2008年08月13日

先生!!

 なんかここ一週間くらい、あまりに目がかすんだりしてツラいので、
昨日眼科に行ってきました。

「視力も落ちてないし、
キズもない。
結局、ドライアイがヒドいせいですね」

との診断で、以前処方された目薬より
濃度が濃くて、防腐剤の入ってないものを処方されました。
一回分ずつパックされた使い捨てタイプです。


この目薬をさすと、ようやくちょっとラクになってきました。
ドライアイ、おそるべし。


そして、眼科の帰りに書店に寄ってみたら、
こんな本が。

http://www.goma-books.com/product_2624.html?PHPSESSID=71a73ec1c29cbbf0a189faabb3406002

なんと!!
ヨコガキの漱石です…!!
せ、先生!!(動揺)



上↑のページの、


ケータイ小説に親しんだ読者のみなさんの「ヨコガキだから読める。タテガキだと読めない」という声に応えて、名作をヨコガキにリニューアル! 



という説明に、
そうかー、その手がありましたか!!
と感心してしまいました。


そして、「商品詳細」の説明は、

2008年・夏 私は運命の本に出会う。ヨコガキ×こころ。「先生、恋ってなんですか?」名作がヨコガキになってリニューアル!!



ヨコガキ×こころ。
「先生、恋ってなんですか?」



………そういえば、
語り手の「私」が「先生」と初めて出会ったのは、
なんと、鎌倉の海岸なんですよね…(ムロン、「私」も「先生」も男性です)。



お疑いですかな?
う、疑うならココをご覧下され!!
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html

(…あっ、青空文庫もヨコガキですね。考えてみれば)




私がその掛茶屋で先生を見たときは、先生がちょうど着物を脱いでこれから海へ入ろうとする所であった。



って!!
のっけからこんなです。
海辺で「私」は、半裸の先生を見初めてます(と、カッテに断言)。



さらにすごいのが、「私」と「先生」のやりとりです。



「恋は罪悪ですか」と私がその時突然聞いた。
「罪悪です。たしかに」と答えた時の先生の語気は前と同じように強かった。
「何故ですか」
「何故だか今に解ります。今にじゃない、もう解っているはずです。あなたの心はとっくの昔から既に恋で動いているじゃいるじゃありませんか

(略)

「あなたは物足りない結果私の所に動いて来たじゃありませんか」
「それはそうかも知れません。しかしそれは恋とは違います」
「恋に上る階段なんです。異性と抱き合う順序として、まず同性の私の所へ動いてきたのです」
「私には二つの物が全く性質を異にしているように思われます」
いや同じです。私は男としてどうしてもあなたに満足を与えられない人間なのです。
それから、ある特別の事情があって、なお更あなたに満足を与えられないでいるのです。
私は実際御気の毒に思っています。あなたが私からよそへ動いて行くのは仕方がない。
私はむしろそれを希望しているのです。しかし……」
私は変に悲しくなった。
「私が先生から離れて行くようにお思いになれば仕方がありませんが、私にそんな気の起った事はまだありません



あわわわわわわ。
なんなんですか、この問答。
漱石先生…!!





まあ、
阿部川キネコ『辣韮(らっきょう)の皮』という4コママンガでも、
漫研部員(BL同人作家)の月子が、

「ヘッセの『車輪の下』『デミアン』、中島敦の『山月記』、漱石の『こころ』、このあたりはボーイズ小説だから」

という意味のことをゆってます(3巻・95ページ)し、
……ねぇ……。



そもそも、『こころ』で「私」は
先生先生言ってますが
教師とかじゃなくて、
海辺で出会った関係ない人なんですよね。


これは幻冬舎とかで、
「ルチル文庫クラシックス」として
出すべきではないでしょうか!! (腐女子の主張)




……ハッ、
……眼科の先生!!


やっぱり防腐剤入りの目薬、
お願いします……!!!


posted by 川原和子 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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