私は
7月なかばの猛暑で夏バテ気味となってましたが、
その後、涼しめの日が続き、
ちょっぴり持ち直してきました。
なんとか、
このくらいの気温が続いてくれると嬉しいんですが…。
★★★
NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。
今回は、
曽根富美子 『パニック母子関係<カプセル>』(ぶんか社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/077.html
をとりあげています。
曽根富美子さんは、
「問題作」を正面から描く方で
作品の読後感もなかなかヘビーなのですが、
読み応えがあります。
こういった作品をがっつり読んでみたい方、
幸いにも
いま、文庫がたくさん出ていますので
ぜひ手にとって見て欲しいです。
この他の作品は、
実はまだ私も未読のものがほとんどなのですが、
気力体力を整えて(←この理由は後ほど説明いたします)、
ぜひ読んでみたいと思ってます。
大人の「夏休みに挑戦」本にふさわしい作家さんかもしれません。
★★★
曽根さんの代表作・「親なるもの 断崖」
昭和初期、東北から北海道・室蘭の遊郭に売られた少女達を描いた作品。
「苦役としての性」のすさまじさが迫力を持って描かれていて、
私自身は
お恥ずかしいことに
あまりの衝撃に(比喩ではなく…)体の具合が悪くなって
読み通せないのですが(なので、他の作品でも
体調を整えて読むことにしているのです)、
すごい作品です。
★★★
届くべき人に
もっと届いて欲しい、と思う作家・作品たちです。