1drink)
http://bookandbeer.com/event/20160415_nekomanga/

【プロフィール】
杉作(すぎさく)
新潟県出身。2000年「クロ號」(講談社)にてマンガ家デビュー。元プロボクサーという経歴を持つ作者と、共に過ごした2匹の猫との日々を描いた『猫なんかよんでもこない。』(実業之日本社)が大ヒット、実写映画化もされた。
公式サイト【杉作村】http://sugisakumura.web.fc2.com/

川原和子(かわはら・かずこ)
マンガエッセイスト。幼稚園教諭、学校事務、アニメ制作会社ガイナックス広報等を経て独立。著書に『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT 出版、2009年)。公式ブログ【マンガラブー】http://mangalove.seesaa.net/




『ネコマンガ(●ↀωↀ●)✧ コレクション』
詳しい説明は下記をご覧ください

※マンガ家さんの豪華インタビューはもちろん、
硬派なマンガ好きには
倉持佳代子さん&イトウユウさん(京都国際マンガミュージアム研究員)による「ネコマンガヒストリー」、
気鋭の研究者・岩下朋世さん手塚治虫ネコマンガ論考も読み応えあり!

http://www.amazon.co.jp/dp/4845627833/


『ネコマンガ(●ↀωↀ●)✧ コレクション』(編:図書の家+立東舎)

内容紹介
ネコ好き、マンガ好き、必読! 100匹以上のマンガのネコと、超有名ネコ好きマンガ家たちのインタビューを大量掲載したファンブックが登場。

1940年代から現代まで、とびきりキュートなマンガのネコたちを100匹以上収録! 大島弓子『綿の国星』、杉作『猫なんかよんでもこない。』、小林まこと『What's Michael?』などに加えて、萩尾望都の幻のネコマンガや、山岸凉子、波津彬子、深谷かほるといったネコ好きマンガ家たちのインタビュー、愛猫写真も掲載。ネコ好きもマンガ好きも楽しめる1冊。

【目次】
はじめに

ネコラブラブインタビュー
杉作(インタビュー、図版、愛猫写真)
須藤真澄(インタビュー、図版、愛猫写真)
波津彬子(インタビュー、図版、愛猫写真)
TONO(手書きインタビュー、図版、愛猫写真)
竹本泉(インタビュー、図版、愛猫写真)
深谷かほる(インタビュー、図版、愛猫写真)
高田エミ(インタビュー、図版、当時のふろく解説写真)
有間しのぶ(インタビュー、図版、愛猫写真)
山岸凉子 (インタビュー、図版、愛猫写真)

ネコ100にゃんコレクション! part 1
〈ネコマンガエッセイ〉杉作さんの思い出〜私がネコと和解するまで 川原和子
ネコ100にゃんコレクション! part 2
これであなたもネコマンガ通! ネコマンガヒストリー〜マンガの中のネコ達の軌跡 倉持佳代子&イトウユウ(京都国際マンガミュージアム研究員)
〈特別再録〉「三匹のネコ」 萩尾望都
ネコマンガレジェンドインタビュー1 小林まこと
〈ネコマンガ探訪〉昭和の怪奇ネコマンガを訪ねる〜福島県只見・昭和漫画館青虫
ネコマンガレジェンドインタビュー2 みなもと太郎
ネコ100にゃんコレクション! part 3
〈ネコマンガ論考〉人間くさいネコ、ネコじゃないネコ、手塚マンガのネコ探索 岩下朋世
〈ネコマンガエッセイ〉チビ猫の声が聞こえる〜大島弓子の永遠 西野木ショーン
ネコ100にゃんコレクション! part 4
〈巻末オマケ〉ねこにゃんグラフ


出版社からのコメント

●編集部より
マンガの歴史が始まって以来、いろんなネコがマンガに登場してきました。
通りすがりの脇役ネコから、人より偉い先生ネコ。
遠い宇宙からやってきたのもいれば、もっと遥かな異次元からの旅人も。
いいこと言うネコ、ひとっこともしゃべらないネコ。
もうそれはそれは、数えきれないくらい千差万別。
ただひとつ言えることは、ネコとマンガは昔も今も相性がすこぶるいいってこと。
ネコ好きとマンガ好きは、なんだか似た者同士だってこと。
こんなネコ、あんなマンガ。おやすみまえのひとときに。手持ち無沙汰な一日に。あなたがお好みのネコにゃんと出会えますように。
こんなガイドブックはいかがですか?
posted by 川原和子 at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月15日

【4/2(土)13:00〜】「メガネ男子萌え学会」イベントに登壇します

このたび、なんと第二回「メガネ男子萌え学会」
アニメライターの渡辺由美子さん
マンガ研究者のヤマダトモコさんとともに
登壇させていただくこととなりました…!
(マンガ家の磨伸映一郎さんのご発表も!)

他の登壇者、司会の方々の豪華さに身が縮む思いの浅学なわたくしめではありますが、
70年代乙女ちっくはもちろん、
最近の少女マンガ・女子マンガで大充実を見せる
メガネ男子をご紹介させていただく貴重な機会、と張り切っております!

春の昼下がり、
二次元のメガネ男子にご興味のある方、
よろしければぜひ足をお運び下さいませ。

http://meganekkokyodan.org/mdm/
(以下、「メガネ男子萌え学会」告知ページより引用)


メガネ男子萌え学会
2016年4月2日開講!


「メガネ男子の萌えを探求する」
メガネ愛に満ちた同志よ、再び集え!

メガネ男子愛を語りまくる、
あの「メガネ男子萌え学会」が帰ってきた!

レンズごしでしか愛を語れない学会員(イベント参加者)を募集します。

皆さまの萌え語りもアンケートとして募集します。
会場では第1回の回答も発表!

さあ、メガネの世界にLet's業!

■開催日2016年4月2日(土)13:00〜
■会 場阿佐ヶ谷ロフトA 東京都杉並区阿佐谷南1-36-16-B1 TEL:03-5929-3445
■学会費イベントチケット 前売2,300円、当日2,500円
前売チケットはローソンチケット にて販売中!(Lコード=32033)
(※当日券は出ない可能性もあります。参加超希望者は前売チケット取得をおすすめします)



大会プログラム
第1部 研究発表
発表者
渡辺由美子(アニメライター)
磨伸映一郎(マンガ家)

内容
•映画のメガネ男子燃え語り
•悪役、黒幕、前後不覚―「度を超えた」メガネ男子たち
•仮面、眼帯、サングラス〜女子を惑わすニア・ザ・メガネ〜

第2部 公開シンポジウム
提案者
川原和子(マンガエッセイスト)
ヤマダトモコ(マンガ研究者)

指定討論者(※)
渡辺由美子(アニメライター)
磨伸映一郎(マンガ家)

司会
鵜殿篤(大学准教授)

内容
•お色気メガネから老眼鏡まで、メガネ男子の萌え属性
•西炯子、くらもちふさこ、太刀掛秀子―少女マンガのメガネ作家
•メガネ男子のディテールに宿る「萌えしぐさ」
•ジャケ買い! 少女マンガ表紙コレクション
•私のメガネ男子・ファーストインパクト
•カップル×属性×アイテム かけ合わされるメガネ男子

※指定討論者=合いの手&ツッコミ役

▼プログラムの内容と順序は、当日変更になる可能性もあります。

▼当日は学会オリジナルメガネフードもご用意する予定です。




posted by 川原和子 at 10:19| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月05日

「俺物語!!」公式Facebookインタビュー

 現在、実写映画(!!)も公開中のマンガ
「俺物語!!」
(作画アルコ×原作河原和音)。

★☆★☆★☆
もともと大好きで、
以前『このマンガがすごい!2013』で
個人的に2012年のオンナ編1位に選ばせていただいたくらいです。

そんな「俺物語!!」の公式Facebook

主人公・剛田猛男について、
“オトナ”な方々に話を聞いていく
、という
ユニークな連載をやっておられまして、
なんと私もインタビューしていただき

「俺物語!!」と猛男の魅力について
少女マンガの文脈から
語らせていただいてます。


【イケメンの国の剛田猛男】マンガエッセイスト・川原和子さんが語る猛男論(1)
https://www.facebook.com/notes/1622086994724832

【クール男子からピュア男子へ!?】マンガエッセイスト・川原和子さんが語る猛男論(2)
https://www.facebook.com/notes/1622485074685024

【自然な友情のカタチ】マンガエッセイスト・川原和子さんが語る猛男論(3)
https://www.facebook.com/notes/1624108401189358

【上を向いて歩こう】マンガエッセイスト・川原和子さんが語る猛男論(4)
https://www.facebook.com/notes/1624742387792626

【リアルな人情物語】マンガエッセイスト・川原和子さんが語る猛男論(5)
https://www.facebook.com/notes/1627148220885376

【作家・アルコの絵力!】マンガエッセイスト・川原和子さんが語る猛男論(6)
https://www.facebook.com/notes/1629369830663215


ライターの小林聖さん
私の暑苦しくもとりとめのない話を
とても上手くまとめてくださっています。
よかったらぜひ読んでみて下さい

ところでこのシリーズ、
さまざまな方が登場されていて、
どの方のお話もマジ面白い。
…っていうか、
桃山商事さん
犬山紙子さん
そしての次は
西原理恵子さん…って
このラインナップに混ぜていただいてるのが
異常に光栄すぎるんですけど…!!!

★☆★☆★☆
そして、映画。

見てきましたが……よかったです!!

映画「俺物語!!」公式サイト
http://ore-movie.jp/

30s増量で剛男役に挑んだ鈴木亮平さん、
その成果を存分にいかした堂々たる「猛男っぷり」でしたが、
屈強さのみならず
気持ちが伝わる表情の多彩さも素晴らしくて、
剛男を「体現」しきっておられましたよ…!!
砂川くん役の坂口健太郎くんもイケメてたし
ヒロイン凜子ちゃん役の長野芽郁ちゃんもけなげでキュートで
でも芯の強い感じがよく出ててステキでした。

映画自体のテンション高いので、
見ているだけなのに、なんだかくたくたになりましたが(笑)
見終わったあと、とてもあったかい気持ちになる映画でした。

なんというか、

「現実は必ずしもこうじゃないけど、
でも虚構だからこその、
こうだったらいいなーっていうものを見せてくれた故の多幸感」

みたいなのがあって、
その「感じ」が原作ととても共通してた気がします。
映画にするにあたっていろいろ脚色されてるのですが、
見終わった後「この感じ」に着地させてくれるとこが
いいなあ〜、ステキだなあ〜と
(言うまでもないことですが、
映画とマンガはメディアが違うので
原作とそっくりな役者さんで原作の通りに作れば同じ感動が味わえるわけではない。
なのに、この「多幸感」があるのは、
すごいことだなと思いました)。
主題歌(マッキー!)も最高にピッタリでした。
エンドロールの演出もよかった。

原作はもちろん、映画も公式Facebookもオススメです。
(アニメは申し訳ないことにきちんと見られてないんですが、
女子のみならず、特に男性に好評だったと伺っております。時間を作って、まとめて見たいと思ってます!)
posted by 川原和子 at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月28日

マンガ史講座「オスカルのきり拓いたもの」講師やらせていただきます

暑いですね…!
みなさま、隊長、ちがった体調など崩されていませんか?

さて、来る8/31と9/7の2回にわたって
かつしか区民大学マンガ史講座
講師をさせていただくことになりました!


少女マンガの金字塔「ベルばら」、
その作者・池田理代子氏についてのお話をはじめ、
日本の少女マンガについて
よくご存じない方にも(もちろん、マンガ好きな方にも)楽しんで学んでいただけるよう
鋭意準備中ですので
暑い中で恐縮ではありますが
ぜひ聴きにいらしてくださいませ!
どなたでも受講でき、費用はたったの300円という太っ腹講座です!)




かつしか区民大学「マンガ史講座 ベルサイユのばら」

大ヒット少女マンガ「ベルサイユのばら」の主人公・オスカルを読み解くことによって、恋愛や女性の社会進出について考えます。また、日本の少女マンガ文化について、図像や描かれた世界、作家性について学びます。


【日時】8月31日(日)、9月7日(日) 午後2時から4時
【会場】郷土と天文の博物館 (葛飾区白鳥3-25-1)
お花茶屋駅(京成電鉄本線)北口より徒歩8分
http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/information/access/index.php

【対象】どなたでも
【定員】80人(多数抽選)
【講師】川原 和子(カワハラ カズコ)(マンガエッセイスト)
【費用】300円
【申込方法】往復ハガキまたは電子申請で、講座名「マンガ史」、住所、氏名(フリガナ)、年齢、電話番号を記入の上、下記へお申し込みください。

●受講申込み(電子申請)

https://www.e-tetsuzuki99.com/eap-jportal/PkgNaviDetail.do;jsessionid=900a3c4750267939398953f8936bd26f17fce4b7898ea0eb9e751d89bd6eee52.e38Nbh4Rc30Tc40Lbh0RaxmSaxaQe0?lcd=131229&pkgSeq=201993
●往復ハガキ
〒124-8555 葛飾区立石5−13−1
葛飾区教育委員会事務局 生涯学習課 区民大学担当係
手続概要  区民大学単位認定講座
受付期間 2014 年 07 月 22 日 00 時 00 分 から 2014 年 08 月 19 日 23 時 59 分 まで


川原和子略歴
マンガエッセイスト。幼稚園教諭、学校事務、アニメ制作会社ガイナックス広報等を経て独立。著書に『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』 (NTT出版)。
朝日新聞社「ベルばらkidsぷらざ」サイトにてコラム「いつも心に少女マンガ」連載(2006年8月〜2007年2月)
http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2007/02/post_5f87.html
『池田理代子の世界』(朝日新聞出版 2012)編集協力、執筆
NTT出版Web (http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/index.html)でマンガ時評「此れ読まずにナニを読む?」連載(2014年4月終了)。NTT出版Webで新連載準備中。





posted by 川原和子 at 11:03| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月19日

トークイベント「ドラマヒロイン進化論」、マイナビさんに

先日(2014年5/18)登壇させていただいた
西森路代プロデュース
「ドラマヒロイン進化論
〜東京ラブストーリー・赤名リカから
失恋ショコラティエ・高橋紗栄子まで」

というイベントの内容を、
マイナビさんにアップしていただきました!


『東京ラブストーリー』から『失恋ショコラティエ』まで
女はどう変わった?

http://news.mynavi.jp/articles/2014/06/18/dramaheroine/


バブル前後から現在まで
20年以上(!)の女性の生き方の変遷について
象徴的なドラマを題材としながら
トークさせていただいた内容を
まとめていただいてます。

今回のイベント、
西森さんのたててくださったテーマがの論点が明確で
かつ、
登壇されたみなさまの知的&体験的アプローチからの
お話があって、
すごく立体的にいろんなことが見えて、
私自身も刺激を受け、面白かったです!


そして、
会場にいらしてくださった他の方にも
「膝を打ちまくりました!」とおっしゃっていただいた(笑)
血と実感がにじみくった私の台詞を
ラストに…もってきて…いただいてます…(げふっ←吐血)。


えーと、
今度(があるなら…)は、
夢とか希望のある「しめ」も、語らせていただきたいと思います…(笑)!




関連エントリ:

文化系トークラジオLifeイベント、おまけ。
2014年5月23日
http://mangalove.seesaa.net/article/397717387.html
posted by 川原和子 at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月23日

文化系トークラジオLifeトークイベント、おまけ。

 さる2014年5月18日(日)、
文化系トークラジオLifeトークイベント
西森路代プロデュース
「ドラマヒロイン進化論〜東京ラブストーリー・
赤名リカから失恋ショコラティエ・高橋紗栄子まで」


というイベントに登壇させていただきました。

http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20140508110509.html

出演者は、
ライター・西森路代さん(今回の企画のプロデュースも!)、
少子化ジャーナリスト・白河桃子さん、
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表清田隆之さん、
編集者・ライターの斎藤哲也さん、
そして川原の五名。


当日は、テレビドラマ「東京ラブストーリー」(1991)、
「やまとなでしこ」(2000)、
そして「失恋ショコラティエ」(2014)

という3作の、ヒロインと恋愛と仕事と結婚の変遷を比較することで
時代の変化を読み取りつつ議論を…、
ということでお話をさせていただき、
私は「東京ラブストーリー」と「失恋ショコラティエ」がマンガが原作、という
ことで
マンガ担当(笑)的ポジションで、トークに参加させていただきました。

なにしろ時間が1時間半と限られていたので、
あっという間に時間が過ぎて
用意していったことがしゃべりきれなかったりしたのですが、
以下、
当日紹介した記事の出典や、私の個人的雑感などを
おまけとしてここでメモ的に公開したいと思います〜
(ネタバレ含まれますので、ドラマを未視聴・マンガを未読の方、ご注意くださ
い)。


・トーク冒頭で紹介したコラムニスト中野翠氏の「スカーレットの法則」は、
『私の青空1991』(文春文庫 p.175所収。初出は朝日新聞)。
高視聴率をとったドラマ「東京ラブストーリー」を見た多くの女性視聴者は、勝
ち気でまっすぐな赤名リカ(演:鈴木保奈美)に強力な一体感をもち、しとや
かで湿っぽい関口さとみ(演:有森也美)を嫌った。
これは、「風と共に去りぬ」を見て、おとなしいメラニーに近い性格の女であっ
ても奔放なスカーレットに感情移入する「スカーレットの法則」ではないか。
多くの女性たちは、リカを応援しても、現実にはさとみのような「わかりやすい
女らしさ」を演じているのでは…?という指摘。

面白いのは、中野さんはリカとカンチが別れるラストを「さわやかなハッピーエ
ンドだと思った」と書かれていること。
「『根が、さとみ』の女の子たちには大不満だったようだ」とも。
  ↓
・たしかに、リカにとってカンチは通過点にしかなりえない存在に見える。だっ
て人としてのパワー、排気量が違いすぎる…!別れは必然でしょう。
別れも断然、リカ主導だし。
でも、91年の段階で、ヒロインが恋人と別れる展開を「ハッピーエンド」と喝破
した中野さんはすごい。

・ドラマ「東京ラブストーリー」では、原作よりもさらにリカとさとみをわかり
やすく対称的キャラにしている。
リカはボブ+パンツスタイルで颯爽と、さとみはロングソバージュ+ロングス
カートと服装も対称的。
リカはカンチが部屋に来たとき、わざとカップラーメンしか出さない(=料理は
できるが、手料理で男をつるのを潔しとしない)。
対するさとみは図らずも(リカとカンチの仲が瀬戸際のときに)おでんを手作り
してカンチのところに持って行くのだ!


・原作「東京ラブストーリー」を描いた意図について
作者の柴門ふみ氏は文春文庫版『東京ラブストーリー』の下巻(2010)収録の鈴
木保奈美との対談で、

「漫画家を十数年やっていて、どうしても男女ともに受け入れられるラブストー
リーが描けなかった」

ために、戦略で描いた話だと言う。

「それで、男女を網羅したラブストーリーを描こうと思ったわけです。
(略)とにかくそうやって、リカが嫌いな人はさとみを好きになり、三上を嫌いな人は
完治を好きになり……あらゆる読者をキャッチできるという。」
(p.438)

大ヒット作を連発したマンガ家・柴門さんの、とても興味深い証言。
複数ある文庫版のおまけ的に収録されたもので意外と見落とされがちかも、と思うので、記録的な意味も込めて、ここにメモ。

以下、川原雑感。

・「東京ラブストーリー」は一貫して、ほとんど「お金の話」をしない(好景気
ゆえ?)。
・「やまとなでしこ」のヒロイン・桜子(演じるは松嶋菜々子)は、貧乏育ちゆ
えに「私は貧乏が嫌いです」と言い切り、お金持ちとの結婚による階層上昇
をめざす…という思い切った設定。
・「失恋ショコラティエ」では、ここ数年の女性誌が「モテ」「愛され」と連呼
し啓蒙してきたテクを体現したような「女子プロ」・サエコが颯太に熱烈に愛
される…が、物語初盤であっさり他の男と結婚。
が、颯太には片想いされ続ける→明確に「結婚はゴールではない」ことを見据えた。

・原作の水城せとな氏は、他の作品でも、美麗な絵柄で「愛という美しい名で呼
ばれるもののドロドロした内側を丹念に暴く」ような作風。
【参考】水城せとな「黒薔薇アリス」評
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/068.html

・原作マンガ「失恋ショコラティエ」も、ある意味で、愛に関する、ライトな
「女の不幸の展示会」の趣も?

△昔の少女マンガならヒロインになれる優等生タイプの薫子は、自分の気持ちを
直視できず、モラル的正しさを周囲にぶつけては自分に跳ね返り、傷つき損を
している不器用な「痛さ」が描かれる。
△恵まれた容姿のモデルの「えれな」は、「あたしの仕事は女の子受けすること
だから」と、「男に受けることと女に受けることは違う」「女に受けても、モ
テない」ことに自覚的。実際片想いは、うまくいかない。
△サエコは、夫に所有物のように扱われ、DVを受ける。颯太には妖精&創造の
ミューズ扱いされているが、それ故、生身の女として未来を一緒に生きよう、
とリアルには踏み込まれない。「有り余る女子力」がありながら、内実はあまり
幸せそうではない?

・ただ、水城氏は、「失恋ショコラティエ」を「ふつうのお話」と考えている
(単行本4巻「作者からのメッセージ」)。
「少女漫画としては変わり種扱いにされがちですが、現実にはどれもふつうの
話」だと。
おそらくサエコのことも、水城さん的には「コミュニケーションを大事にしてい
る、ふつうの女の人」として描いておられる。

★★★
今期は、若者の恋愛ドラマがない(!)そうなのですが、
ここまでいろんなこと(=恋愛と呼ばれるものの実相)を「暴かれ」てしまい、
経済も好調とは言えない現在、
「甘いファンタジーとしての恋愛」は描きにくいのかもしれないな…と改めて感じました。
posted by 川原和子 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月20日

発売中の『AERA』女子マンガ特集に

なんだか急に夏みたいに暑いですね。

現在発売中の週刊誌

『AERA』2014.5.26号
にて

「最強女子マンガで人生を乗り切る」と題して、

オススメの女子マンガを紹介する座談会を
明治大学教授・藤本由香里さん、
マンガ研究者・ヤマダトモコさん
と一緒にさせていただきました!

学生の頃はマンガを読んでいたけれど、
長く離れていて
何を読んだらいいかわからない、という読者にオススメする少女・女性向けマンガ作品は?
…というご依頼をいただいて、
尊敬する大好きな先輩であるお二人と
真剣に考え、
かつ、
楽しくお話させていただきました!


今市子先生の美麗な描き下ろし扉絵は眼福です!(今先生のインタビューも掲載!!)


これだけのページを割いたマンガ特集は『AERA』初とのこと。


図書の家さん作成の力作年表も掲載。
質量ともに充実の内容になったと思います。

ぜひチェックしてみてください〜!
posted by 川原和子 at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月06日

NTT出版web更新!


あけましておめでとうございます。


…ってもう2月だよ!!
節分の豆もまきおわって、
なんならぼちぼちお雛さま出そうかって話ですよ!?


…すみません……。
一応、今年最初の更新なので……
挨拶大事かな、と思いまして。


…はい、そう思うなら1月中に更新しろ!

仰るとおりでございます(土下座)!!

…告知関係をツイッターでするようになったら
ブログの更新がめっきり減ってしまい、
気がついたら……去年の8月が最後の更新となっておりました……。


反省しております。
今年はもうちょっと頻繁に
(そして、マンガ以外のネタでも)更新していきたいと思ってます。


ともあれ、まずは恒例・毎月5日の更新です!
(昨日アップしようとしたら、偶然Seesaaのメンテとばっちりぶつかって1日ズレてしまいました!
遅れついでで大目に見てください!)

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、
那波マオ「3D彼女」(講談社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/111.html

をとりあげています。

オタク男子高校生の恋路の悪戦苦闘を描く少女マンガに
四十路のわたくしが
激しく共感しまくった理由を
ひくほど克明に書いております!!!




そして昨年末、
この「3D彼女」が掲載されているマンガ雑誌『デザート』について、
料理研究家の福田里香さん、
ライターで研究者のトミヤマユキコさん

という超豪華メンバーと座談会をさせていただきました!

http://natalie.mu/comic/pp/dessert

福田さんの

「少女マンガの大きな役割のひとつは、王子様像の提案」

というご発言、

そしてトミヤマさんの

「完璧な王子様はそこから減点するしかないけど、
最近の王子様は一見ダメな奴に見えてもあとからどんどん加点していくっていうパターン」


という趣旨(※引用者による要約です)のご発言に

「おおおおおお!」

ヘッドバンキングか!?ってくらい
うなづかさせていただきました……!!!!
こちらもぜひご一読を!!


本年もよろしくお願いいたします。
posted by 川原和子 at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月06日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、
カレー沢薫『アンモラル・カスタマイズZ』(太田出版)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/105.html
をとりあげています。





キレまくった言語センスが光る初連載作『クレムリン』もオススメ。
posted by 川原和子 at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月10日

NTT出版web更新!&マンガ学会に行ってきました

あ、暑いですね…!

★★★
先週末は
日本マンガ学会の大会
http://www.jsscc.net/convention/13
に参加するため
北九州へ行っており、
昨日(火曜)、東京へ帰って参りました〜。
前後に別の用事もくっつけて、
合計4泊5日のひさびさの長めの遠出となりました。

会場となった
北九州市漫画ミュージアムは
http://www.ktqmm.jp/
小倉駅のすぐそばのビルの中にあり、
決してすごく広いわけではないのに
地元と関わりあるマンガ家さんや作品が
わかりやすく紹介されている上、
マンガを読める快適空間が用意されていて
すごく素敵な場所でした。
近くに住んでたら通って
寝っ転がって(なんと寝っ転がれる場所があるのです!)マンガ読みたい…(笑)!


マンガ学会は
発表もシンポジウムも充実していて
大変刺激を受けました。

最近ずっと家にいて
あまり人に会わない(会えない)生活だったので、
ひさびさにたくさんの人にお目にかかり
直接さまざまな話をさせていただくという
とても贅沢な時間を過ごさせていただきました。。

あまりの情報量に
言語化して自分の中で整理して飲み込むまで
時間がかかりそうですが、
直接人にお会いして受け取る情報の量と質の厚みって
すごいんだよな…と
改めて感じたりしています。

そして、
マンガ学会の大会、
参加者への事務的なおしらせや誘導にいたるまで
スタッフの方々の的確な心配りが行き届いていて
素晴らしかったと感じました。
こういうのって、
入念な準備と当日の臨機応変な対応の
両方があってのことだと思います。
一参加者として
「おかげさまで楽しかったです」
「ありがとうございました!」
とお礼を言いたいです。



大会でお目にかかったみなさま、
お世話になり本当にありがとうございました!
★★★
NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。

今回は、
竹内友『ボールルームへようこそ』(講談社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/104.html
をとりあげています。


中学生男子が主人公のとっても熱い「社交ダンス少年マンガ」!!
少年マンガとしては珍しく、社交ダンスという題材でありながら、
とっても少年マンガらしい内容になっているのはどういう部分か?
ということや
この作品ならではのユニークな部分について
考察しております!
posted by 川原和子 at 10:46| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする