2009年04月24日

嬉しい感想

えー、
発売中の集英社『LEE』5月号のエッセイ漫画特集にて
エッセイ漫画について
お話しさせていただいています(P.138〜139)。
たいへん盛りだくさんな特集なので、
ご興味のある方はぜひ、ご覧下さい。

LEE (リー) 2009年 05月号 [雑誌]


ところで、3月末に発売になりました、
拙著『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)
人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた

ですが、
読んでくださった方から、メールやお手紙で
感想をいただき始めております(ありがとうございます!)。
読んで頂いただけでもありがたいのに、
感想までいただけるとは…!!と感激しつつ、
一通一通、じっくり読ませて頂いております。


そんななか、
知り合いの編集者の女性から
大変嬉しい感想をいただきましたので、
ご本人に了承をいただきまして、
ご紹介させていただきます。



読んだことのある漫画はうんうんと頷きつつ、また新しい視点に驚きつつ、
読んだことのない漫画は世の中にあふれる私の知らない面白い漫画への悦びと
より一層漫画に搾取される人生を踏み出す恐ろしさに打ち震えつつ、
最後までいっきに読んでしまいました。
漫画を読むだけでも大変なのに、すみずみまで読んで分析できるなんて、
ほんとうにスゴイですね! 福田(里香)さんや藤本(由香里)さんのご本、記事を読んでも
思うのですが、みなさんスゴすぎです〜!

マンガ論を読んでいると、自分の漫画好きとしての知識のなさや読んでいる漫画の少なさに
落ち込んでしまうことがあるのですが、今回の『人生の大切なことは〜』は評論でありながら、
川原さんご自身の感想や体験にも触れられていたので、とても読みやすかったです。
とくに『駅から5分』の項で、くらもち作品のリアルタイム読者ではなかったと
書かれているのを読んで目からウロコでした。
何の根拠もないのですが、漫画評論をする方たちは24年組やそれに追随する有名な漫画家さんの作品は、
皆さん昔から見出して読んできていたと漠然と思っていたのです。
私も少年漫画やアニメに目覚めて、典型的「少女マンガ」を読めていなかった派(?)なので、
同じくそういう方もいるのね、とホッとしました。

また、何より身にしみたのが、p127〜の『赤髪の白雪姫』の冒頭の一文。
私が大人になっても漫画から卒業できないのも、むしろ歳を追うごとにどっぷり漫画生活にはまっていくのも、
すべて小学生の頃に白泉社の漫画にハマったせいだったんですね!
川原さんとは少し世代が違いますが、読み進めている最中に小中学生の頃にハマった漫画たちが脳内を駆け巡りました。
「舞台が外国だったり」サイファ!花咲ける青少年!
「時代物だったり」なんて素敵にジャパネスク!火宵の月!
「ファンタジーだったり」彼方から!天使禁猟区!月の子!
「主人公が少年だったり」グリーンウッド!八雲立つ!ナチュラル!   。。。というように…。


漫画について書いた本は好きで学生時代から読んでいたのですが、ここまで前のめりになって自分を
重ねて読んだ本ははじめてかもしれません。
なんだか暑苦しい、かつ長くて要領を得ない感想になってしまってすみません。
漫画のことになると熱くなるのは長所…だと思いたい…です。



あげていただいている作品でおわかり(?)のように、
感想をくださった方は、
私よりかなーりお若い方なのですが、
白泉社系少女マンガについての、


「少女時代に白泉社の少女マンガを読み始めた人は、マンガを<卒業>しない。おとなになっても、ずっとマンガを読み続ける」。(拙著 P.127)


という私の指摘への熱い共感など、
たいへん嬉しかったです。



また、
ある種の作品に「出会えなかった理由」まで含めて、
事実はできる限りふまえつつ、
しかし、
体験を含みつつ語る。

そういう語り方をする人、という意味をこめて「マンガエッセイスト」という
耳慣れぬ肩書きを名乗っていることもあり、
「自分がどういう読書体験をしたのか(何を読んでないか)という
自覚さえしていれば、
私みたいな人間でも語ってもいいよね、語ることにも意味はあるよね」
とおずおず文章を書いているところのある身としては
御自身の体験にひきつけて書いていただいた感想に
大変に勇気づけて頂きました!!


「自分語り満載のメールが恥ずかしくて書いては消し、書いては消しを繰り返した」末に送って下さった、とのことでしたが、
とても嬉しいメールでした。
送信ボタンを押してくださって、ありがとうございました…!!


【関連】過去のエントリ2008年03月25日
NTT出版webマガジンの連載、更新!!
http://mangalove.seesaa.net/article/90929877.html


posted by 川原和子 at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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