8月の花、といえばひまわりですが(強引な話の展開)、『モーニング』連載の東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』(講談社)は面白いですねー。
コレ、友人のマンガ研究者・ヤマダトモコさんが面白い!とおっしゃっていたので買いに走って読んだのですが、主人公アキコの父・健一の、想像のななめ上をいくすっとんきょうさに毎回、爆笑です(植木屋さんの健一くんの天然ぶりもいい。そして、かっこいい)。
しかし……これを読んでいて、私も思い出したんですけどね……そう、あれは、わたくしが結婚することになったときのこと。
結婚相手が同じ高校出身だったので、せっかくだから、と、仲人は同じく高校の先輩夫妻(お二人ともこれまた同じ高校出身)にお願いすることにしました。
あるとき、先輩(男性。2学年上)と電話で打ち合わせをしていて、私の父に、
「仲人をお願いした先輩だから、ご挨拶して」
と受話器を渡したのですが、父は何を思ったか、いきなり
「あ、どうも、和子の父の和子です」
と口走ったのでした。
「………ちょっと!!お父さん!!
お父さんは和子じゃないよ!!
和子は私!!」
とすかさず突っ込んだわたくし。
………なんか、……父、あわてちゃったんでしょうかね………(遠い目)。
まあ披露宴では「和子です」と言ってなかったので………許して……くださ……い……。
お父さん……自分を……見失わないで………
和子は……私……です……よ……。
しかし、気の毒だったのは、仲人ではあるものの当時まだ20代の先輩です。
一応自分の親世代であるわたくしの父の、あまりにシュールな挨拶に、笑うわけにもいかない、という遠慮もあり、受話器のむこうで笑いをこらえてふるえておられたことでしょう……。
先輩……あのときは苦しい思いをさせて………本当に……すいません……でした……。
まあそんなことはどうでもいいんですが(?)、『ひまわりっ』、面白いですよ!というお話でした!!
ひまわりっ~健一レジェンド~ 4 (4) (モーニングKC)
posted with amazlet on 07.08.01
東村 アキコ
講談社 (2007/05/23)
講談社 (2007/05/23)