2012年09月10日

『池田理代子の世界』、執筆させていただきました

厳しい残暑の中にも、
朝晩など少しずつ秋の気配が感じられるようになって
嬉しいです。

 
このたび、
「ベルサイユのばら40周年」と「池田理代子先生のデビュー45周年」を記念して、
このような本が出ました!

『ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界』



ヤマダトモコさんのブログに詳しく内容が紹介されています。
●トモコメモ
http://yamadatomoko.sblo.jp/article/57830797.html

池田先生によるカラー8P描き下ろし「オスカル、星の瞬間」、
池田理代子ロングインタビュー――劇画家人生を語る(秘蔵写真、満載! )※インタビュアーはヤマダトモコさん
よしながふみ氏による「ベルばら」トーク、
角田光代・三浦しをん・中島京子 各氏の作品論、 
里中満智子/赤石路代/二ノ宮知子/松田奈緒子/志村貴子 各氏による「池田作品とわたし」
等々…

超豪華な内容になっています!!

そして、
「親友対談」として林真理子さんと、

「戦友対談」として木原敏江さんとの対談も収録!


マンガ研究に関心のある方にとっても、
作品リスト
(調査の正確さ・的確さに定評のある「図書の家」の小西優里・卯月もよ氏作成)
や、
担当編集者インタビュー、
主要作品解説
(意外にも、池田作品のリストやまとまった作品解説が形になるのは、これがおそらく初めて。
解説も
京都国際マンガミュージアムの方々や気鋭の研究者の方々、という
実力派による充実の内容!)

そしてなんと
幻の雑誌デビュー作「バラ屋敷の少女」採録!
(私もここで初めて読めました。感激です!)
藤本由香里氏による評論も収録!


…という、たいへん貴重なものとなっております。


私もなんと、
「池田作品・徹底解剖」と題し

●池田作品の見取り図、
●主要キャラクターズ図鑑、
●グッとくる名セリフ10,
●語り継ぎたい名シーン、

そして、

●「マンガの古典『ベルサイユのばら』
少女・少年マンガの垣根を越えて
オスカルが愛(パロディ化)された理由」


という部分に執筆(または協力)させていただきました!


クレジットを見ていただければわかりますが、
ライターの横井周子さんと組んで書かせていただく、という初めての体験。

横井さんは私より10歳お若いのですが、
ライターとしては先輩。
そんな横井さんは
年上の私に気を遣ってくださりつつ
非常に的確に率先して作業を進めてくださって、
優秀な方と組ませていただいた喜びをかみしめた次第です。


編集さんも熱意と能力を兼ね備えた方で、
素敵なメンバーと
このような豪華かつ貴重な本に関わらせていただけて
とっても光栄でした
(初期から関わらせていただき、
目次最後のSTAFFの部分で、
「編集協力」にもクレジットしていただきました。
編集さんや横井さんのお力によるところ大なのに…重ねて光栄です!!)。

そして、ベルばら40周年ということで、
松屋銀座店
ベルサイユのばら展も開かれます(9/13〜24まで)。
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20120913_berubara.html


こちらも、ご興味のある方はお見逃しなく!
posted by 川原和子 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月30日

ムック寄稿&NTT出版web更新!

残暑厳しい毎日ですね。
帰省したり夏風邪ひいたりドタバタしているうちに
もう8月も終わりかけ。
ブログもなかなか更新できず
超ひさびさの更新になってしまい、
反省しております。

★★★
8月初旬に学研さんより発売になった
『アニメ・コミック・ドラマ・映画のロケ地めぐりガイド』
というムックで、


「マンガエッセイスト川原和子がオススメする

主人公気分で旅したくなるマンガ」


というコラムを2本書かせていただいています。
大好きな作品
吉田秋生「海街diary」と
岩本ナオ「雨無村役場産業課兼観光係」
についてじっくり書かせてもらえて
とても貴重な体験となりました。

尚、「雨無村…」については、
同人誌『岩本社会学論集』所収の
橋爪太作「灘崎紀行――岩本ナオの世界へ」という論考について
ふれさせていただきました。
客観的な地形や風景の描写と
ファン的な高揚が同居したレポートで
とても参考になりありがたかったです。
この同人誌は
http://lilmag.org/
にて通販可能です。


また、
「日本全国旅したくなるマンガマップ」と
「まだまだある!今からでも読んでおきたい
ふと旅に出かけたくなるマンガBEST8」
のページは、作品選定にご協力させていただきましたが、
編集者でライターのKさんが
大変お力を発揮してくださり
ページを作成してくださっています
(お世話になりました!)。

ご興味ある方、ぜひ手に取ってみてください。


★★★
そして、
NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

和央明『姫ギャル・パラダイス』(小学館)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/093.html


をとりあげています。





おとなのマンガ好きには死角になりやすい小学生向け少女誌での
(いい意味で)ハチャメチャな痛快作です。
9月発売の10月号で最終回なので、
私も、来月も『ちゃお』買います!!
(ふろく…どうしよう…)
posted by 川原和子 at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月01日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

中山敦史『ねじまきカギュー』(集英社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/091.html


をとりあげています。




絵柄はイマふうですが、
80年代『週刊少年ジャンプ』作品を彷彿とさせる
いい意味でのハッタリズムが楽しい
ラブまじり学園格闘マンガ。
お若い方はもちろん、アラフォー以上の読者にも
ぜひ手にとって欲しい作品です。
posted by 川原和子 at 23:31| Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月29日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、
近藤聡乃『うさぎのヨシオ』(エンターブレイン)
hhttp://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/090.html

をとりあげています。



うさぎのヨシオ(本名・ピョン吉)が喫茶店でバイトしながら
マンガ家をめざす、という
ちょっとファンタジックな設定なのに
地に足がついたところもある
ストーリー四コママンガ。


作者の近藤聡乃(あきの)さんは、
石田美紀(みのり)さんの著作
『密やかな教育―<やおい・ボーイズラブ>前史』


表紙装画をお描きになった方でもあります。
これまでは(私の知る限り)
この装画のような
妖しさをたたえた絵柄での作品が多い方なので、
今回の「うさぎのヨシオ」のシンプルで軽やかな線は

全然路線が違ってビックリしました。
作者の引き出しの多さに、嬉しい驚きを感じます!

すごく面白くて、くすっと笑えて最後は感動してしまう
4コママンガです。


近藤さんのデビュー単行本『はこにわ虫』



★★★
ちなみに、
『密やかな教育―<やおい・ボーイズラブ>前史』は
タイトルにもあるように、
まだ「やおい・ボーイズラブ」という言葉もなかった時代、
雑誌『JUNE』の創刊、次世代創作者の育成、といった
新たな性愛表現の誕生と展開の歴史について、考察した力作です(竹宮惠子氏、増山法恵氏、佐川俊彦氏へのインタヴューも収録されています)。
研究者である石田さんの、資料に基づく丁寧なこのお仕事は
このジャンルに興味がある人にとっては
何度も参照される基礎的な文献だと思います。

作家・三浦しをん氏による素敵な書評が
朝日新聞に掲載されたことも印象深かったです。

『JUNE』やもちろん、
「やおい・ボーイズラブ」ジャンルに関心があって
歴史的な流れも知りたい、という方には
必読本だと思います。
posted by 川原和子 at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月18日

NTT出版web更新!&TBSラジオ「Life」出演しました

遅くなりましたが……

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

岡本健太郎『山賊ダイアリー』(講談社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/088.html

をとりあげています。


現代の若者である著者の「猟師」ライフを綴った本作、
非常にユニークで、
いろんなことを気づかせてくれます。

★★★
それから、
先月末に放送された

TBSラジオ「文化系トークラジオLife」
出演させていただきました。

3/25深夜放送分、
テーマは「理想の職場」です。

こちらのポッドキャストで聴けます。

http://www.tbsradio.jp/life/index.html


せっかく話をふっていただいたのに
うまく展開できなかった部分とか、
…失言とか………
いろいろ…忸怩たる思いで
自分ではとても聴きかえせないのですが
(思い出すとギャー!!と叫んで頭をかきむしりたくなります)、
(でもたくさん有意義なお話を聴かせてもらえて
ありがたかったです…ってリスナー状態ィィイイイイイイイ!?
みなさま、本当に申し訳ありませんでした&ありがとうございました!)
他のメンバーがたいへん豪華ですので、
よかったら聴いてみてください。
Lifeには珍しく、女性が多い回となりました!



次回は4月22日(日) 深夜25:00〜28:00 (=月曜1:00〜)

テーマは
「動員とマネタイズ〜文化系ビジネスモデルのゆくえ〜」

です。予告編もアップされています!

http://www.tbsradio.jp/life/index.html
posted by 川原和子 at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月01日

NTT出版webマガジンの連載更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」
更新していただいてます。


今回は、

島本和彦『アオイホノオ』(小学館)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/087.html

をとりあげています。





1980年代初め、
大作家芸術大学でマンガ家(かアニメーター)をめざす
一人の若者のアツい苦闘を描いた本作。

実在の人物をモデルにしているとおぼしき
クリエイターの若き日々が
たいへんに面白いです。

本文にもちょびっと書きましたが、
私も、本作に登場する方々がのちに作られた会社に
在籍させていただいたご縁もあり、
「わかる!!この感じ…!!」
と思いながら読ませて頂いてます。


未読の方はぜひ、
志は高く、目標は身の丈サイズ(笑)の
熱血青年・焔燃(ほのおもゆる)の
昭和の青春に触れてみて欲しいです!!
posted by 川原和子 at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月15日

『BRUTUS』「30巻超え、名作アンチョコ」に

 なななななんと!!
えー、昨年末から怒濤の日々(当社比)を送っておりまして、
気づけば、
今年初めての…更新と…なって…しまいました……。
みなさま、本年もどうぞよろしく
お願いいたします……!!



……で、いきなりですが、
お仕事の宣伝です!!



本日2月15日発売の
『BRUTUS』3/1号、
マンガ特集号です!!

http://magazineworld.jp/brutus/726/
目次は、こちら。
http://magazineworld.jp/brutus/726/#/tab_mokuji


松本大洋×五十嵐大介対談、
そして五十嵐大介描き下ろし『海獣の子供』特別編も収録!


「31人のマンガ好きが愛してやまない71作品をとことん語った」特集も大充実!
(『どげせん』を吉木りささんが語っていたり、
『めしばな刑事タチバナ』を待ってましたの久住昌之さんが語っていたり、
はたまた
『にこたま』を
作者・渡辺ペコさんと「SRサイタマノラッパー」の入江悠監督が語っていたり…
見逃せない特集です!
(個人的には、
湯山玲子さんが西炯子『姉の結婚』について
がっつりと分析されているページを読みふけって
ページをめくると、
次のページが『キン肉マン』!
という落差に
「おおおっ!!」となりました。
語るは甲本ヒロト、井上崇宏、師岡とおるの三氏…超楽しそう)

『進撃の巨人』について、作者・諫山創氏と寺田克也氏の対談も!
もちろん、他の方の語りも興味深いもの目白押し!)


…で、私は

「長期連載中の人気作品に今から追いつく!
30巻超え、名作アンチョコ。」


というページに関わらせて頂きました!

名だたる長期連載作15作の
ストーリーを限られた字数にぎゅっと凝縮して
これから追いついちゃおう!というスゴい企画です。


それがし、

『ベルセルク』

『ガラスの仮面』

を、紹介させていただいておりまする(思わず武将口調に)。
ともに超名作ですので
緊張しましたが、
未読の方にも魅力が伝わるよう、
既読の方は「そうそう!」と思い出していただけるように、と
祈りながらまとめました…!!!!!



『ONE PIECE』はもちろん、
なんと『ドカベン』(シリーズ期間169巻!)までが
紹介されているという
力の入ったページですので、
「読んでみたいけど、長いからちょっと予習を…」という方、
これはぜひ
お手にとって見て下さい!!!

posted by 川原和子 at 00:58| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月30日

NTT出版webマガジンの連載更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

河内遙『関根くんの恋』(太田出版)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/084.html
をとりあげています。






なんかこう、
「関根くんかわいいよ関根くん」
って言ってるだけですかそうですかすみません。

残念でチャーミングな関根くんの魅力を
ぜひ味わってみて欲しいです!


★★★
今月の初旬になんとか無事、
引っ越しが終わりました。

前に住んでたマンションが
ものすごーく収納が充実しているのに甘えて
ものを増やしすぎていたため、
急遽引っ越しが決まったせいもあり、
引っ越し先に、
ものをおさめる家具がなくて
いろんなものが外に出ていて、
大変……大変、ストレスフルです。


どっちをむいても「片づけなくては!」と思うモノが
目に入ってイライライライラしてしまい、
引っ越してからの数週間、
気の休まるときがなくて
精神的に本当にキツかった。


何回かのゴミの日を経て、
ものがちょっと減ったのと、
片づかないまでもまぁなんとか
置き場所が決まったのと
(目にはいるとストレスなので布とかかぶせてごまかしてます。
おいおい片づけます)
いまの家の設備(コンロがガスからIHに、とか
お風呂が自動に、とかいろいろな変化が…)に
ちょっとずつ慣れてきたので
ようやく少し、落ち着き始めました…。


が、私にとって、
お仕事にさせていただいている
文章を書くことって
(こんな程度のもので、と思われそうですが)
自分の中に入り込むというか、
内側に「潜る」ことをしないと書けないところがあって、
今回は環境の変化とかさまざまな要因から
なかなかそういうモードに切り替わらなくて
集中できず、
本当に困り(焦り)ました
(まさかまさか、引っ越しすることで、
そんな状態に陥るなんて…!!
結婚して3度目の引っ越しなのですが、
いままではそんなことはなかったので、
正直、想定外でした)。

よーやく少し落ち着いてきて、
なんとかお仕事できるようになって
ほっとしております………。


あと、自業自得なんですが、
あまりにものが多くて
「こんなにものを所有する必要が?」
という疑問から、
「自分のいままでの人生はすべて間違っていたのでは?」
という気分になり、
鬱っぽくなってしまったのにも参りました
(まあ、もちろんモノが突然増えたワケじゃないんですが、
前の家ではそれなりに収納されていたので
向き合わなくてすんでいたのです…)。


たしか「OL進化論」で、課長が
「中年過ぎたら、うかつに自分とむきあってはいけない」
という意味のことを
おっしゃっていたような気がしますが
(しかし、その資料(マンガ)にたどりつけない…そんな引っ越し後のプチカオス)、
その助言が身にしみます。
うっかりむきあってしまい、
大変なことになってます!!(涙)



…そんなことを言いながら、今年もあと2日。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

来年がみなさまにとって
よい年となりますように。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
posted by 川原和子 at 14:02| Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月29日

NTT出版webマガジンの連載更新!

気がつけば、もう11月も終わりです、奥さん!!
って、誰にむかって言っているのか。


自分、私事ながら目下
急遽決まった引っ越しのため
ものをものすごい勢いで処分中です
(ハイ、あまりにものが多すぎるせいです!
本とか雑誌とか雑誌とか雑誌とか!)。



いやぁ〜…
しかしなんというか、
ものを捨てるっていうのは
「これは、これからの私の人生に不要!」
という判断をくださないとできないわけで、
つまるところ
否応なしに自分と向き合わされてるみたいで
けっこうしんどい…ですね。
でも、いい転機になりそう(前向きに考えてみる)。
頑張ってます。
頑張ります!!


そんななか、
NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。

今回は、

小池田マヤ『ピリ辛の家政婦さん』(祥伝社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/082.html

をとりあげています。



今回の文章は、
ライターの浅野安由さん
北海道新聞金曜夕刊「まんが最前線」の連載で
「ピリ辛の家政婦さん」をとりあげられた
2011年7月1日掲載分の記事を
ブログにあげて下さっているのを読んで、
触発されて考えたことなども
かなり含まれた内容となりました。

★浅野さんのブログvivement mardi!
2011.8.29エントリ
http://d.hatena.ne.jp/ayuasano/20110829


や、私はもう、ぜひとも浅野さんに、

「家事は愛情を動機に行う義務だろうか?」

という部分をテーマに1冊の単行本にしてほしいくらい
興味深いテーマだと思っています。
お願いします!浅野さん!!!


そして、私の連載ではとりあげられませんでしたが、
浅野さんがふれておられる、
同シリーズの
「ヒーダボー/タッチング」
(『フィール・ヤング』2011年7月号所収、単行本未収録
というお話は、
家政婦の「里」が、
独身の手芸家の女性のところに派遣されるお話。
「手芸」を「職業」にしている女性をめぐって、
手芸や家事、そして母性とは?
ということを描いていて
とても興味深いエピソードです。


早くこのお話、
単行本に入るといいなぁ。

でないと、雑誌が処分できなくて
荷物が…減らないんです……(←切実!)(こういう雑誌がいっぱいあって困ってます)。
posted by 川原和子 at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月28日

NTT出版webマガジンの連載&対談!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、
青木光恵
『洋服を9枚に減らしてみた』(メディアファクトリー)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/081.html
をとりあげています。




や、もうね。

今回は私の心の叫びっぷりがすごいですよ!?
正直なエッセイが売り(?)な私ですが、
正直すぎた!?と思うくらいの
セキララぶりです。


マジで、
ファッションセンスに自信のある方、
この何重もの縛りを満たすアドバイス
ぜひぜひお願いします!!
的な気持ちでいっぱいです。


原稿にも書いてますが、
私の原因不明の体調不良は、
「冷えとり」でかなり復調しました。
そして、素敵な冷えとりファッションの本なんかも
出るようになって、
涙が出るほど嬉しかったです!!

…でも、コレも、
やせた人か
センスいい人じゃないと
なかなか素敵に着こなせないファッションという罠…。




「冷えとり」は進藤 義晴先生という方が
提唱なさった健康法ですが、
私みたいにあんまりキッチリしてない(できない)人間には
「こういうやり方でもできるよね」という
青木美詠子さんのエッセイも参考になりました。



「原因不明の不調」をラクにするのって、
本当に大変なので、
もし不調を抱えている方がいらしたら
ためしてみられるのもいいかもです。


でもホント、自分を見直すと
辛くて…辛くて…生きてるのが……キツく…なりま…す……
(痛てててててててて…)。
★☆★☆★☆

話は変わって、
なんと先日、
経済学者の田中秀臣さんと対談させていただきました!!

私自身は言うまでもなく
経済のことはまったくシロウトなのですが、
大学の先生、執筆、メディア出演等々の激務をこなしつつ
家族のお食事やお弁当まで作られる田中先生の生活のことなど
これまで伺ってみたかったことを、
根掘り葉掘り伺っております〜。

他ではあまりお話しなさってない内容かもです。
ぜひご一読を!
(田中先生、すばらしい機会をありがとうございました)

http://real-japan.org/2011/10/24/606/



posted by 川原和子 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月28日

講演録がまとまりました

ここのところ気ぜわしくてバタバタしてるまに
どんどん日にちが過ぎていって恐ろしい今日この頃です
(不義理をしている方、申し訳ありません!!)。


★☆★☆★☆
とりいそぎですが、告知を。


●その1
 『乳房文化研究会 2010年度講演録』がまとまりました

●昨年、乳房文化研究会にてお話しさせていただいた

「サブカルチャーと乳房
〜マンガ・アニメの美少女のボディイメージ〜」

http://www.wacoal.jp/c/nyubou-bunka/lecture/20100605.html

の講演内容が
『乳房文化研究会 2010年度講演録』という冊子にまとまりました。


表智之さん(京都国際マンガミュージアム研究員(当時))

BOMEさん(海洋堂造形師代表)

という豪華なメンバーに混ぜて頂き、
わたくし川原は、

■女子目線でみたマンガ・アニメの身体デザイン

というテーマでお話しさせていただきました。


他にも2010年度の研究会の
「ダンスにおける美しさの表現」、「身体改造と乳房」
というテーマの講演も収録されています。


市販はされてないそうですので、
ご興味のある方は、お手数ですが
乳房文化研究所のほうまでお問い合わせください。
http://www.wacoal.jp/c/nyubou-bunka/


●その2 
9/30までフェア開催中!

 引き続き、
9/30(金)まで
ブックファースト二子玉川店さん
http://www.book1st.net/shops/tok_b13.html
で、

人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた

と題したフェアで、私の著書

『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)


もおいてくださっています!

先日私も見に行ってきましたが
二子玉川駅の改札内にあって、
スープストックというお店とつながるような形で
隣り合っている珍しい形の本屋さん。
なので、スープストックさんのスープのいい香りで
お腹が空いてきます(笑)!


拙著をたくさんならべていただいて
感無量でした。


あさってまでとなりましたが、
どうぞよろしくお願いいたします
(フェア企画してくださったブックファースト二子玉川店のSさん、
S店長さん、書店のみなさま、ありがとうございます!!)。
posted by 川原和子 at 09:11| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月05日

9/6(火)「小島慶子 キラ☆キラ」に出演します

もう明日になってしまいましたが…

TBSラジオの人気番組
「小島慶子キラ☆キラ」
http://www.tbsradio.jp/kirakira/index.html

明日9/6(火)15:00のコラムコーナー
『コラ☆コラ』に
出演させていただきます!


残暑キビシイ折に
恐縮ではありますが、

暑苦しく(?)愛するマンガ作品について
語らせて頂く予定です。


お時間ある方はぜひ聴いてくださいませ。


私は女性マンガ誌『Kiss』の
小島慶子さんのコラム
「小島慶子の絶対☆女子」のファンなので
とっても光栄かつ楽しみです!!
posted by 川原和子 at 19:11| Comment(5) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月03日

ブックファースト二子玉川店でフェア開催中!

9月になった途端台風接近など
いろいろある今日この頃ではありますが、
そろそろ秋の気配もただよってきました。

秋といえば、読書。


というわけで(?)
なんとブックファースト二子玉川店さん
http://www.book1st.net/shops/tok_b13.html


人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた

と題して、
まんがやアニメからまなぶ人生論や自己啓発、というテーマの本およそ
15点を選書したフェアを行っておられます。

そのなかで、私の著書

『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)


もおいてくださっています!!!!!


ブックファースト二子玉川店さん、
http://www.book1st.net/shops/tok_b13.html
なんと東急二子玉川駅改札内のお店です!!!
さらに営業時間は8:00AM〜10:00PMのうえに年中無休。

つまり、忙しい方でも
二子玉川駅を通る方であれば、
改札を出ることなく
立ち寄ることが可能!!
という、
夢のようなリッチ、違った立地であります!!

さらに、店内には座り読みスペースもあり、
(※現在、このスペースは撤去されているそうです。
古い情報で申し訳ありませんでした…2011、9/5 16:40訂正)

「スープストックさんのスープを楽しみながら、
本をゆっくり選んでいただくことができます」
(上記URL内「スタッフからの『ひとこと』」)という
お客さんに配慮した素敵な本屋さん。


この機会にぜひお立ち寄りになって
このユニークなフェアをご覧になってみてください!

拙著を
「気になってたけど、手に取る機会がなかった」
という方は
ぜひここで実物を手に取ってみて下さい!!
(たくさん置いてくださっているので
当分、品切れということもないと思います)


表紙は「うさぎドロップ」の宇仁田ゆみ先生が描きおろしてくださいました。
颯爽と働く大人女子がバッグに
昔愛読した少女マンガを隠し持ってる…というイメージの絵で、
こまかい部分ですが、
宇仁田先生の描いて下さった
表紙の女子が手にしてる「少女マンガ単行本」の表紙
ぜひぜひじーっと見てみて下さい。

9月30日までのフェア、
(とくに田園都市線、大井町線をおつかいのみなさま)
よろしかったらぜひのぞいてみてください!


フェア名:人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた
フェア期間:9月1日 - 30日
概要:まんがやアニメからまなぶ人生論や自己啓発、というテーマの本およそ
15点を選書 
場所:ブックファースト二子玉川店
    (田園都市線・大井町線の二子玉川駅の構内)
電話番号 :03-5717-9031

※フェアは書店入り口脇で展開するそう。
下記URLの写真だと、表の看板と棚のちょうど裏側あたりになります。
http://www.book1st.net/shops/tok_b13.html


★★★
NTT出版webマガジン連載おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」(8月29日更新)もよろしくお願いします。


野村知紗『看護助手のナナちゃん』(小学館)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/078.html
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2011年09月01日

NTT出版連載更新とテレビ出演のおしらせ

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、

更新していただいてます。


今回は、

野村知紗『看護助手のナナちゃん』(小学館)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/078.html

をとりあげています。


今回の原稿、
最後のセンテンスに、私の人格的限界が
にじみ出ております(がくり)。

でもいろんな経験をしてきて、
器が小さい人間には「ここまでが限界」ってライン引き(というか、自覚)も
大事な事なんじゃないかとも
思ってます。
前向きなあきらめとでも申しましょうか…。


自分の限界を見るって
まーハッキリ言ってつらいんですが
(というのも、
自分の許容量をオーバーするできごとにあって初めて
「あ、自分、ココが限界だわ…」と自覚するわけですから、
キャパオーバーするようなキツいめにあわないと
いかんわけです…)
それができた私の20代(いろいろありました)は
それはそれで意味があったのかもしれません。
つらかったけど(←しつこい)。

★★★
そして、
9/9(金)
BS11にて放映の
「ベストセラーBOOK TV」に出演します。

テーマは「コミック特集〜少女マンガ入門〜」。

番組ホームページでは
既に告知して頂いております。

「ベストセラーBOOK TV」HP
http://www.bs11.jp/entertainment/545/



出演者のお一人・山田真哉さんのブログでも
収録についてふれておられます!

山田真哉さんのブログ
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』100万部?日記

http://plaza.rakuten.co.jp/kaikeishi/diary/201108240000/


出演者のみなさんのお話が
すごく興味深かったんですが、
特に山田さんのマンガへの熱い語りに
感銘を受けました!
山田さんによる『BASARA』紹介、
「言われてみれば確かに!」
「そういう紹介の仕方がありましたか!」
目からウロコで、
すごく面白かったです!


少女マンガはアウェイ…とおっしゃっていた斎藤さんは
「同じ68年生まれですね!」と話しかけてくださって
私の緊張をほぐしてくださり(ありがとうございます!)、
土井さんの某名作マンガの読みの視点に驚愕したり、
古瀬さんのあるキャラクターへの熱い思い入れに
「おお〜」と感心したりと
あっというまのひとときでありました。


放映は来週になりますが
BSが見られる環境の方、
かなり盛りだくさんな内容ですので
ぜひご覧になってみて下さい!
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2011年08月24日

本日発売の『an・an』移動図書館

えー、本日発売の『an・an』(no.1771)の

「移動図書館」というページで

マンガ研究者のヤマダトモコさんとともに(対談形式)
おすすめのマンガを3作、ご紹介しています〜!

http://magazineworld.jp/anan/1771/read/

anan 移動マンガ図書館
第5回「心のダークサイドを肯定の巻」


です。


実際にマガジンハウスさんにお邪魔して
ヤマダさんと語り合ったのですが、
常に

「マンガの話を始めると止まらなくなり、
帰りの電車に乗る駅の改札前でまで

しつこく語り合っている


というわたくしたちですので、
……まとめてくださったライターさんには
ご苦労をおかけしたかと思います………。
ありがとうございました(涙)。


テーマも、一筋縄ではいかないところを
あえてせめてみました!!
こういうテーマにもこたえてくれる作品が
たくさんある
マンガの世界って、
マジすごいと思う今日この頃です。


ヤマダさんは
ふだんから仲良くして頂いているこの道のプロフェッショナルですが、
すばらしい知識量とふところの深い性格の
素敵な方。
おまけにお酒もお強いので、
つい、酒好き同志でエンドレスで語らってしまうのでした……
(いつもおつきあいいただき
ありがとうございます)。


今回の対談は、もちろんアルコール抜きでやっております(笑)!
よかったらご覧下さい。
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2011年08月11日

コミケ3日目『U-cafeX』に登場しています

 暑いですね…。
あまりに暑いせいか
長いこと続けていたセミロング(ロング?)の髪を
モーレツに切りたくなり、
数年ぶりに思い切ってばっさりと切りました。

すっきりしました!!

…なんかちょっと、
頭の形全体がきのこに似てしまった
気もします。
また一歩きのこに近づいた…!!(「サルまん」風に)


それはともかくとして、
明日からいよいよ夏のコミケですね!

3日目(8/14(日))に
西2け-18aせいかんせい
にて販売の

『U-cafeX』という同人誌に
座談会の形で参加させていただきました。


★『U-cafeX』紹介ページ(6月の文学フリマ用のページです)
(私のなんだかものすごい自己紹介がアップされてて赤面)

http://ashikure.masa-mune.jp/bungakufurima.html


「BLについて本気出して考えてみた」という特集で、
5名の方がかかれたBLの小説と漫画を題材に、
金田淳子さん、藤本純子さんと語り合うことによって
BLとはなにか?というのを浮き彫りにしていこうという試みです!
当然、題材作も掲載されています。

(当日話していくうちに
金田淳子さんがすごい名言をおっしゃったんですが、
それを私がすかさずメモってる姿まで収録されていて
自分のことながら笑いました……。)


なんとこの同人誌、
amazonでも入手可能ではありますが、


コミケでは立ち読みOKだそうですので、
コミケにいらっしゃる方は
ぜひブースまで足を運んでみて下さい。

コミケ3日目西2け-18aせいかんせい」(ブース名がU-cafeではないのでご注意を)


『U-cafeX』には
小説も収録されていますが、

成田駿さんの「フォントガール」が素晴らしかった。

人ではなく、「文字」にこだわり
「文字」をこよなく愛するいっぷう変わった美少女(高校生)が主人公、という
意表を突く設定ですが、
文章のリズムやドライブ感がとにかく爽快で
「文字を読む喜び」にあふれた快作です!
ストーリー展開などは
個人的にはちょっと苦手な部分もあるのですが、
それを乗り越えて読まされてしまう力のある文体。
オススメです!
posted by 川原和子 at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月01日

NTT出版webマガジンの連載、更新。

早いもので、今日から8月です。

私は
7月なかばの猛暑で夏バテ気味となってましたが、
その後、涼しめの日が続き、
ちょっぴり持ち直してきました。
なんとか、
このくらいの気温が続いてくれると嬉しいんですが…。

★★★
NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」
更新していただいてます。


今回は、

曽根富美子 『パニック母子関係<カプセル>』(ぶんか社)

http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/077.html

をとりあげています。



曽根富美子さんは、
「問題作」を正面から描く方で
作品の読後感もなかなかヘビーなのですが、
読み応えがあります。
こういった作品をがっつり読んでみたい方、
幸いにも
いま、文庫がたくさん出ていますので
ぜひ手にとって見て欲しいです。



この他の作品は、
実はまだ私も未読のものがほとんどなのですが、
気力体力を整えて(←この理由は後ほど説明いたします)、
ぜひ読んでみたいと思ってます。
大人の「夏休みに挑戦」本にふさわしい作家さんかもしれません。




★★★
曽根さんの代表作・「親なるもの 断崖」


昭和初期、東北から北海道・室蘭の遊郭に売られた少女達を描いた作品。


「苦役としての性」のすさまじさが迫力を持って描かれていて、
私自身は
お恥ずかしいことに
あまりの衝撃に(比喩ではなく…)体の具合が悪くなって
読み通せないのですが(なので、他の作品でも
体調を整えて読むことにしているのです)、
すごい作品です。

★★★
届くべき人に
もっと届いて欲しい、と思う作家・作品たちです。
posted by 川原和子 at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月26日

【告知】本日、お昼12:00からNHKワンセグ2出演

ぎ、ギリギリで申し訳ありません!

本日
7/26(火)のお昼12:00から
ケータイ専用のNHKワンセグ2にて放映の

「ワンセグランチボックス」という番組で、
以前(6/27〜29)
私が出演させていただいたマンガ紹介コーナー

「女のまんが道」が、三日分まとめて再放送されます。

<番組HP>
http://www.nhk.or.jp/lunchbox/1seg2/
http://www.nhk.or.jp/lunchbox/1seg2/toku/toku201106_4.html

紹介しているのは、

●「主に泣いてます」東村アキコ
●「花のズボラ飯」原作:久住昌之、漫画:水沢悦子
●「3月のライオン」羽海野チカ

の三作品です。

もしよかったら、ご覧になってみて下さいませ。
posted by 川原和子 at 11:25| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月28日

NTT出版webマガジンの連載、更新。

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」
更新していただいてます。


今回は、
竹内佐千子

『おっかけ!』(ブックマン社)

http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/075.html

をとりあげています。


『おっかけ!』の著者・竹内さんの作品ですが、
私は『くされ女子!』



という本を読んで、

その突き抜けたオープンハートに惚れ込んでしまいました。

レズビアンで腐女子、という
あまり一般的じゃないと思われる立ち位置の著者ですが、
「マイノリティである」ということに対して
ものすごくニュートラルなんですよね。
それでいて、ご自身(や周囲の人)の体験を
笑いを交えて語るセンスが卓越した方です。
かっこいい!!


『おっかけ!』は、私にとっては
読むと「おっかけ」になれない自分に
忸怩たるものを感じてしまう本です(笑)!

興味のある方、ぜひご一読を。
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2011年04月29日

NTT出版webマガジンの連載、更新。

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、
羽海野チカ

『三月のライオン』(白泉社)

http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/074.html

をとりあげています。



フィクションという「うそ」の存在する意味って、
いったいなんだろう?
どういうことなんだろう?
という、
あきらかに自分の手に余る大きな問いに対する
いまの自分の正直な考えを書きました。

よかったら、読んでみてください。
posted by 川原和子 at 15:26| Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする