はぁ〜効く〜、と思って帰ってくると、あらー。
すごいスッキリしてました。
うん、やっぱり体の調子って大事だよね、とここのところの不摂生を大反省。
そしてふと、西田東の『彼の肖像』(新書館)のセリフを思い出しました。
野心家の新進画家である麻生。
名のある画家に弟子入りして取り入ることを画策したり、いろんな計略をめぐらせるけれど、それらはすべて、基盤を持たない自分が絵を描いていくことへの情熱ゆえ。
自分には絵だけでいい。面倒な欲求を満たす必要のある体なんか、なくなってしまえばいい、
「右手と目だけの生き物になれたらな」
「ただ絵を描いていられたら」
と言う麻生の言葉を聞いて、ヘタレお坊ちゃん画家の夏樹が言うのが、こんなセリフ。
……俺にはよくわかんねえけど
あんたの絵
何か凄く訴えかけてくるものは感じたよ
……あれはメシ食ってクソしてる人間にしか描けないよ
★★★★★
うん。
やっぱりメシとか……とか、そういう体のことは、大事だ。
ガタがこないとなかなか意識できないけど、ガタが来る前に、なるべく意識していこう、と思いました。