こんな記事↓も。
世界最大のマンガの祭典 今年の注目は腐女子
http://www.mainichi-msn.co.jp/tokusyu/everyone/news/20070816mog00m040002000c.html
こ、「今年の注目は腐女子」なのですか……??
★★★★★
そして、竹熊健太郎氏の「たけくまメモ」」では、次の『サルまん2.0』では「やおい、腐女子」ネタを取り上げる、という企画がばば〜んと公表されました!!
2007/08/14
●腐女子の先生
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_f9c7.html
2007/08/15
●サルまんで「やおい」といえば
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_11eb.html
★★★
「腐女子の先生」で言及されている金田淳子氏は、エントリ内でも紹介されているように、ユリイカ臨時増刊号の『腐女子マンガ大系』のコーディネートをなさった方です。
実は私も以前からおつきあいさせていただいていますが、この金田さん、社会学者であり、キュートな女子であると同時に、ものすごく濃い腐女子であり、しかもしゃべりが抜群に面白い方です。
そのしゃべりのすばらしさの一端は、『腐女子マンガ大系』の三浦しをんさんとの対談でもかいま見られますので、未読でこのジャンルにご興味のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。
この対談の「男の乳首」をめぐる対話には、感銘を受けた人続出で、私の元にも、知り合いの大学講師の50代男性から、
「男性の乳首をめぐる話に感心しました。
そうかあ、と思いました。」
というメールをいただいておりまする………。
いや、真面目な話(?)、この対談からも、わかる方には充分伝わると思いますが、金田淳子さんはやおいを心から愛しつつ、さまざまな角度からやおいを語ることのできる見識をもったスゴい方です。
シャープな分析力をはじめとするきらめく才能をもちながらも、腰が低くてフレンドリー。
現在も、一ボランティアスタッフとしてコミケに参加されているところからもそのお人柄の一端は伝わるのでは…と思います。
『腐女子マンガ大系』では残念ながら金田さんご自身の論考が掲載されていないのが惜しまれますが、やおい分野に言及した入手しやすいお仕事としては、
『ユリイカ2006年 1月号 特集・マンガ批評の最前線』
に掲載の、
「ヤオイ・イズ・アライヴ わかりたいあなたのための、やおいマンガ・マップ」
という論考や、過去のブログ
http://mangalove.seesaa.net/article/35085516.html
でもふれた、
「マンガ同人誌 解釈共同体のポリティクス」(『文化の社会学』佐藤健二・吉見俊哉[編]、有斐閣)。
などがあります。
(あ、でも『ユリイカ』2006年1月号は、青土社ではいま品切れなんですね。しかしamazonでは在庫有り!!見逃していて、欲しい方は今がチャンス!!)
もともと私は『サルまん』の大ファンでありますが、こんな強力ブレインが投入された『サルまん2.0』、どうなるのか……ドキドキしながら待ちたいと思います……!!
ユリイカ 2007年6月臨時増刊号 腐女子マンガ大系
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ユリイカ 2006年1月号 特集 マンガ批評の最前線
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