6/24には、ササキバラ・ゴウ氏が小花美穂『Honey Bitter』について評しておられて、面白そう!とさっそく1,2巻を買ってきて、読みました。
…そこで「つ、続きが気になる!!」と止まらなくなり、またたくまに全巻(といっても今出てるのは4巻までですが)そろえてしまいました。
うーん、…面白い!!
他人の心の中が読める特殊な能力をもった主人公、珠里(シュリ)。そんな彼女はその能力を活かして叔母の探偵事務所で働くことで、さまざまな事件と関わるが…。
…という、ジャンルとしてはサスペンスでもあり活劇ものと言ってもいいような内容ですが、そこは小花美穂。
代表作『こどものおもちゃ』もそうですが、とてもかわいい絵柄でシビアな問題まで踏み込んでいく姿勢は、この作品でも変わっていません。
人の心がわかってしまう、という特殊設定のヒロイン・珠里(シュリ)が、その能力をつかって大活躍!ということに焦点をあわせるというよりは、そのことによって背負うリスクをどう克服するか、とか、好きな人との恋愛であっても否応なく負ってしまう傷をどう乗り越えるのか、といった点が丹念に描かれていて、これぞ少女マンガの醍醐味!という感じがします。
ササキバラさんも書かれていましたが、これは特別な能力をもっている女の子の話だけれど、同時に他人事ではなくて、感じやすい感受性を抱えた人が、どう現実を生き抜くのかを模索している姿なんだ。
そう思える作品になってます。
あとがきによると、小花さん、腱鞘炎や育児などでなかなか執筆も難航しておられるようですが、無理なさらず、しかし続きが読みたいファン心に応えて欲しい……と、読者は勝手なことを思ってしまうのでした。


