2009年04月23日

メビウスが来る!

と、思わず「シャアが来る」風に言ってしまいましたが、
フランスのマンガ家・メビウス来日されるそうです。


東京では5月9日(土)に明治大学で、

浦沢直樹夏目房之介両氏をゲストに

イベントが。
(しかも入場無料!)
(当日は、は、早く家を出ねば………)

以下、明治大学HPからの引用です。


 記

【日 時】  2009年5月9日(土) 13時30分 〜 16時00分 (12時30分開場)

【場 所】  明治大学駿河台校舎アカデミーコモン3F アカデミーホール

【定 員】  1050名(先着順・入場無料)
       ※入場希望者多数の場合は、整理券を配布させていただきます。
        定員を超える場合は、誠に申しわけありませんが、入場をお断りさ
        せていただく場合があります。

【出演者】  メビウス×浦沢直樹+夏目房之介  司会:藤本由香里

【内 容】  *シンポジウム「メビウス ∞ 描線がつなぐヨーロッパと日本」

         メビウス×浦沢直樹+夏目房之介 司会:藤本由香里
                 
           ・メビウス氏の人と作品(ビデオクリップ)
           ・メビウス氏、自作を語る
           ・メビウス氏、日本マンガを語る
           ・それぞれのメビウス体験
           ・日本マンガの中のメビウス
           ・ヨーロッパのマンガと日本マンガ   ………etc.

       *メビウス氏によるライブ・アート・パフォーマンス

【主 催】  明治大学国際日本学部 

【協 力】  メビウスプロダクション(公式HP:http://www.moebius.fr/
       在日フランス大使館



詳しくはこちらを。
http://www.meiji.ac.jp/koho/hus/html/dtl_0004084.html
     

京都では大友克洋・りんたろう・村田蓮爾各氏を迎えてのイベントがあるそうです(5/6、5/7)。
詳細はこちらを。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2009/04/post-ceb0.html#more
(竹熊健太郎氏の「たけくまメモ」)



お知らせでした。
posted by 川原和子 at 09:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

読売新聞の書評で、『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』が

以前、わがブログでもご紹介させていただいた

石田美紀氏の力作、

『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(洛北出版)

が、本日(2/1)の「読売新聞」読書面でとりあげられたそうです。
評者は、作家の三浦しをん氏です。

(とりあげられたそうです、というのは
……すいません、
実は、記事をまだ見られてないのです……。
でも評者が三浦しをんさんということもあり、
是非読みたいので、
近日中になんとかして
入手したいと思います!!)


そして、新聞でとりあげられて
「おっ、読んでみようかな」
とお思いになった方。


amazonは、残り在庫一冊になっていますが、

密やかな教育―“やおい・ボーイズラブ”前史
石田 美紀
洛北出版
売り上げランキング: 920



もし品切れでもご安心を!!

bk1(送料無料です)
http://www.bk1.jp/product/03064850


あるいは

版元・洛北出版(送料無料です)
http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27088.html
http://www.rakuhoku-pub.jp/index.html


で、バッチリ入手可能です…!!



各方面から絶賛の声が聞こえてきている本書、
読みたいときが読みどき、という方に
情報まで〜〜〜。


【参考】過去のエントリ
●2008年11月12日
石田美紀『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』
http://mangalove.seesaa.net/article/109575390.html

●2008年11月19日
『密やかな教育』入手情報&ロリータ講座情報
http://mangalove.seesaa.net/article/109881880.html
posted by 川原和子 at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月23日

明日は、メガネ★イベントが

あるそうです!!

【第3回メガネっ娘+メガネ男子コンテスト】
詳細はリンク先参照。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~meganekko/contest/


そして、理系カフェイベント「カフェ・サイファイティーク」も開催だそう。



【開催内容】
−−−−−−−−−−

理系カフェイベント「カフェ・サイファイティーク」、
今度はメガネコンテスト会場内に出店します!ぜひ遊びに来てください。
メガネコンテスト内ということで、ハカセも全員メガネ着用です。
注※「リトル福井店」という名前ですが、開催場所は浜松町(産業貿易センター)です。

眼鏡+理系+白衣 Cafe Scifi+tique
【カフェ・サイファイティーク リトル福井店】
http://scifitique.org/

日時:2008年11月24日(月・休)
会場:第3回メガネっ娘&メガネ男子コンテスト内開催
http://www7a.biglobe.ne.jp/~meganekko/contest/
東京都立産業貿易センター浜松町館4階展示場

OPEN:10:00−17:00(L.O. 16:30)

概要:
当店は、白衣にメガネの理系ハカセのお喋りを楽しむイベントカフェです。
各テーブルでは高度な理系教育を受けたハカセがあなたのお相手をつとめます。博士・修士など学位保持者も多数在店。
あなたのお気に入りのハカセを見つけて、マッドでロマンティックな科学の時間をどうぞ。

料金(予定):
※「メガネっ娘&メガネ男子コンテスト」会場への入場は無料です※
【観察コース】
白衣眼鏡のハカセをじっくり観察するコースです
\300/20分(フリードリンク) / 延長\300/20分

【実験コース】
白衣眼鏡のハカセと理系なおしゃべりを楽しむコースです
\500/20分(フリードリンク) / 延長\500/20分
※実験コースではハカセ紹介パンフ「公式ビジュアルガイドブック」(\500)の ご購入またはご提示でハカセの個人指名ができます


開催要項など詳細は「広報blog」にて!
http://kohou.scifitique.org/



メガネフレームの生産量が日本一の福井県眼鏡協会が主催するコンテストと、
理系博士とのおしゃべるができるカフェ。
ステキ…。

というわけで、土壇場で恐縮ですが、告知まで。
posted by 川原和子 at 08:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月21日

11/22(土)イベント二種

ぐっと冷え込んできましたね。
お風邪など召されませんようご注意を。


さてさて、明日11/22(土)にこんなイベントがあるそうです!!


●そのいち
新日本未来学会シンポジウム
「アキハバラという未来 〜未来学パラダイムの再構築〜」

http://www.iftech.or.jp/miraisite/annai081122.html

 新日本未来学会 シンポジウム

    「アキハバラという未来 〜未来学パラダイムの再構築〜」のご案内


 ■ 開催日時: 平成20年11月22日(土) 13:30〜16:45

 ■ 会   場: 秋葉原コンベンションホール カンファレンスフロアー 5B
            東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル http://www.akibahall.jp/

 ■ 主   催: 新日本未来学会

 ■ 後   援: 財団法人 未来工学研究所

 ■ 参 加 費: 無 料

 ■ 定   員: 先着110名様まで


 新日本未来学会では2008年度の行事として「アキハバラという未来 〜未来学パラダイムの再構築〜」と題しシンポジウムを開催します。 「趣都の誕生−萌える都市アキハバラ−」の著者である森川嘉一郎氏の基調講演の他、秋葉原の名物ガイドのパトリック・ガルバレス氏を 交えてパネルディスカッションを開催します。森川氏は著書の中で、テクノロジー信仰に支えられた「希望の未来」は大阪万博で終わり、それ以降、現実に絶望した「科学少年」たちは、SFやアニメといった虚構世界に「未来」を求め始めたという論を展開し、「未来」パラダイムの変容を語っています。この点を第一の論点に、そして、現代における「未来」ビジョンを考える上で、森川氏が言う「趣都」アキハバラあるいはマンガなどのサブカルチャーを第二の論点に討論をしたいと思います。ぜひご参加ください。



                    § プログラム §

13:30〜13:40 開会挨拶
          公文 俊平  新日本未来学会会長 多摩大学情報社会学研究所所長

13:40〜14:45 基調講演    演 題:「アキハバラと未来」
          森川 嘉一郎氏 明治大学国際日本学部准教授

14:45〜15:00 (休  憩)

15:00〜16:30 パネルディスカッション
     テーマ1 「 「未来」の変容 〜現実から虚構へ 」
     テーマ2 「 「趣都アキハバラ」と未来社会 」

       コーディネータ:稲増 龍夫氏        法政大学社会学部教授 日本未来学会常任理事
       パ ネ リ ス ト : 森川 嘉一郎氏        明治大学国際日本学部准教授
                 高田 公理氏        佛教大学 教授
                 遠藤 諭氏         アスキー総合研究所所長
                 パトリック・ガルバレス氏  東京大学大学院博士課程、オタク研究家

16:30〜16:45 閉会挨拶
          長谷川 洋作 財団法人 未来工学研究所 常務理事 研究所長
                    日本未来学会 事務局長 常任理事



『趣都の誕生・萌える都市アキハバラ』という著書もある建築学者・森川嘉一郎氏による講演、
そして、異色の顔合わせのパネルディスカッションなど
たいへん興味深い内容です。
申し込みは今日、11/21まで
のことなので、
ご興味のある方、お見逃しなく!!



趣都の誕生 萌える都市アキハバラ
森川 嘉一郎
幻冬舎
売り上げランキング: 125557



そしてもう一件。
●そのに
手恷。虫ファン大会2008in早稲田 
http://www.tezuka.co.jp/fantaikai/about.html

2008年11月22日(土)
開催時間 ステージイベント 13:00〜18:30
懇親会(希望者のみ・参加料3500円) 19:00〜21:00
会場 早稲田大学 大隈講堂(最寄り駅:東京メトロ東西線 早稲田駅)
※懇親会は早稲田大学構内の大隈ガーデンハウスにて開催
(参加料は当日会場にてお支払い下さい)
イベント内容 ●ステージイベント
ゲストによるトークイベント/クイズ大会/アニメ・実写映像上映など
●懇親会(有料)
飲食をしながらの交流会・プレゼント抽選など
●展示・グッズ販売
生原稿展示・オリジナルグッズの販売など




●イベント内容紹介!
ステージイベントのプログラム内容のご紹介です。

○シンポジウム「ガラスの地球を救え!早稲田・高田馬場から世界へ!!」
手塚るみ子さんを司会にむかえ、高田馬場の地域通貨「アトム通貨」の活動を
振り返りながら、地域社会や地球環境、子供たちの未来などについて考える
シンポジウムです。

○トークショー(1)
「リボンの騎士」を中心にした、少女漫画テーマのトークショーです。
ゲスト:ちばてつや先生、水野英子先生、丸山昭さん(「リボンの騎士」担当編集者)
司会:ヤマダトモコさん


○トークショー(2)
虫プロ版「鉄腕アトム」と「ASTRO BOY 鉄腕アトム」の新旧アトムスタッフによる
トークショーです。
ゲスト:小中和哉監督、津村まことさんほか
※杉井ギサブロー監督の出演が決定しました!


○トークショー(3)
手塚プロの元アシスタントによるトークショー。裏話が飛び出すかも?!
ゲスト:三浦みつる先生他、元手塚プロアシスタントの方々を予定。
司会:中野晴行さん

その他、恒例のクイズ大会や、レア映像上映もあります!


★★★
こちらもトークショーのメンバーの豪華さに目をみはってしまいますね。


ここのところ、
「体がもう一つあれば…!!」
「ていうか、コピーロボットが…!!」
と藤子F不二雄ワールド的なことを口走ってしまいがちです。


とりいそぎお知らせまで。
posted by 川原和子 at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月19日

『密やかな教育』入手情報&ロリータ講座情報

えー、先日のエントリでとりあげさせていただいた
石田美紀さんの『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(洛北出版)ですが、
amazonではまだ、買えない様子。


で、「入手したいのにできな――い」とお嘆きの方に朗報

版元・洛北出版から、
振込料・送料無料
購入できるそうです!!
http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27088.html

すばらしい…!!
ご興味があって「入手できない」と困っておられた方、
ぜひ、こちらからどうぞ。



★★★
そして、首都圏の方向けの情報になりますが…。

美術評論家・樋口ヒロユキさんによる、
「ロリータの文化史」という講座が
11/29(土)13:00-14:30という日程で開催されるそうです。

http://www.asahiculture-shinjuku.com/LES/detail.asp?CNO=33015&userflg=0

ロリータの文化誌

美術評論家 樋口 ヒロユキ


曜日・時間・回数
土 13:00-14:30 全1回 日程
11/29


受講料
11月(1回) 会員 2,940円
一般 3,570円
教材費 − 設備維持費 −


講座内容

ロリータというと眉をひそめ、児童買春を連想する方は少なくないでしょう。また、近代が未成年の女性に強いた、非生産的で自己犠牲的な文化様式を思い浮かべる方も多いかもしれません。でもまぁ堅苦しいことは置いといて、ロリータって可愛らしくて楽しいものです。フリルとレースとゴブラン織りに溺れ、四季折々の花と小動物の森に踏み迷いながら、誰かに従属するふりをして振り回すその快楽! しかつめらしいポリティカル・コレクトネスで封印して葬り去るには、惜しすぎるほどの魅力がロリータにはあります。嶽本野ばらからロココ時代の貴族の衣装へ、そしてライプニッツのヒダヒダ哲学やベルニーニのフリフリ彫刻まで、ロリータの世界に遊びましょう!



樋口さんといえば、今年3月に
「死想の血統  ゴシック・ロリータの系譜学」と銘打ったゴスロリ講座
なさって、私も受講しましたが、
こちらはゴスロリの「ゴス」を中心の充実講座でした。

その際にも要望が出てましたが、
今回はゴスロリの「ロリータ」の部分に焦点をあてた講座になるようです。

関心は高くても意外ときちんとした文化的系譜を語られることの少ないロリータの世界への入門として、
とてもよい入り口になりそうで、すっごく聴きたい…!!


…と前から思っていたのですが、
あいにくこの日は私のもう一つの関心分野・腐女子関連のシンポジウムがあり、
後ろ髪ひかれつつ、
断腸の思いでこちらへ行くことに…。

http://www.jase.or.jp/jigyo/sei_kenkyukaigi.html


シンポジウム『腐女子文化のセクシュアリティ』


2008年11月29日(土)、東京・家の光会館コンベンションホールで第54回日本=性研究会議を開催します。

BL(ボーイズラブ)要素のあるコミック、小説、ゲームなどを愛好する女性(腐女子)が増え、一つの文化として発展している。
なぜ、彼女たちは男性同士の恋愛に魅力を感じるのかを解き明かす。



   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【日程】2008年11月29日(土)午後1時〜5時

【会場】家の光会館 7階 コンベンションホール
 東京都新宿区市谷船河原町11(JR・地下鉄飯田橋駅 徒歩7分)

【定 員】200名

【参加費】1,000円(当日受付でお支払いください)

【内容】

座長/加藤秀一(明治学院大学教授)

(1)〈やおい・BL〉の魅力とは何か?〜若き女子たちの「愛と性の教養書」〜  斎藤みつ(やおい小説研究)

(2)女性のマスタベーションとBL 守如子(関西大学社会学部専任講師)

(3)「BLすること」と「社会的なもの」の間で 石田仁(国際基督教大学ほか非常勤講師)

(4)やおいパロディにおける腐女子の規範と可能性 金田淳子(法政大学非常勤講師)

〈ディスカッション〉腐女子文化のセクシュアリティ 上記5名

*講師、演題は変更することもありますので、ご了承ください。


【申込方法】メール、ハガキ、FAXで「JASS参加希望、氏名、住所、
  電話番号、メールアドレス、所属、職業」を明記して
  JASEまでお申し込みください。
  折り返し、地図の入った参加票をお送りします。

【申込先】 (財)日本性教育協会 Tel:03-6801-9307
Fax:03-5800-0478  E-mail:info@jase.or.jp
      〒112-0002 東京都文京区小石川2-3-23春日尚学ビルB1



こちらも、気鋭の研究者によるシンポジウムということで、
たいへん楽しみにしています。



ホントにロリータ講座、行きたかった…。
樋口さんならきっと、
格調を保ちつつも、今日的なストリート感覚も備えたロリータ講座を
やってくださるんだろうなあぁああああ。


体が一つしかなくて残念です…ッ!!


それまでに仕事もきっちりあげて綺麗な体で向かいたいです(←ボソッとつぶやく)。



以上、情報二件でした。
posted by 川原和子 at 07:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月12日

石田美紀『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』

ぐはー。
いろいろ行き詰まってとっちらかっている川原です。



あ、このブログでも触れました先日の文学フリマでは、
『腐女子の履歴書』、完売したそうです!!
素晴らしい!!
全体の中での総合評価は4位、ということだったみたいです。
http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka/kanmon_04.html

関わられたみなさま、
お疲れさまでした。
私もガンバって入手しましたが、充実の内容でした。
インタビューはページ数が少ないのがもったいないくらい豪華でしたし、
「腐女子の履歴書」も幅広い年代の肉声で、
すごく興味深い内容でした。


★★★

ところで、やおい・BL分野に興味がある方向け情報です。


このたび、
『密やかな教育 〈やおい・ボーイズラブ〉前史』(石田美紀/洛北出版)
という本が出版されました。

ボーイズラブ、という言葉が登場する前に存在した、
「女性がつくり楽しむ男性同士の性愛物語」文化についての本です。


目次をご覧頂くと、
充実の内容↓がおわかりいただけるかと。

●洛北出版
http://www.rakuhoku-pub.jp/book/27088.html

なんと、

竹宮惠子氏(マンガ家・京都精華大学マンガ学部教授)
増山法恵氏(小説家・音楽評論家。「変奏曲」シリーズ原作者)
佐川俊彦氏(京都精華大学マンガ学部准教授・編集者、元『JUNE』編集長

への貴重なインタビューも収録されています。



著者の石田美紀さんは、ご専門は映像文化論で、新潟大学の准教授。
実は研究会などで御一緒させて頂いておりますが、
誠実な研究者であるとともに、本当に垣根なく接してくださる温かいお人柄で、
(年齢は私の方が上ですが、「年下のお姉さん」のお一人として)
尊敬しております…!!


実は私も手元にありながら、
……バタバタしていて……まだ読めておりません……。


が、「BL(ボーイズラブ)」以前のこのジャンルについての
まとまった論考・インタビューということで、
非常に貴重な文献になることはまちがいないと思います。

まだamazonでの扱いが始まってないようで
リンクできず残念です。
この分野に興味のある方でしたら、必読書だと思います。
色っぽい表紙にも注目です。


…というわけで、お知らせまで。
posted by 川原和子 at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月06日

11/9(日)、『腐女子の履歴書』ここでだけ発売!!

やおい・ボーイズラブといったジャンルに関心のある方で、
11/9(日)にお時間のある方へ、
お知らせです。



11/9(日)、秋葉原で行われる文学フリマで、
斎藤みつさんが、文尾実洋(あけおみひろ)さんとのチームで、
『腐女子の履歴書』という講談社公式同人誌を出されます。
東浩紀氏と講談社BOXが行っている批評家育成企画の一環です。
http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/zeroaka.html

1人1冊限定発売で取り置きなし、当日のみ購入可能です。
つまり、この日にここでしか買えない同人誌なのです…!!


私も白峰彩子さんと一緒に年表制作にほんのちょっとだけ
協力させていただきました
(というか実質、白峰さんにおんぶに抱っこで、
ちょっと素材提供したくらいで
協力とか言うのもおこがましいレベルなのですが…)。



目次は以下の通り。
この豪華なインタビューのメンバーをご覧あれ…!!!


『腐女子の履歴書 耽美・やおい・JUNE・BLとの50年』

50代対談:三田菱子(元JUNE小説家)×小谷真理(SF・ファンタジー研究家)

40代インタビュー:西炯子(マンガ家)

30代インタビュー:三浦しをん(小説家)

30代インタビュー:金田淳子(社会学研究者)

20代インタビュー:(ゲイ男性+腐男子)

10代インタビュー:きゃぺ。(新世代愛読者)

歴代愛読者たち20人の「履歴書」50代〜10代/世代別・文化年表


斎藤さんと文尾さんの入稿後座談会はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/BL801/20081025

文学フリマ案内
http://bunfree.net/



こんなに充実内容で、値段はたったの500円!!
よ、読みてぇ…!! (単なる一読者としてのつぶやき)
でも行けるかどうか諸般の事情で微妙になってきたわたくし。
い、行きてぇ…!! (←涙を流しつつのつぶやき)



しつこいですが、、
1人1冊限定発売で取り置きなし、当日のみ購入可能、
そしてお値段、たったの500円!!
お買い得ですわよ奥さん!!


……えー、そんなわけで、
11/9(日)、お時間のある方、興味のある方、ぜひ文学フリマへGO!!です。
私も……行って一冊ゲットできるよう…ガンバリまっす!!!うわーん!!!
(涙をふきつつ)いいんデス!!
泣いた方がいいんデス、私は!!
だってドライアイが解決するから!!(←あからさまな負け惜しみ)



…そんな、必死な割にうまく段取りできない私とは違って
計画性のあるステキライフを営むみなさまはぜひ、
日曜はアキバへいらして『腐女子の履歴書』を
確実に入手なさって下さいませ。
うわーん!!
べ、別に、うらやましくなんか
あるけどないんだからね!!(意味不明)
posted by 川原和子 at 23:35| Comment(1) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月09日

【緊急告知】コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ

8月15〜17日に開催されるコミックマーケット74について、
コミックマーケット準備会から緊急のお知らせが。


コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ
http://www.comiket.co.jp/info-a/C74/C74Oshirase.html


内容は、

【緊急告知その1】参加者の手荷物確認等のお願い

【緊急告知その2】開催期間中の一部エスカレータ運用停止のお知らせ

についてです。
(詳しくは、上記リンクをご覧下さい)

★★★
手荷物確認に時間が必要になると思われますので、
その分の時間を考慮して早めに自宅を出る、
といった配慮をした方がよさそうです。


いまさらですが、
準備会の方々や参加者の方々、
たくさんの方が
知恵や労力を出し合ってここまで続いてきたイベントが
コミックマーケット(コミケ)だと思います。

私はこれまで買い手としての参加だけなのですが、
これだけの規模のイベントが、
最小限の混乱でスムーズに行われていることに
(参加者のマナーの良さも含めて)いつも驚嘆してしまいます。
今回、さまざまな事情からの決定事項をお伝えすることに
微力ながらご協力できればと
情報掲載させていただきました。


急遽決定になったため、
カタログ等には掲載されていない情報です。
上記リンクでも
【情報伝達のお願い】
がなされていますが、可能な方は、

コミックマーケット準備会からの緊急のお知らせ
http://www.comiket.co.jp/info-a/C74/C74Oshirase.html

へのリンクにて、告知をお願いします。


当日の混乱が最小限で済むコミケであることを
心からお祈りしています。
posted by 川原和子 at 07:14| Comment(1) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月02日

【情報】マンガ・アニメ関連講座ふたつ。

工学院大学・朝日カレッジにて、
マンガ・アニメ関連の講座が開講されます。


「少女クラブ」とその時代
少女マンガの始まりと冒険

講師
元編集者 丸山昭
北九州市立大准教授 宮本大人
日程 9/5
金曜日
19:00〜20:30
受講料 1回
会員・一般とも2,000円
学生1,500円


講座内容 手塚治虫の「リボンの騎士」の連載によって、少女マンガというジャンルの確立に貢献することとなった「少女クラブ」。

昭和30年代に入ると、この雑誌は、石森(当時)章太郎、水野英子、赤塚不二夫といったトキワ荘に集う作家のほか、ちばてつや、松本零士、あすなひろしなど、先鋭的な若手作家が、次々に新しいマンガ表現への挑戦を繰り返す場になっていきます。

本講座では、少女マンガの黎明期にこの雑誌が果たした役割を、当時の誌面を見ながら、編集長であった丸山昭氏とマンガ史研究者の宮本大人との対談で考えます。


http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/koza/2008/05/7070.html


…ということで、
少年ジャンプと同い年(しつこい)の私も生まれる前の昭和30年代、
少女マンガのジャンル確立に大きな役割を果たした「少女クラブ」編集長・丸山昭さんのお話を、
気鋭の研究者・宮本大人氏が、対談形式で聴いていかれるそうです。


丸山さんといえば、
多くのマンガ家が集ったことで伝説的なトキワ荘の作家たちを
花開かせた功績等が有名な方で、
第5回手塚治虫文化賞特別賞も受賞なさっています。
http://www.asahi.com/tezuka/01c.html
丸山さんの御著書『トキワ荘実録』
トキワ荘実録―手塚治虫と漫画家たちの青春 (小学館文庫)

編集者として大きな功績を残された丸山昭さんのお話を、
漫画史研究の第一線で活躍されている宮本さんが聴かれるということで、
見逃せない講座だと思います。
受講料も2000円とリーズナブルになっています。

講師 宮本大人さんのブログ
●宮本大人のミヤモメモ
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20080727



もう一つ。
日本アニメに関する講座です。


宮崎駿、押井守へのアニメ史的系譜 日本アニメの独自性
8月29日(金) 19:00〜20:30
場所:新宿駅西口 工学院大学新宿キャンパス
会員・一般とも1,500円
学生1,000円


講座内容 日本のアニメは、もはやかつてのような特定のファンだけのものではなく、日本の大衆文化に深く浸透し、特に日本映画界はアニメなくして語れないほどに、重要な位置を占めるようになった。

その大きな要因は、宮崎駿、押井守などのベテラン勢に加え、最近では『パプリカ』の今 敏(こん・さとし)や、『時をかける少女』の細田守などの新鋭監督が手掛けた作品が、国内のみならず海外でも多くの支持を集めていることにある。また、1970〜80年代にかけて国内で放映された多くのテレビアニメが長らく海外のファンに認知されてきた歴史も無視できない。

こうした日本のアニメの人気がどこからきているのか、さまざまに議論されているが、日本のアニメの最も大きな特徴は、ディズニー以来の伝統的な「絵の動きを重視する」という考え方から脱却し、ストーリーやキャラクター重視に特化しているということが挙げられる。そして、そのストーリーやキャラクターを際立たせるための、独自の表現技法や制作過程を発達させてきた、歴史的経緯があることに注目すべきだろう。

本講座では、宮崎駿や押井守など、日本のアニメを代表するクリエイターの作風や表現技法に至る歴史的経緯を、太平洋戦争前の日本のアニメ事情から振り返り、その魅力の源泉を解き明かしていきたい。


http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/koza/2008/05/7080.html



 津堅さんは、歴史家的ポジションから実証的にアニメを概観して語られる方で、
大学で教鞭をとっておられる他、
最近では海外から招かれて講演されるなど
活躍の場を着々と広げておられます。


日本のアニメには子どもの頃から親しんでいる人が多いですが、
わかっているようで意外と「概観」するのが難しい日本アニメについて
リーズナブルなお値段でお話を伺えるとてもよい機会では、と思います。


津堅さんの御著書

日本アニメーションの力―85年の歴史を貫く2つの軸
津堅 信之
NTT出版
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アニメーション学入門 (平凡社新書)
津堅 信之
平凡社
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アニメ作家としての手塚治虫―その軌跡と本質
津堅 信之
エヌティティ出版
売り上げランキング: 201229


講師 津堅信之さんのブログ
●津堅信之のアニメーション研究資料図書室
http://d.hatena.ne.jp/tsugata/
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2008年07月25日

発売中の『婦人公論』に世界の腐女子ルポ

 暑い。マジ暑い。


駅からけっこう歩く(20分くらい…)場所に住んでいるので、
最近、炎天下だと、
外出のために駅まで歩いただけでも
メイクだいなし!!
ってくらいだらだらと汗が……
(一応、日傘も愛用しているのですが……)。


なんか、それほど汗まみれにならなくてすむ
いい方法はないものでしょうか。
って、なんかこう、
読むだけで暑苦しい相談で恐縮なんですが。


でもあんまり薄着だと、冷房に入っちゃうと寒いですしねー。
っていうか、個人的に、美的な観点から、
肉体に、さらけ出せない部位が多いって事情もありますし……ねー……。
一応、はおるものは持つようにしてるんですが…。


そんな私の切実★猛暑トークはどうでもいいんですが。



現在発売中の『婦人公論』8/7号に、

「ルポ・腐女子の愛は国境を越えて
日本発!!ボーイズラブに世界が萌えている

と題した世界の腐女子事情の取材記事が掲載されています。


婦人公論 2008年 8/7号 [雑誌]


韓国のBLファンのコメントや
台湾、インドネシアのBL事情、
そして欧米で日本のBLコミックが人気のある国は?
といった盛りだくさんの内容です。

取材して文章を書かれたのは、上田神楽さん。
上田さんの書かれる記事は、今回もそうですが、
読みやすくてまとまっているので、ありがたいです。
ちょっと興味があるという方からディープな方まで
ご一読をおすすめいたします!


実は、上田さんは、
私が『銀魂』にハマるきっかけになった手ほどきを
してくださったお方でもありまして、個人的には
「銀魂師匠」とお呼びしているのでございます…。


ちなみに、
今回の記事でも少しだけふれられている(具体的な作品名は出てきませんが)、
日本で翻訳・販売されている韓国のBLコミックス『絶頂』も、
上田さんに教えて頂きました。

文字が横書きで、ひらきも左開き、と日本と逆だけど、
読み始めたら気にならず。
絵柄が華やかで、楽しめました。

表紙はヒジョーに耽美っぽいのですが、
ゴージャスな絵柄の美少年がかなりカジュアルな性格、
という落差がまた、なんだか面白かったです。
濡れ場はほとんどなくて、
男性身体の美をていねいに描いている、という
印象を受けました。

絶頂 1 (1) (ニチブンKARENコミック文庫 LY 1)
イ ヨンヒ
日本文芸社
売り上げランキング: 70700


amazonには画像がないのですね…残念!!
画像を見たい方は、こちらを↓
http://www.bk1.jp/product/02797193
http://www.bk1.jp/product/02797194
http://www.bk1.jp/product/02924047
http://www.bk1.jp/product/02932237




●銀魂師匠にふれている過去のエントリはこちら
2008年04月03日
「今日放映のアニメ『銀魂』 」
http://mangalove.seesaa.net/article/92081884.html


★★★
あと、個人的には、今回の『婦人公論』、
腐女子記事の次ページに掲載されていた
法医学者・上野正彦、
犯罪心理学者の作田明、
そして麻木久仁子各氏の犯罪に関する座談会も
興味深かったです。


上野氏が監察医を体感された1989年あたりを境に、
犯人と被害者の人間関係や利害関係が希薄な事件が増えた実感がある、
というお話に「それはなんとなくわかる気がする」と思い、
捜査の技術が科学的に進歩したと思われているが
実際には、検死や解剖を専門に行う独立した「医務院」が機能しているのは
東京だけで、捜査における地方との格差が広がっている、というお話には
「そうなのか」と愕然、でした。


そして、麻木氏が、、
国内の犯罪発生件数は減っていて、
殺人は戦後のピークに比べれば半分近く。
なのに、「最近やたらと凶悪な事件が多い」という“世論”が定着する不思議に
ついても言及されていました。

犯罪発生件数・殺人件数は減っているのに社会の危機感がつのっている不思議さ
私も最近とても気になっていたのですが、
この流れで作田氏から指摘された
日本の治安は決して悪くないのに、
「とんでもなく危険な世の中に生きているような気持ちになってしまう」
ことを
「社会の“体感不安”が増している」
と表現されていたのには、なるほど、と思いました。


まさに、麻木氏のまとめにあるように、

「犯罪件数は減っているのに、体感不安が増している」

ことも問題なのかな、と
考えさせられました。


殺人の件数自体は減っているのだけれど、
「動機が明確でなく、無差別な殺人事件」の数が昔より増えて
(これはほんとうに「増えて」いるのかという検証が必要かも)、
かつ、
それが発達したメディアによって
大々的に報道される、ということが
その体感不安増大の要因なのかもしれません。


★★★
そして、先日亡くなった画家・エッセイストの宮迫千鶴さんの「蓋棺録」(p.196)も、
『ママハハ物語』を愛読していた私には、ほろり、とくる内容でした。
お書きになったのは千葉望氏。



そんなこんなで、盛りだくさんの『婦人公論』、発売中です。
昨日、披露宴をすませたばかりの小池栄子が表紙です。
posted by 川原和子 at 14:04| Comment(0) | TrackBack(1) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月16日

手塚治虫文化賞贈呈式に

 去る6月12日、第12回手塚治虫文化賞の贈呈式に行ってきました。

受賞者は(http://www.asahi.com/tezuka/
●マンガ大賞「もやしもん」石川雅之
●新生賞「トロイメライ」島田虎之介
●短編賞「グーグーだって猫である」大島弓子
●特別賞 大阪府立国際児童文学館

の各氏です。

授賞式の様子の記事はこちら↓
http://www.asahi.com/culture/update/0612/TKY200806120264.html

史上最年少の大賞受賞者である「もやしもん」の石川さんの挨拶も、
「トロイメライ」の島田さんの、青林工藝舎への感謝とねぎらいをこめた挨拶も
とてもよかったです。

そして、ビックリだったのは、大島弓子さんの代理として
小泉今日子さん(キョンキョン!)が登場したこと。
や、キュートでした。


そして、特別賞を受賞した大阪府立国際児童文学館
なんと、知事案で廃館が打ち出されてしまっています。


この大阪府立国際児童文学館がどうすごい施設なの?ということは、
宮本大人さんのブログ
・ミヤモメモ[大阪府立国際児童文学館関連]のカテゴリ

http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/searchdiary?word=%2a%5b%c2%e7%ba%e5%c9%dc%ce%a9%b9%f1%ba%dd%bb%f9%c6%b8%ca%b8%b3%d8%b4%db%b4%d8%cf%a2%5d

や、

・白峰彩子さんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/mtblanc/20080523

に詳しいです。



私の粗雑なアタマで乱暴にもざっくりまとめると、
大阪府立国際児童文学館は、

●国立の国際子ども図書館(44万点)をはるかに越える数のコレクション(70万点)

●運営費のうち、9千万円近くを寄付や寄贈に頼りつつ運営してきた官民合同の取り組み実績のある施設

であり、
この施設をなくしてしまうのは、
あまりにももったいないのではないかと思います。


「ぜひ存続させて!」
「せめて、存続可能性の見直しを!」

と思われる方がいらっしゃいましたら、
その意思表示として「パブリックコメントを送付する」ということが
できるようです。
府民じゃなくてもOKみたいですが、
ある程度の長さでの意思表示(「残して下さい!」という一行だけじゃないもの)が大事になるようです。
ちょっと面倒ではありますが、
これだけの施設を早急な判断でなくしてしまうのは
「ちょっと待って欲しい」、という意思表示をなさりたい方は、
よろしかったらコメントをお寄せになってみて下さい。
もう募集は始まっていますが、
確実に会議に意見を反映させるためには6/20くらいまでに
送るかたちがよりベターのようです。


ご関心のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。


●大阪府の「大阪維新」プログラム(案)のパブリックコメントの募集はこちら
http://www.pref.osaka.jp/gyokaku/public/index.htm

●ひこ・田中さんの「児童文学書評」に、送付についての案内
http://www.hico.jp
(「パブリックコメント集」をクリックすると、
これまで送られたパブリックコメントが読めて参考になります)

●パブリックコメント送付についてのわかりやすいチラシはこちら↓
http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/kubaru/chirashi20080615.pdf
http://homepage3.nifty.com/jibun-ouen/kubaru/chirashi20080615.jpg
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2008年05月29日

『少女と少年と大人のための漫画読本 2007-2008 』

 このたび、ライター・翻訳家・編集者の野中モモさんが、
『少女と少年と大人のための漫画読本 2007-2008 』という同人誌を
発売されました。

http://lilmag.org/?pid=7906458(商品ページ)


(以下、商品ページからの引用です)
少女と少年と大人のための漫画読本 2007-2008

野中モモ/Lilmag/2008年5月18日/A5・76頁

当店の出版部門Lilmag Publishing(リルマグ出版部)第一弾リリース作品にしてシリーズ「リルマグ漫画文庫」その1。
女性の声多め、70年代生まれの声多めで、順位はつけずに2007年に面白かった作品と08年の注目作品を徹底紹介する漫画ガイド本。

内容は以下の三部構成。
・'07年の新刊漫画レビュー60本(初出は女性誌)
・22人の漫画目利きに聞く'07年の漫画ベスト10+'08年の注目作品
・雑誌には載せられなかった漫画の話

アンケート回答者:
あべ++、唐木元、室山琴音、福田里香、炎、川原和子、速水筒、来田涼子、木村カナ、
古澤健、宇波拓、泉智也、吉田アミ、中村賢治、高柳昌之a.k.a.あらいぐまMC、
sayuk、tigerbutter、キツカワトモ、ワダヒトミ、加藤亮太、中山亜弓、夕タン

販売価格 600円(内税)



なんと光栄なことに
私にもお声を掛けて頂き、
オススメ作を挙げさせていただいております。

私以外の方はみなさんそれぞれ
独自の基準をおもちのすごいマンガ読みの方々ばかりなので、
私のセレクトはなんといいますか、
たとえて言うと
独自のセンスでかっこよい着こなしをされている方のなかに
一人だけ超メジャーなお店で買った服でやって来ちゃったヒト(私)、
しかもよく見ると、
下に着てるBLっぽい絵柄のプリントされたTシャツが
透けて見えてます、
……みたいな
やや場違いというかなんというか、
…なんですが、
「いやいや、まぁまぁ、にぎやかしということで…」
と自分で自分をフォローしております(←こればっか。淋しい人間で…すいません…)。


ちなみに野中さんはお目にかかった際、
「さわやかなセレクトですね」
と優しくフォローしてくださいまして、
人の情けが……身にしみました……。



実は先日、
この本の打ち上げ飲み会に参加させていただいたんですが、
すごいマンガ読みの方が集まっておられたので
テンションがあがりまくり、
気が付くと、メモを片手に
「どんなカンジで新刊とかチェックされてますか?」と
つめよったりしておりました……。
……初対面なのに……こんなマンガバカで……
……ホントに、すいませんでした……(土下座)!!


でもいろんな貴重なお話が伺えて胸がいっぱいになり、
ほくほくと帰宅したのでした
(すばらしい場を設定してくださり、野中さんありがとうございました…!!)


そんなわけで、
私もこの本を読んで、「むむ、これは読まねば…!!」というリストを
わくわくしながら鋭意作成中の
『少女と少年と大人のための漫画読本 2007-2008 』。


マンガに興味があって、
特に、エッジなかんじのものをもっと知りたい、という方には
とてもよいガイドになるのではないかと思います
(私自身、すごく参考になっております。
自分なりにいろいろチェックしているつもりでも
盲点になってる作品が思いのほかあって、
マンガの海は本当に広大だと実感中です…!!)。


こちら↓から通販できますので、
「読んでみたい」という方は、ぜひどうぞ。


『少女と少年と大人のための漫画読本 2007-2008 』
http://lilmag.org/?pid=7906458(商品ページ)
http://lilmag.org/(お店のトップページ)
posted by 川原和子 at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月28日

『ユリイカ』6月号、マヤ役決定!など。

えー、昨日もとりあげたのに
クドくて申し訳ないですが、引き続き、
お知らせさせてください。

NTT出版webマガジンの連載おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/human/013/19.html

今回は、
あきづき空太『赤髪の白雪姫』(白泉社)
をとりあげてます。
まだご覧になっていない方、
気が向かれましたら、是非。

★★★
そして、『ユリイカ』6月号、
特集「マンガ批評の新展開」が発売になりました。
充実の執筆陣など、詳しい内容はこちらを。

マンガ批評に興味をもつ硬派な方にはもちろん
歯ごたえアリ、読み応えアリ、なわくわくラインナップです
(…しかしそういう方は情報早い方が多いので、
もう購入済みだったりしそうかも……)。


批評にはそれほど興味ないんだけど…というマンガ好きの方にも、
特に、『鋼の錬金術師』の荒川弘さんのインタビューは
いろいろ示唆深い内容なのでは、と思います。


「現実(リアル)を素材に夢(ファンタジー)を錬(ね)る 『鋼の錬金術師』 という錬成の行方」

というタイトルで、聞き手は藤本由香里氏。
実家が酪農農家だった、という荒川さんの
シビアでクールな死生観が語られていて、
たいへん興味深かったです。
『ハガレン』ファンにはご一読をオススメします。

先日、手塚治虫文化賞新生賞を受賞した島田虎之介さんの
受賞後初インタビューも掲載されています。
聞き手は伊藤剛氏。

マンガ批評の新展開
マンガ批評の新展開
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青土社
売り上げランキング: 893


★★★
ところで、
8月上演の舞台「ガラスの仮面」(蜷川幸雄氏演出)、
ヒロインが大々的に公募されていましたが、
決定したそうです。

http://www.asahi.com/culture/update/0527/TKY200805270341.html

マヤ役の大和田美帆さん、俳優の大和田獏、岡江久美子夫妻のお嬢さんなのですね。
…なんだか、「経歴的には亜弓さん系」のマヤちゃん(笑)、ですね。

どんな舞台になるのでしょうか。
posted by 川原和子 at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月26日

『神聖モテモテ王国』7巻発売中じゃよ!!

…うう…。
突然の体調不良に翻弄され暗い週末を過ごした川原です。
まあそういうこともあるってことで。
人間だもの。


…と、自分で自分をフォローして
サム――い気持ちになりましたよハハハ……。


…そんなことより奥さん!!&おニーさん!!&オネーさん!!&おとっつぁん!!
大変です!!


…ながいけんの『神聖モテモテ王国』をご存じですかな?


『神聖モテモテ王国』とは、
ナオンと彼等だけの蜜あふれる約束の地、
「モテモテ王国」を建国すべくやってきた宇宙人「ファーザー」と、
「モテたい」一心で宇宙人と同居する学生(オンナスキー)が繰り広げる物語!!


…って、なんだかよくわからないかもしれませんが、
そんな話なんだからしょうがない!!

しかし独特のギャグセンスが、
お好きな方にはたまらないカンジなのでありまして、
よく考えると単なる駄洒落のような気もする
ファーさま扮する
「宮廷画家 宮廷ハニー画伯
とか、
モテるためにスパルタ教育をする「阿鼻教官」とか、
そーゆーネーミングもいちいちツボに入り、
気がつけばとりこになっていたわたくしなのです。
そんなわけで、よく日常生活でも
ファーさま語録を口走っております…!!
(例:「うっかり歴史に名を残すと恐ろしいにゃー。」
     ↑
   歴史ものやおいに関する、ファーさまの含蓄深いコメント。
   ……ホント、すんまっ…せん……)


…まあそれはさておき。


週刊少年サンデーに連載された本作、
ながらく入手困難でしたが、
コミックパークさんの、
「顧客の注文に応じて1冊からでも製本販売」というBookParkオンデマンド出版システム
により、既刊の1〜6巻もめでたく復刊。



そして、なんとこのたび、

単行本化されてなかった作品すべてを収録した7巻

が発売されました!!
ギャワー!!


http://www.comicpark.net/cm/comc/detail-bnew.asp?content_id=COMC_ASG01248


もちろんわたくしもポチッと申し込み、
到着をわくわく待っているところであります…!!
私の場合、
1〜6巻はサンデーコミックスでもってるんですが、
幻の7巻が入手できるのは
コミックパークだけ!!



なんと、
製造が間に合わないほど売れてるそうですが、
未読の方はこの機会に是非、
「幻の7巻が読みたかった」という方も
急いでお申し込みを!!
(トップページによると、7巻は、
「本商品は注文が殺到しているため、出荷予定が通常より遅くなっております」
とのことです)

オンデマンド出版、ということで、
1冊当たりの単価がコミックスに比べるとお高いのがなんですが、
「ずっと探していたけど入手できなかった!」
という方には福音のシステムかと思います。


以上、お知らせでありました!!
posted by 川原和子 at 07:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月14日

渡辺由美子さんの連載で

オタクカルチャー・ジャーナリストの渡辺由美子さんが
「渡辺由美子の乙女はつらいよ」という連載で、
なんと、
わたくしの部屋のことをとりあげてくださっています。

ちょっと恥ずかしい(テヘッ★)けど、
とっても光栄です!!

●「渡辺由美子の乙女はつらいよ」
第15回 私とオタクの部屋

http://www.dot-anime.com/tb/tb_essay/essay_04_00.html



…それにしても、思い返せば、
このブログの初期にも

「マンガと雑貨好きの両立とは?」
「オタクとオシャレの融合は可能か?」

ってなテーマで、熱く語っていたことを
思い出しました……。


●2005年08月22日
フレンチカントリーと「男の星座」
http://mangalove.seesaa.net/article/6138862.html




……この時点でも、

「だから、
白い本棚に『男の星座』(注:梶原一騎の自伝的作品)を並べてる時点で
なんか違うだろ!!」

フレンチカントリーと調和しないだろ、『魁!!男塾』全巻は!!」

と自分にツッコんでたわけですが、
……3年近く経過しても、
基本的には同じことで悩んでますね……。


渡辺さんのエッセイにもありますように、
片づけ上手の渡辺さんからは、

部屋の状態からすると観葉植物はむしろ邪魔では?
それ、デッドスペースでは?


的な、もっとも、
かつスルドいご指摘を受けたわけですが、

「いやいや、
観葉植物は、空気を浄化してくれるから!!
コレがないと、煩悩で空気、濁りっぱなしだから!!
実用だから!!(必死) 」

という言い訳をしたわたくし。



……なんか、しない方がマシな言い訳、ってかんじがするのは
気のせい……?


ともあれ、
乙女心とオタク心の共存(?)についての悩みは
まだまだ続いていくと思われます……。
な、泣いてなんかいません!!
これは汗!!汗ですよ…!!(←無意味な強がり)

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posted by 川原和子 at 08:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月13日

【情報】『チーム男子を語ろう朝まで!』イベントin立川

昨日は寒かったので、結局、
豚汁つくって食べました(with焼きジャケ)。
早く平年並みの気温に戻って欲しいですぶるぶる。


さて、
5月3日のエントリで、
『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!』(太田出版)関連の
トークイベントに行ってきました〜、
というお話を書いたんですが、
こんどは立川の書店で、
『チーム男子…』収録の座談会メンバー勢揃いで
トークイベントがあるそうです。

『チーム男子…』収録座談も示唆深くも面白くて、
イベントに行けない方でも、
女子が、男子同士のどういう関係性に注目してるのか?
というようなことに興味のある方にはオススメなんですが
(私は爆笑しつつも、おお!と感心する発言多数でした)、
この強力メンバーでのナマトーク、どんなことになるのか
いまから楽しみです。


トークの後はサイン会もあるそうですので、
サイン希望の方は5/31、『チーム男子…』を持って立川に集合!!です。
私もさっそく申し込みました〜。


会場の「オリオン書房 立川ノルテ店」って、
タカシマヤの隣の、1FにACTUS(家具屋さん。うちのダイニングテーブルは
新宿のACTUSで買いました…)が入ってる建物(パークアベニュー)の
2Fのあそこですね。
広々して、本が見やすいので好きな本屋さんでした。

私は以前は国立・国分寺近辺に住んでいて、
その後10年以上南武線沿線に住んでいた関係で
立川には馴染みが深いので、
個人的にはそういう意味でもなんとなく嬉しいです。
立川、百貨店やビルがいっぱいでモノレールも通ってて、
いまや大都会ですよね。


トークイベント「チーム男子を語ろう朝まで!出張版」
開催決定!

●場所:オリオン書房 立川ノルテ店
●日時:5/31(土)17:00〜19:00
●トークゲスト:カトリーヌあやこ×金田淳子×能町みね子×福田里香
●定員:50名様まで。
●参加費:500円
●お申し込み方法:お電話でのご予約を承ります。
オリオン書房 立川ノルテ店
TEL 042-522-1231
http://www.orionshobo.com/

ひとつの目的、ひとつの想い、たったひとつの“なにか”のために結束する――、愛すべき「チーム男子」の姿。
女子が立ち入れない、だからこそ憧れる「チーム男子」の世界。
彼らの魅力を徹底考察し、とことん楽しむインタビュー&ガイド本『TEAM!チーム男子を語ろう朝まで!』の刊行記念トークライブ。
本書の男子禁制座談会で、愛と欲望あふれるチーム男子語りを炸裂させた、男子ウォッチャーの猛者4人が再び集結。
爆笑座談会、出張版!!
<オトコは単体で愛でるより、チームで鑑賞したほうが美味しい!>

詳細は、チーム男子ブログにて。
http://teamboys.cocolog-nifty.com/blog/

TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!
チームケイティーズ
太田出版
売り上げランキング: 14185
posted by 川原和子 at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

エコ配に登録してみました

 知り合いの方に教えて頂き、エコ配http://www.250express.jp/
という宅配便に登録してみました。


これは、専用袋に入るものならいくら重くても280円で送れる、という宅配便。


いままでなんとなく存在を聞いたことはあったのですが、
先日、知り合いがこれでマンガを送って下さったら、
その袋が、
B6(青年誌のコミックス)の本が10冊入っても全然余裕、という大きさだったので、
「へぇ〜」
「これは便利かも」
と思いまして。


なにせ私、
マンガ好き同士でしょっちゅう、
マンガや本の貸し借りをする身なもので、
リーズナブルな値段でやりとりできれば、
それに越したことはないんですよね。
……いや、
もちろん欲しい本は全部買って持っていたいですけど、
金銭的にも空間的にもなかなかそうもいかず…。




このエコ配、
利点はなんといっても

●圧倒的な安さ(いくら重くても280円!)
と、
●重さを測らなくても良い(計量は、意外と面倒)

というところです。



難点は、

●1セット単位で先払い(1セット/40部 11,760円)しなくてはいけない

ことと、

●配達区域が限られる
ことです(これは要注意!!!)
※集荷・配達可能エリア
http://www.250express.jp/main/area.htm


私の場合は、東京都在住で、
知り合いは東京都と神奈川県に集中しているので、
メリットあり、と判断して申し込みました(神奈川県は、集荷はできないけど配達可能区域。
つまり、神奈川在住の人は、
荷物を送れないけど受け取ることはできる、という
ちょっと歯がゆい立場、ってことですね)。


まだ送ったことはなくて、
現在は、申し込みが済み、
セット(専用袋と伝票40セット)が手元にある、という状態。
使い勝手など未知数ですが、
この安さは凄い!!と思うし、
自転車をつかってCO2削減、という発想も面白い。
これで、配達可能エリアがもっと広ければなぁ〜。


ともあれ、
活用してみたいと思います。
posted by 川原和子 at 07:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月24日

知り合いの猫マンガ、新連載!

 えー、このたび、知り合いが
ネットでマンガの新連載を始めることになった、
と知らせてくれたので、宣伝を。


『コクロ』という猫のマンガです。

作者は、杉作さん。

http://moura.jp/manga/michao/251/index.html


以前、『モーニング』で連載していた『クロ號』という
マンガの続編。
クロの子どもだから、コクロ。
フルカラーマンガだそうです。

『クロ號』も、
独特のタッチで、味があります。

クロ號 1 (1)



そういえば、
なんと、あの少女マンガ界の大御所・山岸凉子先生の
『舞姫(テレプシコーラ)』の作中に
ひょい、とクロ(のぬいぐるみ)が登場したことがあって、
読んでて「えええええ!」と驚愕したことがありました。
その後、山岸先生が『クロ號』のオビの推薦文をお書きになったのを見て、

「ひぇ〜、あの山岸先生にオビを書いてもらうなんて!!
杉作さん、す、すごい!!」

と(ひとごとながら)シビれました。


…って、思わず
『クロ號』マメ知識(笑)を
披露してみました。

★★★
作者の杉作さんとは、
10数年前(!!)、国分寺に住んでいたとき
地元のある講座で知り合った地元つながりの知り合いだったのですが、
それからお互い結婚したり引っ越したりで、
すっかり住まいが遠方になってしまい、
考えてみれば
けっこう数年単位でお目にかかってないことに
気がつきました。


知り合った頃は、杉作さんがまだマンガ家志望の時代でしたが、
「気は優しくて力もち」の気のいいおにーさん、という
雰囲気でした。
ご活躍、嬉しいです。


…てなわけで(?)、
『コクロ』も、ご興味のある方は
よかったら是非、
ポチッと見に行ってみてください。



クロ號 1 (1)クロ號 2 (2)クロ號 3 (3)クロ號 4 (4)クロ號 5 (5) (モーニングワイドコミックス)クロ號 6 (6) (モーニングワイドコミックス)クロ號 7 (7)クロ號 8 (8) (モーニングワイドコミックス)クロ號 9 (9) (モーニングワイドコミックス)
posted by 川原和子 at 07:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月06日

またまた、講座情報。

昨年12月6日のブログでもとりあげましたが、
日程が迫ってきましたので、改めて。


新宿の朝日カルチャーセンターで、
3/22(土)に、ゴスロリについてのこんな講座があります。

http://www.acc-web.co.jp/sinjyuku/0801koza/A0102_html/A010207.html

死想の血統  ゴシック・ロリータの系譜学 
講師: アート評論家
 樋口ヒロユキ 
講座の内容: ゴシック・ロリータと呼ばれるファッションや文化のグループがあります。 オタクと並ぶ日本文化の代名詞になりつつあるゴスロリ文化の数百年に及ぶ歴史と現在、 今後を展望します。
期間・曜日・時間: 3/22
土 15:30〜17:30
受講料(税込み): 1回 会員 2,940円
一般 3,570円
ACC学生会員 1,000円 


★★★
その文化の内側の人には、わざわざ言葉にするまでもない、
でも共有されている「何か」を、
きちんと言葉にして、バランス感覚をもって、
その文化の外側にいる人に伝える。


そーゆーことができる人は
実は意外と少ないものですが、
樋口さんは、
それができる方の一人だと思います。


その文化のもつ特色・力、そして共有される「思い」を
言葉にして語ることは、
その文化の外側にいる人にとって、
文化の入り口になると同時に、
文化の内側にいる人にとっても、
何らかの気づきや発見をもたらすことがあるのでは、と
思います。



『死想の血統 ゴシック・ロリータの系譜学』(冬弓舎)という著書をもつ
樋口さんが、
ゴスロリの歴史を概観しつつ
まさにいま現在のストリートにおけるゴスロリちゃんの生態までを
スライドなどを用いてビジュアルを交えて
語ってくれる講座になりそうです。




関西在住の樋口さんのお話が
関東でナマで聴ける、貴重な機会。
ご興味のある方、
足を運ばれてみては。
(私ももちろん(笑)、申し込んでます!!)


昨年夏、ジュンク堂で開かれたトークショーでのお話も、
ゴスロリに関する知識がほとんどない私にも
わかりやすく、それでいて刺激に満ちた内容でした。


暗黒ワールドを明快な言葉で愛を持って語られる
樋口さんのお話、
楽しみです。

死想の血統 ゴシック・ロリータの系譜学
樋口 ヒロユキ
冬弓舎 (2007/07)
売り上げランキング: 146564
posted by 川原和子 at 10:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

こんな講座が

情報二つ。


やおい・ボーイズラブの時代
精神分析的に考える
講師 精神科医 斎藤環
法政大講師 金田淳子
日程 4/25
金曜日
19:00〜20:30
受講料 1回
会員・一般とも2,000円
学生1,000円




講座内容 「やおい」あるいは「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれる、「主に女性が描き女性が読む、男性どうしの恋愛・性愛の物語」に注目が集まっています。このようなジャンルは、70年代少女マンガにおける「美少年愛」を端緒としつつ、80年代の「パロディ同人誌」ブームを経て、現在の量的・質的な発展に至っています。

現代の女性たちはなぜ、やおい、ボーイズ・ラブに魅了されるのでしょうか。本講座では、様々な表現の読解とともに心理的解説を試みます。


ここから申し込めます。

★★★
そして、2件め。
NTT出版webマガジンで
「此れ読まずにナニを読む?」をマンガ評論家・伊藤剛さんと不肖わたくしめが
交替で連載させていただいてます。

その伊藤剛さんの講座が、上記講座の1週間前に
開かれます。
ここから申し込めます。



マンガ表現論入門
講師 マンガ評論家
伊藤剛
日程 4/18
金曜日
19:00〜20:30
受講料 1回
会員・一般とも1,500円
学生1,000円




講座内容 コマ、キャラ、言葉など、マンガは様々な要素が複雑にからみあって構成されています。マンガ表現の基礎と批評の現在を、気鋭のマンガ評論家がわかりやすく語ります。



http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/koza/2008/02/0120.html



ご興味のある方は、ぜひ。
posted by 川原和子 at 00:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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