2008年05月11日

中野晴行氏、受賞。

第37回日本漫画家協会賞の特別賞を、
中野晴行さんが「謎のマンガ家・酒井七馬伝」(筑摩書房)で受賞されました。

中野さんのお仕事に関しては、
当ブログでも何度かとりあげさせていただいていますが、
重要なお仕事をたくさんなさっている中野さんの受賞、
とても嬉しく思います。


★記事はこちら
■日本漫画家協会賞、大賞に浦沢直樹さん・南ひろこさん
(2008年5月9日20時39分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080509-OYT1T00628.htm


★中野氏の受賞に関して言及されているブログ
●夏目房之介の「で?」
2008/05/11
■漫画家協会賞に中野晴行氏!
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2008/05/post-b039.html

●宮本大人のミヤモメモ
2008-05-10
■中野晴行さんの『謎のマンガ家・酒井七馬伝』が日本漫画家協会賞特別賞受賞!!!
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20080510/1210442210



★過去のエントリはこちら
2007年02月27日
「酒井七馬伝」をAmazonで500位以内にする運動
http://mangalove.seesaa.net/article/34825499.html
2007年07月20日
中野晴行氏の、「『新寶島』誕生の謎」
http://mangalove.seesaa.net/article/48598281.html
2008年02月14日
中野晴行さんのコラムが
http://mangalove.seesaa.net/article/83964871.html

謎のマンガ家・酒井七馬伝―「新宝島」伝説の光と影
中野 晴行
筑摩書房
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posted by 川原和子 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2008年05月10日

第12回手塚治虫文化賞

 今朝の朝日新聞で、受賞作が発表になりましたね。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080510-00000017-mai-soci

<手塚賞>マンガ大賞に石川雅之さんの「もやしもん」
5月10日5時0分配信 毎日新聞


 第12回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)が9日発表され、マンガ大賞に石川雅之さんの「もやしもん」(講談社)が選ばれた。他の賞は次の通り。(敬称略)

 <新生賞>島田虎之介<短編賞>大島弓子「グーグーだって猫である」(角川書店)<特別賞>大阪府立国際児童文学館(長年のマンガや児童書の収集と、こども文化の総合的研究などの活動)



 私も候補推薦で関わらせていただいていますが、
今回の結果には「おお――そうなんだ!!」、という驚きがありました。


特別賞は、
大阪府立国際児童文学館。

この施設は、現在、大阪府の行財政改革で施設の廃止が議論されています。


私自身はまだ利用したことがない施設なのですが、
さまざまな方の意見を聞いて
とりあえずあまりにも性急な判断はさけてほしい、と感じています。
長い時間をかけて蓄積された重要な資料やスキルが
短期的な判断で失われた場合、
それをとりもどすのは
とても大変なことで、
もしかしたら不可能かもしれない、とすら思うので。


【参考】宮本大人のミヤモメモ 2008-3-25のエントリ
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20080325/1206436861
posted by 川原和子 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2008年04月24日

【榎本俊二+川上未映子 対談】ほか

 先日、ジュンク堂新宿店で、
“WASEDA bungaku Free Paper vol.011−2007−winter”
という24ページの冊子を発見。

芥川賞を受賞された川上未映子さんと、
マンガ家の榎本俊二さんが対談されていたので、
それを目当てでもらってきました。
この対談の時点では、まだ川上さん、受賞前ですが。


 このお二人の対談、すごく面白かったです。
密度が濃いです。
言葉の密度が。


特に、以下の二点が、すごーく印象的でした。



[川上] (略)ちょっと関係ないけど歌人の穂村弘さんがね、『短歌という爆弾』の中でシンパシーとワンダーについて書いてはるんですが、ぐっとくる短歌とこない短歌の違いは、いわゆるシンパシー、共感と「これ、なんだ?」っていう驚嘆の配合にあって、それこそが作品の骨なんだと。

[榎本] それはもう、詩も短歌も漫画も小説も、ぜんぶに共通するような感じですね。(p.24)




という部分と、



[川上](略)だからその意味で『ムーたち』は、わたしの中ですごくいいバランスとしてあって。お芝居でも音楽でも映画でも、それじゃないとできないものをやり抜いてるのってすごく心を打たれるんです。

[榎本]そこはね、本当にすごく考えてます。漫画以外では成立しないようにしたいって。(p.22)




という部分。




すごく大事な話がなされてる!!
と、思いました。


「共感」と「驚嘆」の配合具合…。

「共感」がないと入っていけないし、
「驚嘆」がないと、新鮮さがないし。
難しいところですが、すごく大事で重要なところだと思います。


そして、
その形式でしか成立しないもの、という視点。


私自身は、
先鋭的である、ということに
どっちかというと関心の薄いタイプなんですが、
この「その形式(ジャンル?)でしか成立しないもの」って視点も、
評価の基軸として
アリだな。
っていうか、重要かも、と今さらながら思いました。


…というか、
そのジャンルがそのジャンルである(たとえば、「マンガ」が「マンガ」である)、
って、どーゆーこと?
っていうことを、
端的に表す視点だよなぁ、と思いました。


ひょっとしたら、
ものを作るような方は、
みんな「もう知ってたよ〜」ってことなのかもしれませんが、
私にとっては、ヒントにみちあふれた内容でした。



こんな充実対談がタダで読めるとは……!!
WASEDA bungakuさん、ジュンク堂さん、ありがとうございました。



そういえば、川上さんといえば、
こんどの日曜(4/27)の
竹熊健太郎さん・川上未映子さん・中川翔子さんが出演する番組が
放映されるそうです。
フジテレビ「ぼくらの時代」(AM7:00〜7:30)
詳しくは、こちら↓を。

竹熊健太郎氏のブログ たけくまメモ
2008年4月21日 (月)【業務連絡】「ボクらの時代」放映は次の日曜
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_9920.html



★★★
ところで、
まったくカンケーないですが、
伊勢丹から送られてきたダイレクトメールの、
カトリーヌ・メミのインテリア写真を見て
なんか、ハッとしました。

ダークブラウンのオーヴァルテーブルに、
椅子が四脚。
テーブルの上には、
白とグレーのお皿が互い違いにおかれている、
色の種類の少ない写真です。



カトリーヌ・メミのインテリアって、
シンプルさのなかにどこか厳しさがあって、
背筋がのびるかんじがします。


値段的にもスタイル的にも、
私にとっては「高嶺の花」なんですが、
見るだけでもなんだか、
自分の中で変わるものがある感じがして、
嬉しかったので、
メモとして書き留めておきます。



カトリーヌ・メミ
http://www.catherinememmi.com/indexbis.htm
posted by 川原和子 at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2008年04月03日

今日放映のアニメ『銀魂』

 最近、『銀魂(ぎんたま)』にハマってます。

原作マンガは『週刊少年ジャンプ』に連載中、
アニメ放映はこの4月から3年目に突入、という人気作品です。


…なのに、
「最近」とかゆっててすいません…!!(土下座)


ハマったきっかけは、
(不勉強をさらすようで恐縮なんですが)
最近知り合ったあるお方(女性のライターさん)が
『銀魂』をお好きだとおっしゃっていて、
「読みたい、見たいと思いながらまだ未読なんです」
と打ち明けたところ、
ご親切にもアニメのDVDを貸して下さり、その面白さに開眼。
アニメもDVDでさかのぼって見直し、
ふと気がついたら、原作マンガも全巻、揃えてました…。


基本はSF時代劇コメディというか、
(作者の空知さんは「SF人情なんちゃって時代劇コメディー」と
単行本で書かれてましたが)
天人(あまんと)と呼ばれる宇宙人がやってきて
価値観が変わってしまった江戸を舞台に
万事屋(よろずや)を営む坂田銀時を中心に描く物語。

…ということなんですが。


基本がコメディということで、
なんでもありな世界観。

主人公の銀さん、作品内でも『ジャンプ』読んでるし、
「三年Z(ズィー)組銀八先生」とか
セルフパロディも登場してるし、
なんか自己言及的というか、そういう要素の強い作品だなぁと
思います。

そういった部分は、
原作のマンガ自体に非常にそういう要素が強く、
そこも面白いなあと思うんですが、
アニメになる際のアレンジもこれまたスゴくて、
毎週、目が離せません…!!



通常、
ある程度、特定の読者をターゲットにしているという前提の雑誌から、
テレビという、より広い対象に見られることを意識するメディアに移行するときは、
どうしても守りに入るというか、
より多くの人にわかってもらえるように、という配慮から
ときに表現が無難な方に流れてしまって面白さが減ってしまう、
ということも起こりがちなんですが、
アニメの『銀魂』の場合は、
「むしろ攻めてねぇ?」
「コレ、ありなんだ」
と思うことも多くて、
いや、スゴいです。



最近驚いたのは、
第92話「人の短所を見るより長所を見つけられる人になれ」(2008/2/7放送)
の回。
オープニングの前に、登場人物の銀さんたち万事屋三人組が、
アニメが三年目放送延長決定したことで
スケジュールの予定が狂ったことをぶっちゃけ、
「引き延ばしに入る!」
とやけにドードーと宣言したり、予算が少ないことを愚痴ったり。


そもそも、週刊連載のマンガをアニメ化すると
宿命的に起こってしまう「アニメが原作に追いついてしまう現象」についてふれ、
先人の編み出したアニメの引き延ばし策まで、
アニメ番組内で紹介(!!)というのは
スゴすぎです。


さらに、第94話「電車に乗るときは必ず両手をつり革に」(2008/2/21放送)
の回では、
番組冒頭から銀さんたちが真っ白な画面に線画で登場。
なんと、スケジュールが間に合わず、
「線撮り」になってしまいました!!
…というネタで始まってました。

でも、その説明がちゃんと
「テレビアニメができるまで」
の、簡略でわかりやすい説明になってて、
思わず感心してしまいました。


このパート(「銀さん線撮りになるの巻」)のことは、
アニメのHPの「あらすじ」には掲載されてませんが(笑)、
とにかく本編そのものもテンポがよくて面白い上に
こういう仕掛けがふんだんにあるので、
毎週の楽しみになってます
(パロディも多いのですが、
「ヒーローだって悩んでる」の回の冒頭では「ウルトラマン」の、
「昔の武勇伝は三割増で話せ 盛り上ればいいんだよ盛り上れば」
の冒頭は「ルパン三世」(しかも旧ルパン)のパロディ、と
ネタもシブい上に凝ってます)。

ここまで来ると、
マンガ作品の形を取った批評でもあった
「サルでも描けるまんが教室」(相原コージ、竹熊健太郎)
を連想してしまいました(現在、「サルまん2.0」として『IKKI』連載中)。

アニメ番組の形をとった「サルまん」!?
いやむしろ
「サルアニ!?」(=「サルでもつくれるアニメ教室」!?)
とか思ったりして(…違うか)。


や、
アニメという手法を知り尽くし、
それを自由自在に遊び、
原作を尊重しつつ面白い作品にしてしまう、
スタッフの手腕、素晴らしすぎです。



…そして、今日の放映は、
サブタイトル「好かれないものほど愛おしい」の回。


原作だと20巻に収録されてるお話ですが、
なんとこの回は、

『ジャンプ』連載のマンガ「ギンタマン」の担当編集者・小西氏に、
銀さん(←ジャンプ愛読歴20年)がダメ出しする、

という回です。


…コレ、アニメ化するのか…!!


という驚きとともに、どういう演出がされるのかも
すごく楽しみです。


今日、18:00からテレビ東京系で放映です。


(※4/3 19時頃追記)
見ました!!…以下、ネタバレありなので、
改行しておきますね。




























…なんか、今日のは、
思った以上にスゴかったです…。

っていうか、まさか
A木先生の美貌と、トシをとらない秘密(笑)にまで
ふれるとは…!!
意表をつかれました。
つねに予想の斜め上をいくぜ、アニメ『銀魂』…!!


「オシャレでカッコイーマンガの担当して
クイックジャパンとかで特集されてぇよ!!」

みたいな台詞はテレビではカット?
とか思ってたら、むしろ詳しくなってましたね(笑)。
「渋谷陽一に三万字インタビューされたいよ!!」
みたいなかんじに。
そっちにふくらませるか!!
……ちびっ子、おいてけぼり?


そして「ギンタマン」主題歌まで作るとは…!!
……ムダに凝りまくる(←ホメ言葉)そのエネルギーに、
感服&感動です。
posted by 川原和子 at 11:36| Comment(1) | TrackBack(0) | マンガ全般

2008年03月22日

おお、コレ欲しい!!

ユニクロから「サンデー」「マガジン」コラボTシャツ発売
http://news.mu-mo.net/topics/2008/03/t_14.html

だそうです。

メンズのみだけど、
サイズ小さめのを買えば、
それほど違和感なく着られるかな???


個人的には、コレが欲しいです。
メカ沢大好きなので!!


…とか書いてたら……
アレ?
気がついたら、
ぽちっと購入して、
ネット通販…しちゃってました……よ………。



おそろしい!!(自分の財布のひものゆるさが)



知り合いの皆さま、
私がニコニコしながらメカ沢Tシャツで現れたら
なま暖かく…対応してください…。
posted by 川原和子 at 10:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年12月09日

友人・ソノコさんのカココミ

 11月26日のブログhttp://mangalove.seesaa.net/article/69368457.html
で、マンガ人生を占う検索ツール『カココミ』について書きましたが、その後、
わが畏友・ソノコさんのカココミを教えて頂きました。

ソノコさんのカココミ
http://kakocomi.comicpark.net/result/5469f7aee1e520e1


ソノコさんは、高校時代の同級生にして、驚異の少女マンガ読み(しかし、やおいっ気は皆無)。
繰り出すギャグが、いちいち(少女マンガ的にピンポイントに)濃い…ッ!!


なんでも、指にカレーがついたらなめてみて、顔をしかめ

「辛いと思わなかったものですから」

…などという濃い会話をしているそうです。
(…この意味が分からない人は、
『ガラスの仮面』を読むべし…ッ!! )


★ソノコさんのカココミ、
ローティーン時代のコメントに、

「ホットカーラーで髪を巻いていったら「ミッキー吉野」に似てると言われ、おしゃれをあきらめる」

という部分がありますが(ううううう…)、
そういえば私も、10年以上前だったか、
パフィーの亜美ちゃんカワイイな」
とか思って髪にソバージュのパーマをかけたのですが、
終わってふと美容院の鏡を見ると、そこには

葉加瀬太郎

がいて

ビックリ
したことを思い出しましたよ…。

ま、万由子――!!!




…すいません、ちょっといま、自分を見失いました。
髪型、難しい問題ッス…。



★「30代〜」のコメントを読んで、
そーいえば私も、少女マンガ好きの友人へのメールに、

「スタンバイOKで〜す」

と書いたら、
まったく通じなくて(彼女は…若いからねェ……)寂しかったことを思い出しました……。


説明しよう!!
「スタンバイOKで〜す」
という大和和紀先生のマンガが…あるのです…よ……。
http://www.comicpark.net/cm/comc/detail-bnew.asp?content_id=COMC_AKC00014
(↑なんとここでは試し読みもできる!!スゲエ!!)



ちなみにわたくしのカココミはこちら↓です
http://kakocomi.comicpark.net/result/40154c678d6d7227

あなたのマンガ人生を占う検索ツール
『カココミ』
http://kakocomi.comicpark.net/
posted by 川原和子 at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年11月26日

『カココミ』に、登録しました

 先日、漫画図書館・青虫に旅行を兼ねて行ったとき、
同行した少女マンガに詳しい方々と、
中学時代にどんなマンガを読んでいたか、という話になりました。


「いや〜、私、実はその頃、あまり萩尾望都さんの作品とかは読んでないんですよ〜」

と告白したら、

「えっ(驚愕)、
じゃあ何を読んでたんですか!?」


と訊かれました。
そのとき反射的に口をついて出た答えは、

「ガ…ガッツ乱平とか……」


…いや、もちろん、『11人いる!』(大好き!)とか、
『スターレッド』とかは読んでますよ!?(必死)
萩尾望都先生の偉大さは身にしみて感じてますし、
大人になってからもいろいろ読んでるし、
『残酷な神が支配する』は読み始めると止まらなくて、心の危険図書認定だし(素晴らしすぎて)、
『バルバラ異界』はうっかり読みのがしていて後から1巻を買ったらやめられなくなって、
続きを探して都内をさまようハメになったり、
大変なんスよ、もう!!(←って、出てすぐ買っておけ…自分よ…)


でも……中学時代は、あまり熱心な読者ではなかったんですよね…。


……もしあの頃、おモーさま好きな友人がまわりにいて、
『ガッツ乱平』のかわりに萩尾作品を読んでいたら、
私の人生は、ちっとは違っていたのでは……
……そんなはかない希望が……捨て切れません。


まっ、やり直せないんだけどね!!
今さらね!!
……うわ〜ん!!(号泣)


……そんな少女マンガ読みとしては微妙に(かなり?)外道なわたくしが、
偏った情熱の赴くままにたどってきたマンガ人生を
ふりかえる
ことができるサイトができたそーです。


あなたのマンガ人生を占う検索ツール
『カココミ』
http://kakocomi.comicpark.net/


わたくしのページはこちら↓
http://kakocomi.comicpark.net/result/40154c678d6d7227



見て頂くとわかりますが、
小学校低学年では、フツーに少女誌『りぼん』『なかよし』を読んでいたのに、
小学校高学年で、
狂ったよーに少年マンガを読み始めたのでした…(同時に、少女マンガも読んでましたが)。
一時期は、当時の週刊少年誌全部(『ジャンプ』『サンデー』『マガジン』『チャンピオン』『キング』)読んでいた記憶が。
そんな女子小学生ってどうよ。
…宿題やったか?勉強しろよ!!(←ドリフ風に、過去の自分に言ってみる)。



…自分のマンガ遍歴を改めて振り返って、
ちょっと頭痛いです…。



あと、このサイトの占いでは、

今後もずっとマンガとは離れられない運命。あきらめてその道を邁進しましょう。



とのありがたいご神託をいただきましたので、
あきらめて生きていきたいと思います(←素直)。


ご自身のマンガ人生をちょっと振り返ってみたい方は是非、
ご覧になってみてはいかがでしょーか。

http://kakocomi.comicpark.net/
posted by 川原和子 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年11月19日

夏目房之介さんの「大学でマンガ・アニメをどう語るのか?」

11月17日(土)に学習院大学で行われた
夏目房之介氏の「大学でマンガ・アニメをどう語るのか?」
という講演に行ってきました。
この講演は、
来年度から学習院の大学院に開設される「身体表象文化学専攻」の
入試説明会で行われたものです。

夏目さんご本人のブログにも、エントリがあがっています。
夏目房之介の「で?」
2007年11月17日
身体表象文化学コース講演
(※講演のレジュメが読めます)
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2007/11/post_42fa.html
2007年11月18日
学習院で講演
http://blogs.itmedia.co.jp/natsume/2007/11/post_2a75.html


★大学大学院に新設される身体表象文化学専攻の概要(学習院HP)
http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/cult/02syoukai.html

★★★
 講演のなかでも指摘されていましたが、
多くの大学や院で、マンガやアニメで論文を書きたがる学生が多く、
しかし教える側が、それらのジャンルについてよく知らないために困ってしまう、
といった状況があるようです。


 私は学問分野にはまったくの素人ですが、
かつて『ユリイカ』で
評論家・編集者の藤本由香里さんが書かれたように、

「マンガ研究は、膨大に手つかずの大地が残っている新大陸のようなもの」

で、

「みんながそれを手探りしながら、自分のわかるところの地図を描き込んでい」っている、
エキサイティングな状況なのでは、と
ワクワクして見ています(『ユリイカ』2006年1月号藤本由香里『「日本マンガ学会」ができるまで』p.72)。


 これまで在野で表現論を深めてこられた夏目さんが
学問世界の先生になられることで、
よりいっそう研究の地図が埋まり、そして深まっていくのでは、と、
勝手ながら期待しています。


 そして一方で、「いくらなんでもこれはない」と、
私のような学問的鍛錬を経ていない者でも思うような論文
(あきらかな間違いがあるもの、論拠が客観的でないものなど)が減って、
全体の水準があがっていくことも、心から期待しています。
なんか、外野が勝手なことを言うようですが、
「これは、マンガにも学問にも失礼なのでは?」
って思うようなものがあるんですよ!
ホントに。
マンガ(論)なめんなよコラ、と突如ヤンキー風に言いたくなるくらい。
でもきちんと学問的に訓練を経てないので、
「ここがヘンだよこの論文」って、
ちゃんと学問の言葉で言えないのがヒジョーに歯がゆいわけですが。
しかし、頭がよくて誠実に学問と取り組みつつも、
いまの問題にも目配りできているすごい人(北九州市立大学で漫画史の研究をされている、宮本大人先生とか!)も
いらっしゃいますから、そういう方に後ろから、これまた勝手に声援を送っている次第であります!!
……無力な私ですいません……(うなだれ)。



 ところで、当日の夏目さんのお話は、例によってとても興味深かったです。
特に、今回、大学に所属することも、
お話があったときに直観で決めた、というようなことをおっしゃっていて、
そこも夏目さんらしいな、と思いました。
直観、って、一見いいかげん(?)なようで、
実は非常に(過去のデータに基づいた)総合的な判断だったりするなぁ、とつねづね感じていたので。


 私の見てきた限りの勝手な印象ですが、
夏目さんってすごい!と私が感じるのは、
鋭い着眼点から研究を深めてこられたことももちろんですが、
たとえば若手研究者から批判的な視点からの指摘があったとして、
それがそのとおりだと思われたら、
「そこは、あなたの言うとおりです」
と、ちゃんとおっしゃるところです。
 なんというか、「真理に対する敬虔さ」を感じて、いつも胸打たれます。
私が夏目さんくらい実績がある人間だったら、
もういばるわ耳に痛いことは絶対聞かないわ若い芽は早めにつむわ(?)、
思うさま「老害ふりまきTai!」って感じの手に負えない人では?と思います(←しかし、いったいどこでどんな権力を握るつもりなのか私…)。



 かつてBSマンガ夜話で「弥次喜多inDEEP」をとりあげたときに、
いしかわじゅん氏との対話の中で、夏目さんは

「自分たちの世代にとっては、寓話はやっちゃいけないことになったの。1968、9年に」
「どのみち、プロパガンダになっちゃうじゃん、って」

とおっしゃり、そのあたりのことを、

「まだ日本でちゃんと言った人はいないんだけど」

ともおっしゃっていましたが、
今後、表現論のみならず、このあたりも、「ちゃんと語って」くださるのでは、と、
これまた勝手にワクワク待ってます(や、ファンって勝手なものですね。お許しを)。



……うーん、こんな先生に教われる院生さんが、うらやましいっす。
って、そんなまとめでスイマセン。
posted by 川原和子 at 13:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年10月10日

漫画図書館・青虫へ

aomushi3257.JPG


 連休に、ニ泊三日で、漫画図書館「青虫」へ行ってきました。

…え?
漫画図書館??
なぜにニ泊??


…と思われた方!!
説明しよう!!



漫画図書館 青虫
http://www16.plala.or.jp/aomusi-0064/

ここ↑の「青虫へのご案内」をクリックすると住所やアクセス方法が出てきますが……
そう、青虫のある場所は、福島県南会津郡只見町。


………遠いんですよ………東京からは………。
なんと、冬は雪に埋もれるから、という理由で、開館が4月下旬から11月上旬まで、という環境です!!


そんな遠いところに、古いマンガを熱心に研究しているとは言えないわたくしが、
なぜに「行こう!!行きたい!!」、という気になったかと言えば、
個人のコレクターの方が集められた古いマンガ(貸本などの貴重なものもたくさん!)を、なんと
開架で、手に取れるようにしてくれている……ということを伺ったからです。



私は基本的に、個人の本棚(中身のみならず、本棚自体にも)すごく興味があるんですが、
どーもその理由の一つは、自分が「一覧性マニア」だからだ、ということに最近、気がつきました。
とにかく、「一望に見渡せる」という状態に、異様に弱いのです…!!


コレクターの方の集めたマンガ本が、見渡せて手に取れる。
それは是非行ってみたい!!


し・か・も。
そこへは、マンガ好きの方が数名集まって行かれる、と伺って、
「おおおおお!!私もまぜてください!!」
とお願いし、そこへ研究者や編集者の方もメンバーに加わって、なんとのべ総勢10名でのツアーとあいなりました。

なんで「のべ」人数かというと、住んでる地方がバラバラで現地集合、とか途中で帰る、とか途中から参加、とか、
ヒジョーにいろんな形態の参加メンバーの旅だったから(笑)。


しかし旅のメンバーは、いずれ劣らぬマンガ愛にあふれた猛者(もさ)揃い。
古いマンガの知識は薄いわたくしは、なんだか古本ソロリティの旅行に御一緒させて頂く、ってかんじ…!!
青虫の空間と、御一緒させていただくメンバーのみなさまからぜひぜひ、「古本魂」をおすそわけしていただきたい…ッ!!
みんなの古本魂をオラにわけてくれ…!!

…そんなことを目論んでおりましたが、目論見、見事成功…ッ!!
自分が生まれる前の少女マンガの魅力に開眼したり、
貴重な発見の場に立ち会わせていただけたり、
非常に楽しい旅とあいなりました。

青虫館内
青虫の館内。
ああ…一面の本棚…(うっとり)。


ニ泊三日で、三日とも青虫さんに通って、
数名で思い思いの本を手にとり読みふけったり、
疲れについうとうとして、また読み始めたり、
心ゆくまで背表紙のならびをうっとりながめたりと、
酒池肉林ならぬ

趣池漫林

といった趣の旅。


正直「もういい」ってなるのかなーと思っておりましたが、
全然ならず、「あーもっと読みたい!!!」と、お名残惜しかったです。


そして、青虫の高野館長には、本当にいろいろと親切にして頂き、ありがたかったです。
古い教会を改築した建物がレトロですっごくステキで、しかも掃除が行き届いていてあまりにきれいだったので、つい姑のごとく

「ここの掃除はどれくらいの頻度で、どうやってなさるんですか!?」
「ホウキですか?それとも掃除機!?」
などと根堀り葉堀り伺ってしまい……高野さん、ホントにすいませんでした!!(土下座)
ちなみに掃除機でお掃除なさるそうです。全部やると2時間(!!)かかるとか。



あーまだまだいっぱい書きたいことがあるのですが、とりいそぎ、
とても楽しい旅でした!!!
ということだけご報告。です。
posted by 川原和子 at 11:33| Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年09月04日

なんかニヤニヤしちゃうマンガ

 前にも紹介した『ヤンキー君とメガネちゃん』の4巻が発売されました!!


 大喜びでさっそく読んだのですが……なんかこのマンガを読んでるとき、自分がニヤニヤしてることに気がついて、ビックリ。


私もいろんなマンガを目にしてますが(量はすごく多くはないかもしれませんが)、読んでてニヤニヤしちゃうマンガって、あんまりないなあ、そういえば。
なんなんでしょ、このニヤニヤっぷり。


前に『湘南爆走族』を連想するって書きましたが、『湘爆』も大好きだったんですが、『ヤンメガ』(と略すらしい)は、女の子である花ちゃんが実は強い!ってとこもいいのかも。
見かけ倒しの千葉くんもいいなぁ〜。



それにしても、4巻のオビが、

一部のマニアに大ウケ!ホントはメジャーを狙ってるぶっ飛び学園コメディ最新刊!!」

ってなってて「ゲフッ(吐血)」って感じでした。
…一部のマニアって……もしや……わ、私のことでしょうか……??

……すんません……。
でも応援してますよ!!

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2007年09月02日

2)『maido!DOMO!』マンガ表紙最終回です!!

 気鋭のマンガ家さんがリレー方式で表紙を描いておられた無料のアルバイト情報誌『maido!DOMO!』(マイド!ドーモ!)、このブログでも何回かとりあげさせて頂きましたが、マンガ表紙はなんと!

今週で終了

だそうです…!!

最後を飾ったのは、岩明均さん。
このシリーズ、総勢49名のマンガ家さんが登場したそうです。

ご興味のある方は、もらいそこねないようご注意を!!
水曜までなら入手可能なはず!!
ちなみに私は、今回は、最寄り私鉄駅構内で入手しました(残念ながら、首都圏のみの情報誌みたいです)。



◇過去の「マンガラブー」エントリで『maido!DOMO!』にふれたものはこちら
●2007年03月16日
今週は松山花子さん
http://mangalove.seesaa.net/article/36090929.html

●2007年03月28日
今週は山田参助&コスプレ
http://mangalove.seesaa.net/article/37034630.html

●2007年08月24日
『maido!DOMO!』の表紙は「サルまん」!
http://mangalove.seesaa.net/article/52566326.html
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2007年08月24日

『maido!DOMO!』の表紙は「サルまん」!

以前、表紙のスルドい人選で何度かとりあげた、無料のアルバイト情報誌『maido!DOMO!』(マイド!ドーモ!)。
今週の表紙は……なんと、


相原コージ+竹熊健太郎

両氏ですよ…!!


「今週の表紙!」という紹介ページには、

小学館「月刊IKKI」11月号(9月25日発売)より、2人による「サルまん2.0」連載開始!!


という文字も。


見たい方は、コンビニとか駅とかの無料冊子がさしてあるスタンドをチェック!!
(ちなみに来週は、岩明均氏だそうです)



「サルまん2.0」といえば、竹熊健太郎氏のブログ・たけくまメモにて、劇中劇『デスパッチン』の設定・シナリオも公開され始めました。
楽しみナリ。

【サルマン2.0】「デスパッチン」企画その1
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/20_e29a.html
【サルマン2.0】「デスパッチン」企画その2
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/20_7509.html



◇過去の「マンガラブー」エントリで『maido!DOMO!』にふれたものはこちら
●2007年03月16日
今週は松山花子さん
http://mangalove.seesaa.net/article/36090929.html

●2007年03月28日
今週は山田参助&コスプレ
http://mangalove.seesaa.net/article/37034630.html
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2007年08月01日

父よ…!

8月ですねー。
8月の花、といえばひまわりですが(強引な話の展開)、『モーニング』連載の東村アキコ『ひまわりっ 健一レジェンド』(講談社)は面白いですねー。


コレ、友人のマンガ研究者・ヤマダトモコさんが面白い!とおっしゃっていたので買いに走って読んだのですが、主人公アキコの父・健一の、想像のななめ上をいくすっとんきょうさに毎回、爆笑です(植木屋さんの健一くんの天然ぶりもいい。そして、かっこいい)。



しかし……これを読んでいて、私も思い出したんですけどね……そう、あれは、わたくしが結婚することになったときのこと。


結婚相手が同じ高校出身だったので、せっかくだから、と、仲人は同じく高校の先輩夫妻(お二人ともこれまた同じ高校出身)にお願いすることにしました。


あるとき、先輩(男性。2学年上)と電話で打ち合わせをしていて、私の父に、

「仲人をお願いした先輩だから、ご挨拶して」

と受話器を渡したのですが、父は何を思ったか、いきなり


「あ、どうも、和子の父の和子です


と口走ったのでした。



「………ちょっと!!お父さん!!
お父さんは和子じゃないよ!!
和子は私!!


とすかさず突っ込んだわたくし。


………なんか、……父、あわてちゃったんでしょうかね………(遠い目)。
まあ披露宴では「和子です」と言ってなかったので………許して……くださ……い……。
お父さん……自分を……見失わないで………
和子は……私……です……よ……。


しかし、気の毒だったのは、仲人ではあるものの当時まだ20代の先輩です。
一応自分の親世代であるわたくしの父の、あまりにシュールな挨拶に、笑うわけにもいかない、という遠慮もあり、受話器のむこうで笑いをこらえてふるえておられたことでしょう……。



先輩……あのときは苦しい思いをさせて………本当に……すいません……でした……。




まあそんなことはどうでもいいんですが(?)、『ひまわりっ』、面白いですよ!というお話でした!!


ひまわりっ~健一レジェンド~ 1 (1)
東村 アキコ
講談社 (2006/05/23)
ひまわりっ~健一レジェンド~ 2 (2)
東村 アキコ
講談社 (2006/08/23)
ひまわりっ~健一レジェンド~ 3 (3)
東村 アキコ
講談社 (2007/01/15)
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2007年07月26日

中野と秋葉原の違いは

 今週のジャンプの、「こち亀」、中野ブロードウェイに両さんが出店!という内容でした。

ここで両さんの口から語られる、アキバと中野の文化の違いに、「ナルホド!」と目からうろこが落ちました。
さすが両さん!!
どう違うかは、ぜひ今週の「こち亀」をご覧あれー。



…でも、「わしはサブカルチャーにはうるさい男だ!」という言葉の次のセリフのオヤジギャグには…脱力しました……。
両さん………。


そんなわけで、今週(2007年8月6日特大号、NO.34)の『週刊少年ジャンプ』のこちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治)は面白かったです!!
まだ店によっては入手可能では?と思いますので、気になる方はご覧下さい。



★★★
あと、……すいません、恥ずかしながら、すごくひさびさにジャンプを買ったのですが、……「テニスの王子様」って…テニスマンガじゃありませんでしたっけ……。
「実はみんな、忍者の里出身」とかいう設定が後から出てきたわけじゃないですよね?
タツマキ?みたいな、我が目を疑う砂ぼこりが立っていたので……ややうろたえてしまいました……。


そして、「ONE PIECE」連載10周年!!すごい。
表紙も、麦わら帽子だけゴールド、という凝りっぷり。

私の最愛のキャラ・サンジがメインの回だったのも嬉しかったです。
posted by 川原和子 at 08:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年07月25日

「人気のあるマンガ」のつくり方

まんがポータルサイト、「まんが天国」というサイトに、人気マンガ家さんのインタビューが掲載されています。

目下連載中の荒木飛呂彦氏のインタビューも毎回興味深いのですが、過去のものだと、私は特に『ドラゴン桜』の三田紀房氏のインタビューが面白かったです。


いろんなタイプのマンガ家さんがおられるなかで、三田氏はかなり「仕事としての、マンガ制作」ということを意識しておられるタイプなのでは、という気がしました。
創作ペース、アシスタントの育成と定着率をあげるための工夫など、かなり冷静、かつシステマティックに考えておられるのが印象的です。


そして、インタビュー3)で語られる、「1位を獲ろう」という新人編集者との出会いから、人気作を分析して自作にとりいれ…というようなお話は、それ自体が「マンガ版・ドラゴン桜」というかんじで、ひきこまれて読みました。


また、三田氏がここでおっしゃっている、

●描いているときにわからないことが、印刷された雑誌の形になると客観視できること
●週刊連載は、そのサイクルが早い

という内容のご指摘は、描き手ならではの実感からのとても具体的な言葉、という気がして、ハッとしました。


ご興味のある方は、ぜひご一読を!



三田紀房先生インタビュー
1)日本一忙しいまんが家は徹夜をしない?
http://manganohi.jp/2007/02/4208.html

2)意外に無趣味? でも高校野球は大好き
http://manganohi.jp/2007/02/4383.html

3)「1位を獲ろう」という新人編集者の熱意が産んだ名作
http://manganohi.jp/2007/03/4593.html

4)週刊連載2本同時進行という大決断
http://manganohi.jp/2007/03/4839.html

5)■二転三転?『ドラゴン桜』誕生秘話
http://manganohi.jp/2007/04/5013.html

6)まんがのチカラで、みんなハッピー
http://manganohi.jp/2007/04/5271.html


●まんが天国
特集「まんがのチカラ」まんが家インタビュー
バックナンバー一覧
http://manganohi.jp/0100/0101/index.html
posted by 川原和子 at 08:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年07月04日

『モーニングtwo』は、面白い!!

 いや〜、basso(オノ・ナツメの別ペンネーム)先生の『amato amaro』は出るわ、武富健治先生の読んでるだけでも変な汗が出てくる『鈴木先生』の3巻は出るわ、本屋に行くたびに手ぶらで帰れない!と嬉しい悲鳴をあげている今日この頃。
みなさま、どんなマンガライフをお過ごしですか?


そんな限定された質問を投げかけたあげく唐突に語りはじめるわけですが(スミマセン)、表紙に「今号より隔月刊化!」と書かれたモーニング増刊

『モーニングtwo(ツー)』(講談社)

は、面白いですよ!!


私の場合、もともとは、やまだないと先生の『BEATITUDE』を目当てに読み始めたのですが………。
なんとこの『BEATITUDE』、あの伝説のトキワ荘をモデルにした(とおぼしき)フィクションなんです!!
(作中では「トキオ荘」ですが…)
ないとさんのあの色っぽい絵で描かれるトキオ荘の面々に、もう毎回、ドキドキです…!!


…なんですが、それ以外も面白い作品目白押し。
個人的には、くぼたまことの情けない悪人マンガ『アースカイザー』、
めでたく単行本1巻も発売となった天才手品師の少年とサラリーマンの青年とのお話、杉本亜未『ファンタジウム』
も好きなんですが……



すいません、今号は、

中村光『聖☆おにいさん』


に大ウケでした…。
アパートをシェアして暮らすブッダとイエス、という設定だけでもツボなんですが、

「ブッダも何か家でできるシュミ作ったらいいのに」

と言うイエスに、

「私にだってシュミくらいあるよ!座禅とか読経とか……」

と言い返すブッダ(シュミなんだ……)。


……そしてその先が……すいません、この先は……ぜひ、ご自分の目で確かめて下さい……。
面白すぎて…申し訳なくて、書けません……(笑いをこらえて、小刻みに震えつつ…)。



巻頭カラーはオノ・ナツメ、読み応えのある作品揃いで390円。
お買い得だと思います!!


posted by 川原和子 at 23:48| Comment(2) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年06月22日

こんな間違いはイヤだ!!

 たとえば病気だったりして、自分で外出して買いに行けないんだけど、でも急にどうしても特定の作品が読みたくなる。
マンガ好きなら、そんなことってありますよね。

しかたないので家族に「これ、買ってきて」と頼んだら、タイトルは似てるけど、まったく違う作品を買ってきてくれた。
…そんな悲劇が起こったらイヤだなぁ…。



たとえば、腐女子的には古典といえる高口里純『幸運男子(ラッキーくん)』が急に読みたくなって、


「ラ、ラッキーくんを買ってきて…ゲホゲホ」


と家族に頼んだら快諾してくれ、「ああこれで安心」とぐったりと横になって待っていたところ、外出から「ただいまー」と帰ってきた家族から「買ってきたよー」と本を渡される。




「あ、ありがとう…これが読みたかったの……ってこれ、『幸運男子(ラッキーくん)』じゃなくて、

『とってもラッキーマン』やんけ!!」


なんてことがあったら………考えただけで病状が……悪化しそうです……。


幸運男子(ラッキーくん)―完全版 (1)
高口 里純
角川書店 (1999/08)
売り上げランキング: 142269
幸運男子(ラッキーくん)―完全版 (2)
高口 里純
角川書店 (1999/08)
売り上げランキング: 144384







amazonには『幸運男子(ラッキーくん)』の画像がなくて、このがっくり感をみなさんに体感して頂けず、残念です。
…いえ、『とってもラッキーマン』も、面白いんですけど……ね……。
posted by 川原和子 at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年06月09日

「乙女ロード」の巻

 今月(7月)号の『ダ・ヴィンチ』掲載のしりあがり寿「オーイ・メメントモリ」。
なんと、「乙女ロード」の巻、でした……。





………しりあがり先生……………ッ!!











……なんと申しましょうか……しりあがり先生の……腐女子観が……わかったような気がいたしました…………。


…ご興味のある方は、書店へGO!
posted by 川原和子 at 00:07| Comment(3) | TrackBack(0) | マンガ全般

2007年06月07日

手塚治虫文化賞贈呈式

 昨日は、第11回手塚治虫文化賞贈呈式・祝賀会に行ってまいりました。


今年の受賞作は、

マンガ大賞が山岸凉子さんの「舞姫 テレプシコーラ」(メディアファクトリー)
新生賞が、のぞゑのぶひささん漫画、岩田和博さん企画・脚色の「神聖喜劇」(幻冬舎)
短編賞が森下裕美さんの「大阪ハムレット」(双葉社)

です。


★★★
贈呈式での、受賞者の方々のご挨拶、聞き応えがありました。

大御所でいらっしゃるのにとても初々しい感激と感謝のご挨拶をされた山岸先生、「しゃべりがうまかったらマンガ家になってません」なんておっしゃりながら、穏やかな中に秘めた情熱を感じるのぞゑさん、ひょうひょうとした語り口で「このなかでどれくらいの方が『神聖喜劇』を読まれてますか?」なんてアグレッシブな質問をされたりもした岩田さん、そして大舞台でも「いなかの近所のおばさんから手紙をもらって、『マンガの王様手塚治虫さんの賞をもらったなんてすごい』と書かれていたけど、王様じゃなくて神様だから!…とツッコみたかったけど近くにいないからツッコめなかった」というかんじのおもろいエピソードを披露してくれる森下さん。
みなさん、お人柄が出ているなーというかんじで、よかったです。


一参加者としてもいろいろと感激ポイントの多かった一夜だったのですが…、なんかもう、一マンガ読みとしては、生身の人間というよりほとんど歴史上の人物、みたいにすら感じていた山岸先生(つい「先生」がついてしまう)のお姿をまのあたりにするだけでも、「歴史に立ち会った…!」みたいに感じてしまいました。
いえ、もちろんお仕事としていろいろ書かせていただくときはまた別の視点なのですけど、こういうパーティなんかでは、ついファンモードになってしまいますね〜。
水野英子・山岸凉子・萩尾望都各氏がお話しなさってるお姿を拝見したときなんかは、もうあやうく手をあわせてしまいそうでした。
後光がさしてましたよ……!!(私の目には)



なんだか、私にとっても、とても特別な一夜でした。
posted by 川原和子 at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般