「映像化不可能」と言われた『指輪物語』を驚異の完成度で映像化し、一般の人はもちろん原作ファンまで驚嘆させた『ロード・オブ・ザ・リング』の監督でもある才能溢れるピーター・ジャクソン氏ですが、この方の短パン+サンダルという既視感のあるファッションを見たとき、しみじみと「オタク(な監督)のファッションは万国共通」と強く感じた次第です。
もちろん、才能があって他の追随を許さぬ映像作りが出来るところも共通なわけですが。
「キング・コング」では、痩せてメガネもなくなり(目の手術をしたらしい)カッコよくなったピージャク監督ですが、「よく見るとシャツが『Mr.インクレディブル』柄なんですよ」と夫に言われて目をこらすと…あ…ホントだ…アニメ柄のシャツ着てるよ…。ピージャク監督…。
しかも一説によると、そもそも痩せた理由というのも、『キング・コング』の映画内で、コングを退治するための複葉機に自ら乗り込むためだとか。オ、オタクよのう…。そして、一緒に乗ってたのが、特殊メイクアップ・アーティストのリック・ベイカーってホント?好きですねえ。
日本で言うと、特撮映画で怪獣と戦う自衛隊機に、庵野カントクと樋口真嗣氏が乗るようなものでしょうか。
みうらじゅん氏が、男気(おとこぎ)映画ばっかり見てる男子たちを、そのファッションから「ジージャンズ」と命名しておられましたが、どんなに成功してカッコよくなろうが、心はジージャンズなピージャク監督。素敵です。
たしかこれもみうら氏だったと思いますが、「キャメロンはジージャンズの帝王。どんなに高価なスーツを着ても、裏地はジージャンでできている」と喝破されていましたが、なんか気がつくと、何故かそんな監督の映画ばかり…見せられている…気が…します。
いやー、40近くなってもジージャン着てるなんて、自分でも思ってなかったっす。ワイルドパンチ?サンダーボルト?ええ、もちろん持ってますとも。今度は「友よさらば」をコレクションに加えようと思っております。