井上雄彦の車椅子バスケをテーマにした『リアル』(集英社)を
7巻までまとめて読んで、感激。
(『リアル』は不定期連載でなかなか単行本にまとまらないので、
つい、ある程度たまってからまとめて読んでしまうのでした…)
登場人物の、
「惚れた女にかっこいいとこ見せたい」って心理に、
「うんうん」と共感しがらひきこまれて読んでたのですが、
読み終えて本を閉じ、はぁ〜と余韻にひたりつつ、
ふと、
「ん?
じゃあ女子にとって、
『好きな男にいいとこ見せたい』って心理は、
マンガでは
どう表現されるのかなあ?」
と思いました。
……単純なようでいて、
けっこう難問な気がしました。
思えば、
2年ちょっと前のNIKKEI NETでの連載時にも書かせて頂きましたが、
ずっとぼんやりと、でもしつこく、
このテーマを考えてる気がします…。
この回とか。
★★★
私がこれまで生きてくるうえで
いっぱいすごいパワーをもらった少女マンガ。
その少女マンガの魅力と力を感じられそうな、
『少女マンガパワー!』展が、
いよいよ明日16日から開催されます!!
お見逃しなく。
少女マンガパワー!
― つよく・やさしく・うつくしく ―
(チラシの画像は許可を得て掲載しています)
2008年2月16日(土)〜3月30日(日)
川崎市市民ミュージアム
開館時間:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、3月21日(金)
会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1
観覧料:一般800円、65歳以上・高大生500円、中学生以下無料※年齢のわかるものをご提示ください。
主催:川崎市市民ミュージアム、読売新聞東京本社、美術館連絡協議会
協賛:ライオン、清水建設、大日本印刷、三菱商事
東急東横線・目黒線、JR南武線「武蔵小杉」北口よりバスで約10分
〒211-0052川崎市中原区等々力1-2 Tel 044-754-4500
http://www.kawasaki-museum.jp
マンガは世界の国々に存在し、各々の発展を遂げ、花開いています。その中でも日本のマンガは、いまや世界中で読まれ親しまれるようになりました。
さまざまな世代、好みに合わせて多くのマンガ作品が生み出されている中、近年特に世界から注目されているのが日本の少女マンガです。その作品のバリエーションの豊かさ、人間の内面を掘り下げた独特の表現力こそが、社会や時代のギャップを超えて注目を浴びる理由ではないでしょうか。
本展は、日本の少女マンガ形成に多大な影響を与えたマンガ家23人の作品から、少女マンガのジャンル全体を見通そうとする企画です。北米9カ所を巡回し、日本の少女マンガの真の魅力を伝えた「Shojo Manga! Girl Power!」展をベースに、100余点におよぶ原画・原画’(ダッシュ)(※)のほか、特別出展原画、作家の愛用品やグッズ、出版資料などを加え、日本展用にリニューアルをいたしました。これらの作品・資料を通して、生き生きとした作家の息吹と少女マンガのもつパワーをより強く感じ取っていただければと思います。
※原画’(ダッシュ)・・・修正の跡や鉛筆の消し跡まで再現した精巧な複製。原画とほとんど見分けがつかないほど完成度の高いものです。また作成が難しいため、ごくわずかな数しか存在しません。
出展作家
手塚治虫 Osamu Tezuka
わたなべまさこ Masako Watanabe
松本零士 Leiji Matsumoto
石ノ森章太郎 Shotaro Ishinomori
ちばてつや Tetsuya Chiba
水野英子 Hideko Mizuno
牧美也子 Miyako Maki
里中満智子 Machiko Satonaka
一条ゆかり Yukari Ichijo
池田理代子 Riyoko Ikeda
美内すずえ Suzue Miuchi
竹宮惠子 Keiko Takemiya
山岸凉子 Ryoko Yamagishi
萩尾望都 Moto Hagio
陸奥A子 A-ko Mutsu
くらもちふさこ Fusako Kuramochi
岩館真理子 Mariko Iwadate
佐藤史生 Shio Sato
吉田秋生 Akimi Yoshida
岡野玲子 Reiko Okano
CLAMP CLAMP
今市子 Ichiko Ima
よしながふみ Fumi Yoshinaga
○展示内容・構成:
1.少女マンガジャンルの成立と確立(1950〜60年代)
2.少女マンガの革新(1970年代)
3.少女マンガのさらなる発展(1980年代以降)
4.コーナー展示
アメリカでの反響を追う/マンガの原画と複製について考える/少女マンガ読書コーナー
※「ファンレターを書こう!」コーナーがあるよ!