●育児の楽しさを理解し妻の仕事を応援できる「ワークライフバランス王子」を探そう
http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20070209/118745/
たいへん興味深く拝読しました!
記事の中でとりあげられていた、『経産省の山田課長補佐、ただいま育休中』(日本経済新聞社)の著者である山田正人さんの、
「少子化はきわめて男性問題」
というお言葉がとても印象的でした。
以前、作家の三浦しをんさんが、
「少子化というと、なぜいつも女性問題として扱われるんだろう」
「子どもって、女だけじゃつくれないのに」
という意味のことを書いておられたのを読んだときにも膝を打ちましたが、それを男性サイドから発言されてる方もいらっしゃるのだなあ、とちょっと明るい気持ちにもなりました。
そして、結婚問題に関して著書のある白河さんの、今回の記事のタイトルでもある、
「育児の楽しさを理解し妻の仕事を応援できる「ワークライフバランス王子」を探そう」
という主張と、
「ワークライフバランス王子たちはちょっと見つけにくいから、よく目を凝らして探さないといけない」
というご指摘に、とても共感しました。
うんうん。
それには、女子の方も、「いい男がいない」とは口が裂けても言わないで、一見そうは見えない「王子の原石」を見抜く、やり手人事部長の如き目(←?)をもつ必要がありますよねー。
★★★★★
私自身は、昔から、狙ってるわけでもないのに「変わってる」と言われがちだったりして、自分が「一般受けしない女」であることに関しては、とても悩んでいろいろ試行錯誤をしてきたつもりなんですが(これでも)、特に結婚、ということに関しては、光野桃さんの著書に示唆を受けたように思います。
ご自身も「一般受けしない」ことに悩んできた、とおっしゃる光野さんは、一般受けしない女を受け入れてくれる男性は、
「一見目立たない、平凡なグループに所属していることが意外と多い。そういうなかから個性派好きの心優しきひとを見つけ出すのも、自分を生かす一つの方法である」
(※1)
とお書きになっていますが、私も、同感です。
たとえば、世間ではオタクと呼ばれるような男性のなかにも、「原石王子」はたくさんいるよなぁ、と個人的には感じています(実は、光野さんの旦那様も「文系だけどオタク体質」と、『ヴァンテーヌ』2005年7月号の酒井順子さんとの対談でおっしゃってます)。
そしてなにより、女の人自身が、一般的な条件を列挙する、とかじゃなくて、
「なにがあれば、この私自身が、こころから幸せと思えるのか」
ということをきちんとわかることが、運命的な男の人との出会いへの大事なステップなのだなあ…と、周囲を見ていても感じるのでした。
★(※1)光野桃『妹たちへの贈り物』(1996集英社 2000集英社文庫 P.189)