無料と書いてあったので、もらってきました。
家に帰ってよく見たら、『maido!DOMO!』(マイド!ドーモ!)という無料のアルバイト情報誌でした。
毎週、いろんなマンガ家さんが表紙を描いておられるみたいです。
情報誌の中に、「松山花子さんに聞く」という仕事に関する一問一答も載ってたのですが、
「生まれてはじめて「お金をもらった」シゴトは何ですか?」
という質問に対する答えがスゴい。
いったいどんな状況でそんなことに……(同人イベントか?)。
もっと詳しく聞きたい衝動でいっぱいになりました。
木曜発行だそうなので、ご興味のある方は、ぜひ町で探してみてください。
ちなみに松山花子といえば、四コママンガで活躍しつつ、九州男児という名前でBLも描いておられる作家さんです。
どれも面白いのですが、まだ未読でこの機会に読んでみようかな?という方には、松山花子名義では、今回の表紙にもつかわれた『やさしくしないで!』(竹書房)がオススメ。
つねに周囲に優しくしたいと思っている優一なのに、なぜかその優しさは人を傷付け、努力はいつも裏目に。
読んでいて、
「絶対優一には優しくされたくない…」
と思うこと必至です。
あと、昨年末に出た、全一巻の『普通の人々』(幻冬舎)も面白い。
こちらは、普通のサラリーマン一家がある日転勤で地方へ引っ越すが、そこは、少数派が尊重され、大衆的志向の人間は追放される町だった…!!
超普通な佐藤一家の運命やいかに…!!
というお話。
「平和主義で
右と言われれば右を向き
人のフリ見て我がフリ合わせ
さして長くもないものに進んで巻かれてきた」佐藤悠也(34歳)の苦闘を通して、「フツーって何?」ってなことを思ったり思わなかったり。
個人的には、一見まったくの「フツー」に見える佐藤家の妻・静さん(専業主婦)の「フツーを極めた、意図せざるシニカルさ」が好きです。
というわけで(?)、唐突に松山花子情報でした。
★追記
ふと思い出しましたが、去年、当時の地元書店で私が書店員さんに受けた親切は、かなり『やさしくしないで!』の優一度が高い親切だったように思います。
簡単に言うと、うっかり書店で問い合わせをしたために、後日、
「『パチ漫』のお客様ですよね!?」
と、BL誌『麗人』を買ってるときに呼びかけられてしまった、という事件なんですが…。
…そっとしておくやさしさっていうのも…ありますよね…。
ま、もう引っ越ししたので、別に問題ありませんけどね!!(と必死に)
2006年04月28日
「『パチ漫』発売!!…とそれをめぐる悲劇 」はこちら↓
http://mangalove.seesaa.net/article/17137103.html