2005年08月22日

フレンチカントリーと「男の星座」

昨日はいきなり「オタク用マンション」「オタク用老人ホーム」と、勢いあまって己の夢の構想を熱く2連発でぶちあげてしまい、たいへん失礼いたしました。

なぜ私がこんな夢を抱くかと申しますと、マンガ好きの性(さが)で、日々増え続ける本に悩まされているからなのです。

オタク用マンションの仕様に、

>「全戸、同人誌の在庫もラクラク収納、充実した書庫(棚可動)付き!」
>または
>「本の背ヤケを・ぐ、北向きの部屋に大容量作りつけ本棚」

と書きましたが、今まさにそういう部屋が欲しい!つかすぐにでもそこに住みたい!くらいの勢いなのです。ううう…(涙)。


実は私は、マンガを愛する一方で、かわいい雑貨やすっきりしたインテリアも大好き。ずっと「白い部屋」「すっきりしたモダンなカントリー風インテリア」に憧れていて、結婚して実家を出たときは、カーテンを白いものにし、本棚も白を購入。雑貨屋で購入したカゴを使った収納などを心掛けたり、とそれなりにインテリアに気を使ってきたつもりです。 しかし、なぜか全体の印象は「雑然」。

その大きな要因は…もちろん本です。マンガ好きの性で、日々増え続ける本がいつしか本棚からあふれだし、そこかしこに山になって「インテリア?寝言は 寝てるとき言ってね」とばかりに、私を嘲笑するのです。まあ白い本棚に 「魁!!男塾」とか「男の星座」(原作・梶原一騎)とかを全巻並べて「フレンチカントリー風の部屋にしたい」とか言ってる時点で、なにか根本的に無理がある気もしますが。我ながらフレンチカントリーとか言うより、むしろ「男棚」とでも呼びたいラインナップです。

まあそれはそれとして、基本的に本やAVなどの持ち物が多いオタクにとっては、効率的にものを収納できる棚の重要性は、いくら強調してもしすぎることはない、と考えるわたくし
です。

なぜ私がこんなにも棚にこだわるか、と申しますと、個人的な三つのこだわりポイント、

・検索性の高さ(探してる資料に即、アクセスできること)
・なるべく大容量であること
・オタクとおしゃれ(インテリア性)の両立(カァァァ←身の程知轤クな大望に、思わず赤面していることを表す擬音…)

のすべてを満たすために、棚が大変重要な役割を果たす、と考えているからなのです…!!



実は数年前、私は大量の本の処分を行ったのですが、そのきっかけになった二つの事件(おおげさ)がありました。

一つは、遠方の友人とマンガの話になり、毎日のように長文メールのやりとりをしていたときのこと。二人の話題に出てきたマンガ(たしか新井理恵の「×(ぺけ)」)を引っ張り出そうとしたのですが、あまりにたくさんの本があって、ところどころ本が二重置きになっていたりして、どこにあるのかわからない。「確かにあるはずなのに…」と思い、そうメールに書いたときに気が付いたのです。

「…必要なときに取り出せないんじゃ、持ってる意味ないじゃん…!」


二つ目のきっかけは、夫のお母さん(義母)が上京される、という知らせをもらったとき。ただでさえキレイ好きな義母が、こんなマンガの積み上がった部屋を見たらショックで倒れてしまうのでは…と思い、苦肉の策としてとにかく一部屋開かずの間を作って、本棚からあふれたマンガはそこにダンボールに入れて運び込み、積み上げておきました。

幸い、義母が我が家に来られたときには一見片づいた状態になり、一応とどこおりなく皆で食事をして、さあちょっと出かけよう、という流れになり、あわてて「あっ、コートとってきます!」と(中が見えないように扉をせま〜く開けて)開かずの間に入り、ダンボールにはばまれナナメになりながらも、必死にコートをとろうとしていたときに、はた、と気づきました。

…我が家って…おかしくない?家って、人間のためのものじゃないの?なのになんで私、本のためにナナメになってコートとってるの?…本のために人間がナナメになってるって…本末転倒では!?


…そんな人間としての尊厳に思い至ったわたくしは、その日以来、猛然と、心を鬼にして本(マンガ)を処分しまくったのでした。また、本棚も「ぱっと見て探している本を見つけられる」ことを最優先として、奥行きの狭い本棚のみを通販にて購入。試行錯誤の末、やっと本棚と押入に入る程度の量まで、本を減らしたのでした…。



……なのに、おかしいなあ…また、気が付くと、いろんなものが床の上に積み上がっています。いえ、わかってます。処分する量より、買う量が多いからです。わかってるんですけどね…。

そんなわけで、現在の私の部屋は、またもや床に本が積み上がった状態になっており、もうインテリアとかそういう次元ではない危機的状況です。一刻も早いオタクマンションの実現を…!!


……すいません、今のはちょっと、逃避でした。でっかい夢はともかく、とりいそぎ、小さなアパートの自室をコツコツと片づけたいと思います……。
posted by 川原和子 at 23:40| Comment(2) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うは!20年前に話題になったのと同じ事考えている人が!!
世代が違っても、やっぱり要望があるってことでしょうか。
印刷室があると、もっと嬉しいです。
Posted by オタク養老院 at 2005年09月24日 02:49
オタク養老院さま
コメントありがとうございます!

>うは!20年前に話題になったのと同じ事考えている人が!!

な、なんと!!20年も前に、そんな未来を見据えた提案が…!?
感激です!

>印刷室があると、もっと嬉しいです。

一応、オタクマンションには、「コピー設備完備」をうたったのですが、養老院にもやはりコピー・簡易製本設備は必要ですよね。
ご意見、ありがとうございます!
助言を胸に刻み、実現を夢見て前進したいと思います…!!(どこへ?)
Posted by 川原 at 2005年09月27日 23:12
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