2006年10月29日

「毛のない犬」が出てくる社歌?

 漫画史の研究者で、現在は北九州市立大学の先生である宮本大人さんのブログ「ミヤモメモ」
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/
の、10月28日「チェコのマッチラベル展へ行く」に、不思議な記述が。

ご自宅の近くのデザイン会社、アポロ計画さんの応接スペース(!)にて開かれているマッチラベル展を見に行かれたそうなんですが、宮本さん曰く、


> 社歌に出てくる毛のない犬のことも少し期待して行ったのですが、実際に
> きゃんきゃん言って歓迎してくれたのはふっさふさの小型犬でした。なん
> で?生えた?


とのこと。


…しゃ、社歌に出てくる毛のない犬?
それ、どんな社歌???


と興味をひかれて、さっそく宮本さんのブログ・ミヤモメモの「デザイン会社アポロ計画」をポチッとクリックして、聴いてみました!!

アポロ計画さんのHP↓
http://www.apollo-keikaku.com/
(社歌は、「株式會社アポロ計画のうた the movie」で聴けます)


……おおお〜、なんと申しましょうか、肩の力がぬけまくった(ホメ言葉)社歌とは思えぬ(ホメ言葉)ステキな社歌ですね〜。
ラストの

「アポロ企画じゃありません」

って一言もいいです。
う〜ん、きっと何回言っても、何度も何度も微妙に間違えられてきたんだろうなあ〜、という歴史を感じますね(笑)。
一文字違いですもんね、「計画」と「企画」。
間違う方の気持ちもわかります(笑)。


個人的には、


>実際にきゃんきゃん言って歓迎してくれたのはふっさふさの小型犬でした。


というミヤモさんの文章の「ふっさふさ」という表現に胸がキュン、としました。
見てみたいです、ふっさふさの小型犬…(うっとり)。


>なんで?生えた?

ってのもいいですねー。
ホント、なんで?生えたの?


そして、マッチラベル、めちゃかわいい!!


福岡にもユニークで元気な会社があるんだなぁ、と(元市民として)嬉しい気持ちになりました。
posted by 川原和子 at 11:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月28日

ヴィトンの新作バッグは

朝日新聞の10/20(金)夕刊に載っていた記事。

バランス重視 07年春夏パリ、ミラノ・コレクション
http://www.asahi.com/culture/fashion/TKY200610230314.html

(以下、引用)
> ルイ・ヴィトンは、極薄レザー素材のショッピングバッグとでもいえそ
> うなシンプルで大きなバッグ。服がよりエレガントで上質になったため、
> カジュアルな感覚の大型バッグが服と対照的で新しいバランスを感じさ
> せた。



とのことですが…このバッグを見たとき連想したのは、

100均のビニールバッグ

でした。
……に、似てません?

viton?01.JPG


…と思ってチェックしたら、…マジ激似です。
(写真は、100均のビニールバッグ。上↑のリンク先の画像と見比べてみて下さい!!
この写真ではひらべったくてわかりにくいですが、100均バッグにもちゃ〜んと「マチ」もついてるので、本当に似てます)



……私も、100均のビニールバッグを買ってきて、
これさげてヴィトンのお店に入ってみようかしら?

いえ、やりませんけど。


しかし、誰か、

「それ、日本で100円で売ってるビニールバッグみたいやで」(何故か関西弁)

って、ヴィトンのデザイナーに教えてあげて下さい!!
posted by 川原和子 at 18:58| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記

2006年10月27日

今、そこにある危機

 さっき気がついてちょっと愕然としたんですが、引っ越しから早、一ヶ月半が過ぎてしまいました。


…はぁ〜。


と、しみじみとため息をついてしまいますが、いやぁ〜、…引っ越しって、こんなに大変でしたっけ?


というのも、私の前回の引っ越したは、なんと同じ町内でだったので、住環境的にはそんなに変わらなかったんですね。
ゴミ捨てルールも、買い物するお店も、よく使う図書館も、ぜーんぶ同じ、おなじみのもの。
荷物も、小物なんかはちまちま自分で運びこめるくらい近所への引っ越しだったので、まあそんなに大変じゃなかったのかもしれません。
7年前だから、単に大変さを忘れちゃってるのかもしれませんが。


でもまあ今回は、一応電車で数十分とはいえ、県をまたぐ引っ越しなので、届け出とかゴミ出しシステムの違いを把握することとか、何かと大変でした。
あと、7年も同じ所に住んだあとなので、荷物がかなり増えていた(特に本)というのも、大変なポイントでした。
荷物が多いと、たとえお任せパックであっても、なにかと煩雑なものです。


…でも、引っ越したらまあ、ラクになる、って思ってたんです。
いままでよりかなり、都心に近くなりますし。
そして、いままではアパートだったけど、今度は古いとはいえマンションなので、いろんな面で便利になるのでは?と期待していたのです。

が。

…老朽化の進む築21年のマンションは、思った以上に手強かったのでした…。


どう大変だったかと言いますと、
9月21日の日記
http://mangalove.seesaa.net/article/24499345.html
にも書きましたが、入居してみると、まず、


@リビングのガス栓が壊れてる

Aトイレのウォシュレットが動かない

Bお風呂のお湯の出がものすごく悪い



また、


Cお風呂にためてたお湯が、時間が経つと漏れて減ってしまう

Dトイレの換気扇が、小規模な非常ベルみたいなへんな音がする



といったトラブルが。
@、A、Cは直してもらいましたが、Bは直しようがない(直すとすれば数千万円単位の工事が必要)、とのこと。
あまりにシャワーの勢いが弱いので、節水用のシャワーヘッドにすれば多少は改善されるか、と、9月22日に不動産屋さんが来て節水タイプのやつに付け替えてくれましたが、正直、「すごく勢いがよくなった!」的な効果はないみたいです…(がくり)。
Dは、業者の人が見に来てくれて、
「直しますので、もうちょっと待って下さい」
と言われて、ペンディングになったままです。


「まぁでも、いつまでもメゲててもしかたないし、工夫して、慣れればなんとかなるか」

と気を取り直して、早めにお風呂にお湯を入れ始めるように心がけるようにしたりしてたんですが、いざお風呂場で(シャワーが弱いので)バスタブから洗面器ですくった体にお湯をかけると……ん?
今度は、


Eお風呂の排水がすごく悪くて、お湯が排水されず、洗い場にたまってくる(=洗い場、お湯浸し)


という現象が……。



そもそも、私は水回りの使い勝手に関してはかなり気になるほうで、不具合がストレスになる質なので、このあたりでかなりこめかみがヒクヒクしてきました。
正直、


「シャワーはちょろちょろしかお湯が出ないわ、それでいてバスタブからお湯をくみ出して体にかければ、今度はお湯が流れねーわ…なんじゃあこりゃあ!」

という心境です。あんまり関係ないけど畑中葉子の「後ろから前から」という曲も思い出したりしました。
トラブル、後ろから前から(←?)。
もう大変です(ちなみにこれも、不動産屋を通じて業者の人が来てくれましたが、配水管のフタになってる部分がとれないので、やや大がかりな工事をしないと直らないとのこと)。



 こういった一連のトラブルを、いちいち不動産屋さんに連絡→業者に来てもらう→でも半数はスッキリ直らず、という果てしない繰り返しにいささか疲れてきたころ、炊事をしようとキッチンの水道レバーを上にあげたら、なんと、


Fレバーがすぽっととれる

という事態が。
ギャァアアアアアアアア(←楳図かずおマンガ風に)


と叫びたい気持ちになりつつ、押入からものを出そうとしたら…ん?
なんで、ここ、濡れてるの?

……げっ、この家、


G雨漏りしてる!!(←ダメ押し)


ということが判明し、めまいしそーになりながらも必死で、そこから布団を運び出しました…(そんなわけで現在、布団は部屋の隅にたたんで出しっぱなしです…)。



しかし、わたくし、結婚以来11年、ずっとアパートに住んでましたが、一度も雨漏りなんか経験したことありません。
曲がりなりにもマンションなのに、雨漏りって……。
ドラマとかマンガによくあるような、タライかバケツを下に置くような落下型ではなくて「じわじわ浸水」という形ではありますが……あのう……雨風しのげる家に住みたい、と望むのは、贅沢じゃないですよね…?(←だんだん、基準がよくわからなくなってきました…)。


いえ、贅沢とそしられてもいいです。
せめて雨漏りだけはしない家に、住みたいです……(と、部屋の隅に積まれた布団を見ながら、切実に感じます)。


あ、Fのレバーはすぐ直してもらいましたが(ネジが外れてたそうです)、雨漏りの方は、ちょっと大がかりな工事になるとのことで、まだ日程の連絡等、来ていません。



…とまあ、そんなわけで、ウキウキ★新居ライフ、のはずがなんとなく疲れた表情がぬぐえないわたくしなのでした……。
また、疲れてるところに追い打ちをかけるように、左奥歯・ハグキが痛み出し、歯医者さんに行ったところ、左奥歯の根の部分が膿んでる、と言われ、こちらもせっせと治療に通うハメに。レントゲンをとっていただき、
「ちょっとハッキリわからないけど、左奥歯が割れちゃってるのかも」
と言われました。
ハハハ…住居も肉体も、老朽化で、もうタ〜イヘ〜ン……(うつろな口調で)。
またこれが、詰め物してもらうとその日のうちにとれちゃったり(2回も!)して、そのたび歯医者に駆け込んだり、たいしたことをしてないのにやたらと気ぜわしい日々なのでありました。とほー。
…まあおかげで、引っ越し早々、近所の歯医者さんを把握できましたけどね!(ポジティブに考えてみる)



あまりに立て続けにトラブルばかりあるので正直、かなりメゲてもいますが、もちろん、いいところもたーくさんあります。
なんといってもありがたいのは、


都心に近いから、便利!!


という点ですねー。
これはホントーに、ありがたい。
夫の通勤も、かなり時間が短縮されました(そもそも、これが大きな目的の引っ越し)。
通勤のない私でも、ちょっとした用事でも、あっというま(あくまで当社比)に都心に行って帰ってこられるし、バスをつかう、という手もあり、これだとかなり家の近くまで来てくれるので、荷物の多いときなんか便利です。

素晴らしい!!
あまりエネルギッシュといいがたい私たち夫婦にとって、この「都心へ出ることの、時間と労力の大幅削減」は、ヒジョーにありがたい部分です。


もちろん、最寄り駅からは遠い(20分くらい歩く)んですが、商店街を通ったりするとなかなか楽しいので、意外に歩きは苦になりません。
もともと、歩くのも嫌いじゃないし。
この便利さは、これから出かける機会が増えるにつれ、ますます実感していくのでは、と期待しています。


それから、今の住まいは、駅から離れてはいるけど生活に必要なもの(主に食料)を買うのにすごく便利な場所なので、これも気に入ってます。
近くにおいしいお豆腐屋さんも、お魚屋さんも八百屋さんもありますし。
これで本屋さんがあればもう言うことないな、ってくらいの充実度です。


あと、やっぱ前より都会なので、わりと近所に、目移りするくらいに美味しそうなお店がいっぱいあるのも嬉しい。
これは、「地元を把握しなきゃねー」とか言い訳(?)しながら、つれあいと二人で、機会を見つけてはせっせと外食してお店を開拓しつつある今日この頃。
おかげで散財中ではありますが、大きな声では言えませんが、料理大嫌い・外食大好きな私にとっては、か・な・り幸せポイントが高い点です。



そんなわけで、トータルで考えれば、

「引っ越してよかった!」

と思ってはおりますよ!いや、ホントに。
あと、家も、前よりスペースにゆとりがあるので、やっと「家庭っぽくなった」ような気もします。



…でも、とりあえず、とにかく雨漏りを、なんとかしてほしい


雨漏り。
それが我が家の、「今、そこにある危機」なのであります!!
posted by 川原和子 at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月22日

ダブり買い

 引っ越して以来、なんとなーく村上春樹の本が読みたくなって読み返してるのですが、「あ、もう処分しちゃったのかな」と思って買い直したら、後から出てきた本なんかもあってがっくり。



それにしても、学生(生徒)時代の私は、基本的にお金がなかったので、当然「おこづかいでどの本・マンガを買うのか」というのはものすごい吟味の上で行われる行為でした。
だから自分の持ってる本は当然よく把握していて、ダブり買いなんてありえなかったわけです。


そんなある日、誰か(忘れた)のエッセイを読んだら、

「最近めっきり記憶力が衰えて、もってないから買った、というつもりの本を家に持ち帰ると、既に書棚に並んでいたりする」

ということが書かれていて、

「な、なんだってー!!
持ってる本をもう一度買うなんて、
なんてお金持ちなんだこの人は!!

と驚愕したものですが、その基準で行くと私もお金持ちになったものですなぁ(しみじみ)。

10代の私なら、ダブリ買いなんて、自分で自分を殴りたい!くらいの「あってはならない不始末(というか、ゼータク)」でした。
「そのお金で、買いたいけどガマンしてるアレかコレが買えたかもしれないのに、おおおお前は、どどどどんな金持ち気取りじゃゴルァ!!」
って感じです。
その怒りをぶつける相手は自分なわけですが。


今はダブって買っちゃっても、まぁがっくりうなだれてしばらく「……」という感じにはなりますが、けっこう素早く

「ま、ま、いっか。ま、いっか」

と立ち直りますからね。


…まー、いちいち落ち込んでたら生きていけないので(失敗の多い人生です…)、「素早く(自分の中で)なかったことにする」という処世術を学んだ、ってことでしょうか。
posted by 川原和子 at 10:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月20日

「ベルばら」体験と川原泉

朝日新聞社の「ベルばらKidsぷらざ」の連載
「いつも心に少女マンガ」

第6回 「ベルばら」体験と川原泉
http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/10/post_7c28.html

更新されました。

今回は、私が個人的にこだわっている「読者としての体験」について、言語化してみました。

@どんな時代にAいくつで
その作品に出会う買って、マンガの場合特に、その作品への没入度、思い入れ等に、すごく大きな要素だと思っているので。


よろしかったらご覧下さい。
posted by 川原和子 at 13:10| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月16日

「のだめカンタービレ」のドラマ

 今日から始まりましたねー、「のだめカンタービレ」のドラマ。


うん、面白いデス!!(←のだめ口調)
上野樹里ちゃん、のだめにピッタリっすね。
個人的には、ハムこと早川くんの太り具合がすごいリアルで、ツボに入りました…。
ステキ。


あ、谷岡先生役、西村雅彦さんだったんですね。
髪があると全然イメージが違って、わからなかった(それもどうよ)…。
や、すごくよかったデス!!


私はあまりテレビが好きじゃなくて(根気がなくて、毎週決まった番組を見るのが苦手、ってのもあり…)ほとんど見ないんですが、この秋から始まったNHKの朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」は、あの田辺聖子先生の自伝的番組、ということで、楽しみに見てます。
すっごく、おもろい(←つい、にわか関西弁に)。
毎朝、8:15からの15分間が、日々の楽しみに。


来週からは、「のだめ」も見なくちゃ。
楽しみが増えて、嬉しいです。
posted by 川原和子 at 22:28| Comment(8) | TrackBack(2) | 少女マンガ

2006年10月09日

マツジュンにジェローデルを!!

朝日新聞社の「ベルばらKidsぷらざ」の連載
「いつも心に少女マンガ」

第5回 マツジュンにジェローデルを!!
http://bbkids.cocolog-nifty.com/bbkids/2006/10/post_1a88.html


掲載されています。

いや〜、今回は読者の方の発想に、目からウロコがぼろっと落ちました。


このあたり、(私はまったく不勉強で詳しくないのですが)宝塚や少女マンガ、そしてジャニーズにも、「性別を越境する楽しさ」という共通項がひそんでるのかも…などと思いました。
ジャニーズの場合は、別に女装するってわけじゃないのですが、女の子の好む要素をうま〜くひきだすようにしてある気がしてて、そのシステムにはつねづね、関心をもっています(と言いつつ、根気がなくて、遠くからぼんやり眺めてるだけなのですが)。



●尚、このあたり(性別越境)についての考察に関しては、藤本由香里氏の御著書『私の居場所はどこにあるの?』(学陽書房 1998)で、「女の両性具有、男の半陰陽」という章で詳しく書かれています。
少女マンガにとっては、とても重要なファクターだと思います。
posted by 川原和子 at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月08日

米沢さんのお通夜

 10月6日、金曜日。
マンガ評論家・コミックマーケット代表の米沢嘉博さんのお通夜に行きました。

 夕方になっても、ほとんど嵐と言ってもいいような激しい雨と風で、最寄り駅まで歩く(徒歩20分弱)ことは、そうそうに断念。タクシーで駅まで行き、麻布十番駅で下車。


 駅からお寺まで、要所要所に案内の人が立たれ、お寺に着いてからもたくさんの弔問者をスタッフが「ご記帳おすみでない方はこちらへ」「お焼香の方はこちらの列へお並び下さい」と手際よく誘導しておられるのを見て、さすが、と思いました。
 私も傘をさして記帳の列に並びましたが、いざ順番がきて、記帳をするテントにはいろうと傘をたたむと間髪入れずに両脇からスタッフの方がさっ、と傘をさしかけてくださり、その行き届いたお心遣いと行動に内心、頭がさがりました。

 記帳後、お焼香の列に並ぶため、再び傘をさして外に出ましたが、スタッフの方の、

「お焼香の最後尾、こちらになります」

という言葉に、なんだかコミケに来たみたいな錯覚に陥り、泣き笑いな心境に。
会場に入り、お焼香をして、奥様の(おそらくは泣きはらされた)顔を見た途端、胸がいっぱいになり、ただただ無言でお辞儀をして、その場を辞してきました。


 雨にもかかわらずたいへんたくさんの方がいらしていましたが、スタッフの手際の良い誘導で、人の流れはスムーズで、コミケで培われたノウハウの成果を目の当たりにした気持ちでした。



 コミケというのは「思いを形にする場」を提供してくれた、と個人的に思っていましたが、スタッフの方々のきびきびとした働きぶりも、広い意味で、米沢さんを悼む気持ちを形にしたものだったんじゃないかな、と思います。それも、とても美しい形で。


 帰宅して、知り合いの方々のブログ、日記などを拝読して、それぞれの方がそれぞれの形で米沢さんの死を悼み、だけどいたずらに悲しみすぎることなく受け止めておられる姿に、静かな感銘を受けました。
スタッフの方々が、悲しみを秘めながらもご自分の持ち場を淡々とこなされていたように、私も(コミケに売り手として参加したことさえないけれど)、私のいる場所で、私に出来ることをやりたいな、と思えてくる。そんな一日でした。



 私は米沢さんと直接お話しさせていただいたことは本当に数えるほどしかありませんが、2004年に、数名の方々とベネチア・ビエンナーレを見に行った際に、少しだけお話しさせていただいたりしました。
ベネチア滞在中、何度か宿から会場に通うなかで、たまたまてくてく一人で歩いて会場に行く途中で、海に釣り糸を垂らしておられる(!!)米沢さんに遭遇、「えー!!米沢さん、ベネチアで釣りですか!!」などと言いつつ、そのお姿を激写させていただきました(この写真、のちほど、ご本人宛に送らせて頂きました)。
出展作家なのに、なんだかのんびりと鷹揚な雰囲気で釣りをなさっていたお姿が、とても心に残っています。


 私にとっての米沢さん(もちろん、私なんかに見えていたのは、ほんのほんの小さな一側面だけだと思いますが)は、どんな状況でもいつも飄々と、そしてニコニコなさっている方でした。コミケという巨大なイベントを作り育て、また代表者としてのお仕事をなさるうえで、米沢さんのそういった資質(あるいは存在そのもの)が、とても大事なことだったのかも、と勝手に感じています。そういう部分は、やろうと思ってできることとはまたちょっと違う、「資質」とか「器」としか言いようがないところであるだけに。


 うってかわって快晴となった翌日の告別式には事情で参列できませんでしたが、ブログ等で様子を知る限り、とても暖かく、よいお式だったようです。


  心からご冥福をお祈りいたします。
posted by 川原和子 at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2006年10月02日

【訃報】米沢嘉博氏死去

  9月30日に、米澤さんがご病気のためコミケット代表を退かれる、ということを知ったばかりだったのに、衝撃さめやらぬ翌日、お亡くなりになった、とのニュース。
驚きました。

「米沢嘉博の代表の退任と新しい共同代表の就任について」
http://www.comiket.co.jp/info-c/C71/060930.html
訃報
http://www.comiket.co.jp/info-c/C71/061001.html
http://www.asahi.com/obituaries/update/1001/001.html

★★★★★★
 とても大きなお仕事をなさっていた米澤さん。

 知り合いというわけでもなく、直接お話しさせていただいたことも数えるほどしかない(それも、大勢の人が集まる場でほんの数回)という私ですが、知り合いのさまざまな方々がブログ等で米沢さんに触れておられる文章を読んで、不勉強な自分が、米沢さんのお仕事の、ほんの一部分しか知らなかったことを改めて痛感しています。

 私が直接お姿を拝見したときは、いつもにこにことおおらかな雰囲気だった米沢さん。
ご冥福を、心よりお祈りいたします。

 周囲の方も、色んな意味で大変だと思いますが、どうぞご自身のお体に気をつけながら乗り切ってくだされば、とお祈りいたします。
posted by 川原和子 at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記