みなさん、快適な電脳ライフを謳歌していらっしゃいますか?
日進月歩のハードの進歩についていけず、電脳社会から順調に落ちこぼれているわたくし(例:携帯メールを、いまだに使っていません)ですが、昨日は必要に迫られて、ICレコーダーを使ってみましたよ!!
ご存じですか?
あの棒みたいなやつですよ!!
あんな小さなボディーで、録音再生できちゃう、というニクいやつ。
昨年(いま見てみたら、3月18日でした)、新宿朝日カルチャーで行われた竹熊健太郎さんの「僕のインタビュー術」講座でお話を伺ったのですが、そのときのお話によると、竹熊さんはインタビュー時の録音には、ICレコーダー(ICD−MX50)を使ってらっしゃるとのことでした。
竹熊さんいわく、
「デジタル録音で音質も良く、長時間モードにすれば数時間記録でき、テープ交換の必要もない。そしてそのままPCにコピーして即、作業に入れる」(レジュメより)
とのこと。
うーん、どう考えても便利そう…!!
私はそれまでは、自分の講演や研究会での発表等の会話の録音には、小型MD(ソニー MZ−B100)を使用していましたが、テープ起こし用の「ちょっと巻き戻し機能」がついていたのでそれなりに便利で、やや重いこと以外にはあまり深刻な不便は感じていませんでした。
でも、竹熊さんのお話を伺ってみると、録音のためのMDをいちいち買わなきゃいけないことと、これが溜まってくるとけっこう場所を取る、ということも気になってきました。
そこで、周囲の録音メディアに詳しく、かつ親切、というすばらしい方々にいろいろ教えを請い、昨年の7月、ICレコーダー(検討の結果、SANYOの「ICR-S270RM」に決定)をズバッと購入したのでした(ちなみに、ネットショップで22,000円でした)。
そこから、素晴らしきICレコーダーライフが始まるはずだったのですが……いかんせん……自分の心の中でなんとなく、「あー、取説読むのか……面倒……」という、実にくだらなくも切実なハードルをこえられず………
買ったはいいが、放置という期間が続いていたのでした。
いえ、まったく使わなかったわけじゃないんです。
正確に言うと、購入以来の
10ヶ月間に、2回ほど使いました。
使う当日に、半泣き・汗だくで取説を読む、という泥縄方式で……。
そんでもって、またもや昨日、突然録音をする必要に迫られ、またまた取説首っ引きで、録音してみたわけです!!
……ん?
結論から言うと、これすごく便利かも……。
いや、それがいかに便利か、って話は、もう去年さんざん言ったから!!
教えたから!!と、私の周囲の方は心の中で激しくツッコんでおられると思いますが、ホラ、あれです、「どんな便利な機械でも、使う人間次第」っていう、よく知らないんですけどSFとかで語られるあのテーマをネ、ちょっと体現してみたわけですよ!!(できればしたくなかったが)
このお話のテーマは、
どんな便利なICレコーダーも、使わなくては意味がないんだ、
ってことですよ!!
………言えば言うほど10ヶ月もレコーダーを使えてなかった自分が嫌になってくるので、強引に話を進めます。
今回録音して「すごいぜ!ICレコーダー!」と感激したのは、
●本体が軽い
●録音メディアが要らない(カセットテープとか、MDとか)
→場所をとらずに(PCの容量はとりますが)保存・整理できる
●PCにコピーする取り込み時間が非常に短い(何十秒しかかからない)
ことです。
さらにSANYOのこの機種は、
●直接PCにズバッと差し込んで使えるため、USBケーブルが要らない
とゆーすぐれもの。
すーばーらーしーいー!!
…と同時に、自分を弁護するわけじゃないですが、なぜ10ヶ月も放置したか、というのもわかりました。
それは、
○やや複雑な操作を、覚えなくてはいけない
からなんです。
というのも、本体がとっても小さいため、ボタンの数も少なく、いきおい「少ないボタンに複数の機能」がつくので、それが直感的にわかりづらいんですよね。
私のように、メカに身構えてしまう人間にとっては、なかなか仲良くなるのが難しい、という……。
でも、昨日ちょっとだけ使ってみて、改めてその便利さに開眼、でした!!
いままで放置して、正直すまんかった、わがSANYO・ICR-S270RMよ…!!
そして、以前周囲の方から教えて頂いたことを思い出すに、テープ起こしをする際、ICレコーダーで録音してPCに取り込んだ音声データを、再生速度を変えることができたり、ちょっとだけ巻き戻しとかもできるソフトで聞きながら、PCで入力する、という形でテープ起こしができるそうなんですよ。
すごい!!
すごい!!
でも、
やり方が(まだ)わからない!!…自爆。
……ともあれ、これからはもっとICレコーダーを使っていきたい、と心に誓ったわたくしでした。
電脳高齢者は、なにごともいちいち大騒ぎです。すいません。