2006年07月07日

デスノートは実在した…!!

先日、地元のマンガ好き主婦の友人たちと、「デスノート」の映画を見に行ってきました。

「デスノート」といえば、今回の映画の原作のマンガが大人気で、私も愛読してます。

内容は、名前を書くと人が死ぬ「デスノート」を死に神が人間界に落とし、それを拾った一人の高校生男子が、その力をつかって社会を変えようとしていく…、という、大胆なくらい荒唐無稽な設定を、小畑健氏の精緻かつ魅力的な絵で描いているもの。
私がときどき集まってマンガの話をしたり貸し借りしたりしている、地元マンガ愛好会(仮)の奥様たちの間でもこの作品は注目作で、一度は読書会(!!)を開いてその魅力を語り合ったほどです。

ちなみに思い入れのあるキャラクターも主人公・月(ライト)派、そのライバル・L(エル)派にまっぷたつです。私はだんぜん、常に甘い物を摂取し猫背でツメをかむ、チャイルディッシュなのに頭脳明晰でキモかわいいLがごひいきであります!(と、なぜかケロロ軍曹口調に)


なので、映画版でLがどうなっているかが見るまでは心配でしたが…いやあ、なかなかいいんじゃないでしょうか。
指はLの人格を表す重要な要素だと思うのですが(ものをつまむだけで、ほとんど握らないキャラクター)、L役の松山ケンイチくんは指がきれいで長い俳優さんなので、そのあたり、いい感じでした。


…と私は思ったのですが、同行の奥様がたには「う〜ん、ひと味足りない…」とやや不評。き、キビシー!!
あと、藤原竜也はすごくいい俳優さんなのだろうな、と思うのですが、私の感覚からするとどうにも舞台っぽ過ぎて、映画だと「常に芝居がかった人」に見えてしまうなあ、とぼんやり思いました(ファンの方、ごめんなさい)。それと、FBI捜査官のレイの尾行は、バレバレすぎだと思います。


…などと言いながらかなり楽しんでしまったのですが、みなさん。
…実は…デスノートは、実在することをご存じですか?

…いえ、といっても「名前を書くと、書かれた人が死ぬ」ノートじゃなくて、私の言うデスノートとは、


「読まれたら恥ずかしさのあまり(俺が)死に、読んだお前も死ぬ」ような図画とテキスト群

のことなのDEATH!!


往々にしてフィクション(マンガとか小説とかアニメとか)好きな人間というのは、中学生くらいのときに、ぶつけどころのない情熱が行き場を失って暴発するのか、ものすごい勢いでさまざまな作品への愛を語ったり、あるいは情熱のほとばしりまくった作品などを創造してしまう傾向があるようです。オタクまわり(?)では、その傾向を「中2病」と名付けているそうですが、往々にして「ものすごく稚拙だけどやりたいことと言いたいことは解りすぎるくらい解る小説」とか「同じ方向ばっかり向いてる美形しか出てこないマンガ」とか、
「10代のコンツェルン総帥と、女の子みたいに美形の少年のラブストーリー」とか、あとからふりかえると過去の自分を羽交い締めにして書くのを止めたくなるようなものを書いててしまいがちなので、注意が必要なのデス!!


私の知り合いのある女子は、「片目から血の涙を流す、変な戦士みたいな奴(セリフつき)」のイラストをお描きになっていたそうです(み、見たい…!!)。
また、別の女子は、オリジナル近未来SF(スーパーファンタジー)小説をノート15冊分も書いていて、「登場人物の座談会」なんかもあった(!!)そうです(よ、よ、読みたい…!!しかしご本人曰く、「手動シュレッダーにてこの世から抹殺済み」だそうです。も、もったいない!)。


…そう、デスノートは、危険(?)なのに読みたくなる…そんな魔力をもったノート…。


いや、でも自分の書いたものだけは、絶対読みたくないですけどね!!
マジで悶絶死しそうですから!!
や、ダイジョブダイジョブ、私の場合は幸か不幸かやおい系の目覚めは遅かったし、文才ないから小説書いてないはずだし、…まあないと思うけど、もし万一やっちゃってるとしたら、ゴッドマーズあたりがヤバ…うっ!!頭が割れるように痛い…!!


…記憶がプロテクトされていて、一部思い出せないですが、だ、大丈夫なはずデス…!!
(しかし過去の自分ほど信用ならない人物はいないのであった…)



それにしても、本家「デスノート」に、そんな死因書かれちゃったらイヤですね。


「川原和子 ○月○日死亡 死因:存在すら忘れていた自分が中学時代に描いたヘボ絵と、イタいやおい系妄想小説を発掘。恥ずかしさのあまり悶絶死。最後の言葉は「積み荷を…燃やして…」(←友人Kさんの口癖)みたいな。


死んでも死にきれんとはこのことですよ!!
いや、生きてますよ!!ご心配なく!!
でもそんな死に方だけはしたくない!!(真顔)
心の底からそう思う次第です。
posted by 川原和子 at 22:05| Comment(5) | TrackBack(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
中2病…ありましたねー。
すごく、気持ちがわかります^^

私の場合、あとに残るような作品(小説・マンガ)は書かなかったから、デスノートにはならないです。よかった。よかった。

でも…某中学校の放送室には、やってる本人たちだけが気持ちよかった放送劇(オープンリールテープ)が、今も保存されてるかしら…?
Posted by リル at 2006年07月08日 08:11
私もそんな死に方したくないっ!!
「中2病」初耳でしたが、聞いただけで説明されなくても意味わかるな(笑)。

私は飛行機に乗るたびに「今日墜落して死んだら私の荷物が片付けられてしまう。奥深く隠していたあれやこれやも家族の目にさらされてしまう」と、飛行機の墜落よりもその想像が怖くてびびってしまいます。(なら片付けろや)

家族よりもかえってネットのお友達のみなさんに死後の始末をしていただきたい……。よろしく。
Posted by moyo at 2006年07月08日 09:18
>リルさま
>某中学校の放送室には、やってる本人たちだけが気持ちよかった放送劇(オープンリールテープ)が、今も保存されてるかしら…?

あわわわわ。
そんなデステープが…!?

あと、若い世代だと、

「パソコンの中に、見返すと悶絶死の恐れのあるデスファイルがあります」
「でも、複雑な感情が交錯して…簡単には消せないのDEATH…」

という証言も確認されています。
ううッ…わかりますぞ、そのアンビバレントな気持ち…!!(と、男泣き)


>moyoさま
>「中2病」初耳でしたが、聞いただけで説明されなくても意味わかるな(笑)。

まさに!!

>私は飛行機に乗るたびに「今日墜落して死んだら私の荷物が片付けられてしまう。奥深く隠していたあれやこれやも家族の目にさらされてしまう」と、飛行機の墜落よりもその想像が怖くてびびってしまいます。(なら片付けろや)

奥さん…いったい何を隠しておられるんですか…!?(ごくり、と唾をのみこみつつ)

私も、自分だけ飛行機に乗るときは、つれあいに、

「私のクローゼットに入ってる同人誌は、友人の●●さんと○○さんに形見として持ってってもらって、あとは売ってね」

とちゃーんと伝言してますよ!!(←なぜかやや自慢げに…)

>家族よりもかえってネットのお友達のみなさんに死後の始末をしていただきたい……。よろしく。

……いったい何が出てくるんでしょうか…。


ハッ…まさか…moyoさん'sデスノート!?
Posted by かわはら at 2006年07月08日 14:10
 この記事は読むのが苦しくて苦しくて。
特に拡大文字以降は弾けそうになる笑いを押し殺す(だって夫も子どもも隣の部屋で眠りに着いたばかりなんです)のがツライツライ。(笑・笑)

 わたしにも十分覚えがあります。結婚した時、相当量処分したはずなのに、数年前押入れを片付けていたら出て来ましたよ、デスノートが。チラッと読んで即、畑のすみで燃やしました。(汗)息子たちに見つからなくてよかった・・・。

 そろそろいつ死んでも良いように、物置の本箱にしまってある少しアブナイかもしれない本は処分するべきなのかとコメントを呼んでて思いました。(あぁ、サド伯爵さま、花輪和一さま・・、あ、いけない。野阿梓もあった・・)今さら捨てられないよぉ。
Posted by 島田仁美 at 2006年07月23日 23:50
>島田さま
ウケていただけて嬉しいです!!(笑)

>結婚した時、相当量処分したはずなのに、

ああ…結婚するときに「身辺整理」をするのは…重要ですよね!!
私の友人も、結婚時に「大量の同人誌を処分」した人がいます。
…数年したら、別ジャンルでまたいろいろ買いそろえてましたが…。

>数年前押入れを片付けていたら出て来ましたよ、デスノートが。チラッと読んで即、畑のすみで燃やしました。(汗)

燃やされたんですか!!本格派!!

>物置の本箱にしまってある少しアブナイかもしれない本は処分するべきなのかとコメントを呼んでて思いました。

いえいえ、いっそ後世に残してくださいませ!!
Posted by かわはら at 2006年07月24日 23:27
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Tracked: 2006-07-21 20:15

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Tracked: 2006-08-26 22:10

デスノート全貌をゲリラ報告!
Excerpt: 超人気コミック『デスノート』が、藤原竜也主演で映画化。その映画の後編『デスノート the Last name』の街頭ライブ報告会が9月20日(水)に行われました!さて、どんな報告会だったのか…
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Tracked: 2006-10-28 01:34
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