2008年06月30日

男子の「チャーム」、という概念。

 もう一ヵ月も前になっちゃいましたが、
東京・立川にて『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで』(太田出版)の出張版トークイベントが
開催されました。
イベントに関する過去エントリはこちら↓
http://mangalove.seesaa.net/article/96538187.html

TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!
チームケイティーズ
太田出版
売り上げランキング: 41341




★★★
当日は私も聞きに参上いたしましたが、
トークゲストは、
本の中で熱い座談会を繰り広げている

カトリーヌあやこ×金田淳子×能町みね子×福田里香

のみなさんで、非常に濃く面白いお話が伺えまして、
満足して帰って参りました。


★★★
さて、このイベントでも言及されていたかと思うのですが、
福田里香さんは
チーム男子の中心人物には「チャーム」がある、
というような趣旨のことをおっしゃっていたかと記憶しています。



『チーム男子…』本で言うと、以下のあたり。


福田 (略)それで私が思うに、チームには必ずコアがいるんですよ。
カトリーヌ うんうんうん。
金田 リーダーに当たる人。
福田 それでコアの人にはチャームがあって欲しいんですよ。むしろチャームがないと成り立たないというか。(略)

『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで』(p.107)


ここでもさらに福田さんは、

「男の人にキュートという形容詞がつくのはフランク・シナトラから」
「若い頃のシナトラはキュートなんですよ。ちっちゃくてかわいいの。」
「キュートの発生とチームの成立はけっこう切り離せないと思っていて。」

とおっしゃり、
『踊る大紐育』(1949年)のジーン・ケリーとシナトラは、
(今のイメージとは違って)ジーン・ケリーが兄貴で、シナトラは弟分。
そして、このシナトラが「キュート炸裂なんですよ!」とおっしゃています。


この発言にはわたくし、
「おお!!」
と目からウロコでした。


そうか…!!
チーム男子の中心にいるリーダーって、
修行不足の私には、
ときどき「なぜにこの人?」ってことがあるのですが、
「チャーム」(キュート)、という概念で、非常に腑に落ちました。


私がつねづね「よーわからん」と思っていたのは、
『三国志』の劉備なんです。
横山光輝版『三国志』を読んで
「なーんか頼りないよなぁ…なんでこの人が中心人物?」
「なんで関羽・張飛に見込まれたのかいまひとつわからん…」
と思っていたんです(一応、血筋が高貴ということにはなってますが)。
光り輝くスタァ★曹操さまが、かなりのステキ★キャラだけに
なおさら地味に感じたというか。


しかし…!!
それがし、浅はかでござった!!(なぜか武将口調に)


劉備は、その頼りなさ(と言って悪ければ、器が大きく人柄がよい)が

「チャーム」

だったんですね…!!
恐れ入り申した…!!


いや、「チャーム」というのは実際、
すごい(すばらしい)言葉だなぁ、と思ったのは、
たしかにこういう
「ちょっと頼りないのに強烈な支持を(同性から)集めてる中心人物」像って
わりとある気がして、
それを「カリスマ」って表現しちゃうと
なんとなく「見上げる」かんじになって、ニュアンスが違っちゃうんですよね。


でも、その人が中心にいることにより
「男の母性」
とでも言うべきものをくすぐるのでは?
と思う人がときどきいるのですが、
その魅力をうま〜く言い当てた言葉だ!!と感嘆いたしました次第。


『三国志』で言うと
「カリスマ」が曹操で
「チャーム」をもっているのは劉備、みたいな。
(でも曹操にも、チャームもある気もするな…)



…尚、『三国志』に関しては、三国志番長・金田淳子先生が『チーム男子…』でも熱く
語っておられますので
興味のある方はぜひご覧あれ!!
トークイベントでも「よくわかる金田先生の『三国志』講座(愛欲編)(←?)」が
開かれており、勉強になりましたよ…!!


トークイベントでは、能町さん、カトリーヌさんのお話にも
抱腹絶倒だったんですが、
「ここだけのお話」だったのかもしれないので、
心のなかだけに残しておくことにいたします(笑)。


なんか一月前のことを今頃言っていて恐縮ですが、
感動したので書き留めておく次第であります!!


posted by 川原和子 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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