…はぁ〜。
と、しみじみとため息をついてしまいますが、いやぁ〜、…引っ越しって、こんなに大変でしたっけ?
というのも、私の前回の引っ越したは、なんと同じ町内でだったので、住環境的にはそんなに変わらなかったんですね。
ゴミ捨てルールも、買い物するお店も、よく使う図書館も、ぜーんぶ同じ、おなじみのもの。
荷物も、小物なんかはちまちま自分で運びこめるくらい近所への引っ越しだったので、まあそんなに大変じゃなかったのかもしれません。
7年前だから、単に大変さを忘れちゃってるのかもしれませんが。
でもまあ今回は、一応電車で数十分とはいえ、県をまたぐ引っ越しなので、届け出とかゴミ出しシステムの違いを把握することとか、何かと大変でした。
あと、7年も同じ所に住んだあとなので、荷物がかなり増えていた(特に本)というのも、大変なポイントでした。
荷物が多いと、たとえお任せパックであっても、なにかと煩雑なものです。
…でも、引っ越したらまあ、ラクになる、って思ってたんです。
いままでよりかなり、都心に近くなりますし。
そして、いままではアパートだったけど、今度は古いとはいえマンションなので、いろんな面で便利になるのでは?と期待していたのです。
が。
…老朽化の進む築21年のマンションは、思った以上に手強かったのでした…。
どう大変だったかと言いますと、
9月21日の日記
http://mangalove.seesaa.net/article/24499345.html
にも書きましたが、入居してみると、まず、
@リビングのガス栓が壊れてる
Aトイレのウォシュレットが動かない
Bお風呂のお湯の出がものすごく悪い
また、
Cお風呂にためてたお湯が、時間が経つと漏れて減ってしまう
Dトイレの換気扇が、小規模な非常ベルみたいなへんな音がする
といったトラブルが。
@、A、Cは直してもらいましたが、Bは直しようがない(直すとすれば数千万円単位の工事が必要)、とのこと。
あまりにシャワーの勢いが弱いので、節水用のシャワーヘッドにすれば多少は改善されるか、と、9月22日に不動産屋さんが来て節水タイプのやつに付け替えてくれましたが、正直、「すごく勢いがよくなった!」的な効果はないみたいです…(がくり)。
Dは、業者の人が見に来てくれて、
「直しますので、もうちょっと待って下さい」
と言われて、ペンディングになったままです。
「まぁでも、いつまでもメゲててもしかたないし、工夫して、慣れればなんとかなるか」
と気を取り直して、早めにお風呂にお湯を入れ始めるように心がけるようにしたりしてたんですが、いざお風呂場で(シャワーが弱いので)バスタブから洗面器ですくった体にお湯をかけると……ん?
今度は、
Eお風呂の排水がすごく悪くて、お湯が排水されず、洗い場にたまってくる(=洗い場、お湯浸し)
という現象が……。
そもそも、私は水回りの使い勝手に関してはかなり気になるほうで、不具合がストレスになる質なので、このあたりでかなりこめかみがヒクヒクしてきました。
正直、
「シャワーはちょろちょろしかお湯が出ないわ、それでいてバスタブからお湯をくみ出して体にかければ、今度はお湯が流れねーわ…なんじゃあこりゃあ!」
という心境です。あんまり関係ないけど畑中葉子の「後ろから前から」という曲も思い出したりしました。
トラブル、後ろから前から(←?)。
もう大変です(ちなみにこれも、不動産屋を通じて業者の人が来てくれましたが、配水管のフタになってる部分がとれないので、やや大がかりな工事をしないと直らないとのこと)。
こういった一連のトラブルを、いちいち不動産屋さんに連絡→業者に来てもらう→でも半数はスッキリ直らず、という果てしない繰り返しにいささか疲れてきたころ、炊事をしようとキッチンの水道レバーを上にあげたら、なんと、
Fレバーがすぽっととれる
という事態が。
ギャァアアアアアアアア(←楳図かずおマンガ風に)
と叫びたい気持ちになりつつ、押入からものを出そうとしたら…ん?
なんで、ここ、濡れてるの?
……げっ、この家、
G雨漏りしてる!!(←ダメ押し)
ということが判明し、めまいしそーになりながらも必死で、そこから布団を運び出しました…(そんなわけで現在、布団は部屋の隅にたたんで出しっぱなしです…)。
しかし、わたくし、結婚以来11年、ずっとアパートに住んでましたが、一度も雨漏りなんか経験したことありません。
曲がりなりにもマンションなのに、雨漏りって……。
ドラマとかマンガによくあるような、タライかバケツを下に置くような落下型ではなくて「じわじわ浸水」という形ではありますが……あのう……雨風しのげる家に住みたい、と望むのは、贅沢じゃないですよね…?(←だんだん、基準がよくわからなくなってきました…)。
いえ、贅沢とそしられてもいいです。
せめて、雨漏りだけはしない家に、住みたいです……(と、部屋の隅に積まれた布団を見ながら、切実に感じます)。
あ、Fのレバーはすぐ直してもらいましたが(ネジが外れてたそうです)、雨漏りの方は、ちょっと大がかりな工事になるとのことで、まだ日程の連絡等、来ていません。
…とまあ、そんなわけで、ウキウキ★新居ライフ、のはずがなんとなく疲れた表情がぬぐえないわたくしなのでした……。
また、疲れてるところに追い打ちをかけるように、左奥歯・ハグキが痛み出し、歯医者さんに行ったところ、左奥歯の根の部分が膿んでる、と言われ、こちらもせっせと治療に通うハメに。レントゲンをとっていただき、
「ちょっとハッキリわからないけど、左奥歯が割れちゃってるのかも」
と言われました。
ハハハ…住居も肉体も、老朽化で、もうタ〜イヘ〜ン……(うつろな口調で)。
またこれが、詰め物してもらうとその日のうちにとれちゃったり(2回も!)して、そのたび歯医者に駆け込んだり、たいしたことをしてないのにやたらと気ぜわしい日々なのでありました。とほー。
…まあおかげで、引っ越し早々、近所の歯医者さんを把握できましたけどね!(ポジティブに考えてみる)
あまりに立て続けにトラブルばかりあるので正直、かなりメゲてもいますが、もちろん、いいところもたーくさんあります。
なんといってもありがたいのは、
都心に近いから、便利!!
という点ですねー。
これはホントーに、ありがたい。
夫の通勤も、かなり時間が短縮されました(そもそも、これが大きな目的の引っ越し)。
通勤のない私でも、ちょっとした用事でも、あっというま(あくまで当社比)に都心に行って帰ってこられるし、バスをつかう、という手もあり、これだとかなり家の近くまで来てくれるので、荷物の多いときなんか便利です。
素晴らしい!!
あまりエネルギッシュといいがたい私たち夫婦にとって、この「都心へ出ることの、時間と労力の大幅削減」は、ヒジョーにありがたい部分です。
もちろん、最寄り駅からは遠い(20分くらい歩く)んですが、商店街を通ったりするとなかなか楽しいので、意外に歩きは苦になりません。
もともと、歩くのも嫌いじゃないし。
この便利さは、これから出かける機会が増えるにつれ、ますます実感していくのでは、と期待しています。
それから、今の住まいは、駅から離れてはいるけど生活に必要なもの(主に食料)を買うのにすごく便利な場所なので、これも気に入ってます。
近くにおいしいお豆腐屋さんも、お魚屋さんも八百屋さんもありますし。
これで本屋さんがあればもう言うことないな、ってくらいの充実度です。
あと、やっぱ前より都会なので、わりと近所に、目移りするくらいに美味しそうなお店がいっぱいあるのも嬉しい。
これは、「地元を把握しなきゃねー」とか言い訳(?)しながら、つれあいと二人で、機会を見つけてはせっせと外食してお店を開拓しつつある今日この頃。
おかげで散財中ではありますが、大きな声では言えませんが、料理大嫌い・外食大好きな私にとっては、か・な・り幸せポイントが高い点です。
そんなわけで、トータルで考えれば、
「引っ越してよかった!」
と思ってはおりますよ!いや、ホントに。
あと、家も、前よりスペースにゆとりがあるので、やっと「家庭っぽくなった」ような気もします。
…でも、とりあえず、とにかく雨漏りを、なんとかしてほしい。
雨漏り。
それが我が家の、「今、そこにある危機」なのであります!!