2014年05月23日

文化系トークラジオLifeトークイベント、おまけ。

 さる2014年5月18日(日)、
文化系トークラジオLifeトークイベント
西森路代プロデュース
「ドラマヒロイン進化論〜東京ラブストーリー・
赤名リカから失恋ショコラティエ・高橋紗栄子まで」


というイベントに登壇させていただきました。

http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20140508110509.html

出演者は、
ライター・西森路代さん(今回の企画のプロデュースも!)、
少子化ジャーナリスト・白河桃子さん、
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表清田隆之さん、
編集者・ライターの斎藤哲也さん、
そして川原の五名。


当日は、テレビドラマ「東京ラブストーリー」(1991)、
「やまとなでしこ」(2000)、
そして「失恋ショコラティエ」(2014)

という3作の、ヒロインと恋愛と仕事と結婚の変遷を比較することで
時代の変化を読み取りつつ議論を…、
ということでお話をさせていただき、
私は「東京ラブストーリー」と「失恋ショコラティエ」がマンガが原作、という
ことで
マンガ担当(笑)的ポジションで、トークに参加させていただきました。

なにしろ時間が1時間半と限られていたので、
あっという間に時間が過ぎて
用意していったことがしゃべりきれなかったりしたのですが、
以下、
当日紹介した記事の出典や、私の個人的雑感などを
おまけとしてここでメモ的に公開したいと思います〜
(ネタバレ含まれますので、ドラマを未視聴・マンガを未読の方、ご注意くださ
い)。


・トーク冒頭で紹介したコラムニスト中野翠氏の「スカーレットの法則」は、
『私の青空1991』(文春文庫 p.175所収。初出は朝日新聞)。
高視聴率をとったドラマ「東京ラブストーリー」を見た多くの女性視聴者は、勝
ち気でまっすぐな赤名リカ(演:鈴木保奈美)に強力な一体感をもち、しとや
かで湿っぽい関口さとみ(演:有森也美)を嫌った。
これは、「風と共に去りぬ」を見て、おとなしいメラニーに近い性格の女であっ
ても奔放なスカーレットに感情移入する「スカーレットの法則」ではないか。
多くの女性たちは、リカを応援しても、現実にはさとみのような「わかりやすい
女らしさ」を演じているのでは…?という指摘。

面白いのは、中野さんはリカとカンチが別れるラストを「さわやかなハッピーエ
ンドだと思った」と書かれていること。
「『根が、さとみ』の女の子たちには大不満だったようだ」とも。
  ↓
・たしかに、リカにとってカンチは通過点にしかなりえない存在に見える。だっ
て人としてのパワー、排気量が違いすぎる…!別れは必然でしょう。
別れも断然、リカ主導だし。
でも、91年の段階で、ヒロインが恋人と別れる展開を「ハッピーエンド」と喝破
した中野さんはすごい。

・ドラマ「東京ラブストーリー」では、原作よりもさらにリカとさとみをわかり
やすく対称的キャラにしている。
リカはボブ+パンツスタイルで颯爽と、さとみはロングソバージュ+ロングス
カートと服装も対称的。
リカはカンチが部屋に来たとき、わざとカップラーメンしか出さない(=料理は
できるが、手料理で男をつるのを潔しとしない)。
対するさとみは図らずも(リカとカンチの仲が瀬戸際のときに)おでんを手作り
してカンチのところに持って行くのだ!


・原作「東京ラブストーリー」を描いた意図について
作者の柴門ふみ氏は文春文庫版『東京ラブストーリー』の下巻(2010)収録の鈴
木保奈美との対談で、

「漫画家を十数年やっていて、どうしても男女ともに受け入れられるラブストー
リーが描けなかった」

ために、戦略で描いた話だと言う。

「それで、男女を網羅したラブストーリーを描こうと思ったわけです。
(略)とにかくそうやって、リカが嫌いな人はさとみを好きになり、三上を嫌いな人は
完治を好きになり……あらゆる読者をキャッチできるという。」
(p.438)

大ヒット作を連発したマンガ家・柴門さんの、とても興味深い証言。
複数ある文庫版のおまけ的に収録されたもので意外と見落とされがちかも、と思うので、記録的な意味も込めて、ここにメモ。

以下、川原雑感。

・「東京ラブストーリー」は一貫して、ほとんど「お金の話」をしない(好景気
ゆえ?)。
・「やまとなでしこ」のヒロイン・桜子(演じるは松嶋菜々子)は、貧乏育ちゆ
えに「私は貧乏が嫌いです」と言い切り、お金持ちとの結婚による階層上昇
をめざす…という思い切った設定。
・「失恋ショコラティエ」では、ここ数年の女性誌が「モテ」「愛され」と連呼
し啓蒙してきたテクを体現したような「女子プロ」・サエコが颯太に熱烈に愛
される…が、物語初盤であっさり他の男と結婚。
が、颯太には片想いされ続ける→明確に「結婚はゴールではない」ことを見据えた。

・原作の水城せとな氏は、他の作品でも、美麗な絵柄で「愛という美しい名で呼
ばれるもののドロドロした内側を丹念に暴く」ような作風。
【参考】水城せとな「黒薔薇アリス」評
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/068.html

・原作マンガ「失恋ショコラティエ」も、ある意味で、愛に関する、ライトな
「女の不幸の展示会」の趣も?

△昔の少女マンガならヒロインになれる優等生タイプの薫子は、自分の気持ちを
直視できず、モラル的正しさを周囲にぶつけては自分に跳ね返り、傷つき損を
している不器用な「痛さ」が描かれる。
△恵まれた容姿のモデルの「えれな」は、「あたしの仕事は女の子受けすること
だから」と、「男に受けることと女に受けることは違う」「女に受けても、モ
テない」ことに自覚的。実際片想いは、うまくいかない。
△サエコは、夫に所有物のように扱われ、DVを受ける。颯太には妖精&創造の
ミューズ扱いされているが、それ故、生身の女として未来を一緒に生きよう、
とリアルには踏み込まれない。「有り余る女子力」がありながら、内実はあまり
幸せそうではない?

・ただ、水城氏は、「失恋ショコラティエ」を「ふつうのお話」と考えている
(単行本4巻「作者からのメッセージ」)。
「少女漫画としては変わり種扱いにされがちですが、現実にはどれもふつうの
話」だと。
おそらくサエコのことも、水城さん的には「コミュニケーションを大事にしてい
る、ふつうの女の人」として描いておられる。

★★★
今期は、若者の恋愛ドラマがない(!)そうなのですが、
ここまでいろんなこと(=恋愛と呼ばれるものの実相)を「暴かれ」てしまい、
経済も好調とは言えない現在、
「甘いファンタジーとしての恋愛」は描きにくいのかもしれないな…と改めて感じました。
posted by 川原和子 at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月23日

【映画】「ダーリンは外国人」、楽しかったです!

 小栗左多里さんのエッセイ漫画「ダーリンは外国人」実写映画
現在公開中ですが、
いや、これはなかなかの良作だと思います。


…って、なんかヤなかんじの言い方でスミマセン。


いやほら、なんせマンガ好きって、

「マンガの実写映画化」ではつら〜〜〜〜〜い目にあうことも多いから、
つい警戒しがちになるんですが、
原作の楽しいエッセンスを残しつつ
映画ならではのカタルシスも味わえる
笑って泣ける佳作になっていると思います。
オススメです。



ところで、
本作のレビューを「シネマレビュー」というサイトで
山田井ユウキさんという方がお書きになっているのですが、
この中で、次のようなスルドい指摘をされています。


ちなみにタイトルやあらすじだけ見ると、本作は「日本と外国の文化の違い」をユーモラスに描いている作品だと思われがちだが、それはちょっと違う。トニーはとても個性的で、「外国人」として一般化できるようなキャラクターではないからだ。たとえば劇中でトニーが「抜かれるなら、度肝がいいよね!」といった面白フレーズを連発するのだが、それは彼が外国人であることとは関係なく、語学オタクであるからこそ出てくる発想だろう。なので、タイトルを正確に言うなら「ダーリンは外国人」ではなく、「ダーリンは(外国人としてもちょっと変わったオモシロ)外国人」となるだろうか。


http://www.hollywood-ch.com/review/10040804.html?cut_page=1&sep_page=0
http://www.hollywood-ch.com/review/10040804.html?cut_page=1&sep_page=1


この指摘には
思わず、そうそう!!と頷いたのですが、
この部分を読んで、
私が前に勤めていた会社の元上司との会話を思い出しました。


オタクが多いことで有名なその会社の中でも
オタク度のことのほか高いその上司と
「ダーリンは外国人」の話になったとき、
彼は


「あれなぁ、別にダーリンが外国人であること
あんまり関係ないやん

男ってああいうもんやんか


とおっしゃったのですが、
私は即座に


「いえ、男って
じゃなくて

オタクって、です!!」

と心の中でツッコんだのでした………。


そんなダーリン・トニーさんの語学オタクっぷりも楽しい
「ダーリンは外国人」映画版、
公開中です。



●映画版「ダーリンは外国人」公式サイト
http://www.darling-movie.com/index.html
posted by 川原和子 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

【映画】技術の正しい使い方

映画好きのつれあいが、
劇場で予告ポスターを見て

「技術の、非常に正しい使い方ですね」

と申しておりました。


激しく同意です。




劇場版『ペ・ヨンジュン3D in 東京ドーム 2009』

http://www.cinematoday.jp/movie/T0008716



劇場版『ペ・ヨンジュン3D in 東京ドーム 2009』公式サイト
(音声が出ますので御注意ください)

http://www.byj3d.com/


posted by 川原和子 at 07:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月19日

41歳の春なのに

 もー4月も半ばだというのに
4月17日には朝起きたら東京、雪が積もってましたよ……。


どーなってるの!!


現在41歳のわたくし、
一生に一度しかつかえない


「41歳の春だから」


というバカボンのパパギャグ(?)を使おうと
待ちかまえていたのに、


………春……だよね?

と誰にともなく聞きたくなるこの天候。


春なのか冬なのかハッキリしてくれ!!
ってゆーか春らしく暖かくなってくれ!!(冷え性だから)
と切望する次第です。


天気予報では、今日は暖かく晴れるそうですが、
明日以降、今週は雨が多いそうです。


ところで、そんな17日に
映画館に例によって「午前十時の映画祭」
を見に行ったのですが、
なんと、満席になっていました
(私とつれはネット予約組だったので見られました)。

すると、
その映画を見ようとしていた初老の男性が
チケット売り場で

「え?いっぱいなの?
じゃあ他ので一番早い上映の映画は何?」

と質問されていたのですが、
チケット売り場のお姉さんが

「次は『クレヨンしんちゃん』ですが…」

と言うと、おじさん

「じゃあその『クレヨンちゃん』でいいや」


とおっしゃったのでした。



クレヨンちゃん……。




意表をつく略し方でした。




おじさん、クレヨンしんちゃんの映画をご覧になって
どんな感想を持たれたか、ちょっと気になります。


クレヨンしんちゃんの公開中の映画情報はこちら
    ↓
クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁」
http://shinchan-movie.com/index.html
posted by 川原和子 at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月15日

「ふきだし」型の食器

 先日、新宿小田急の食器売り場で
「ふきだし」型の食器を見かけました。


よくわかんないけど
たぶん、コレ。
http://item.rakuten.co.jp/monolab/002-c-1/#002-c-1



私は基本、
食器をふやさないことを心に誓っているので
(引っ越しのときに大量処分した過去アリ)
(とにかくものを増やしたくない)、
ものすご〜〜〜く心が動きましたが

「洗いにくい!きっと洗いにくい!」

「壊す!私はあのふきだしのひゅっとなってるとこを
きっと洗うとき壊す!」

呪文をとなえて
買うのをこらえました。




…でもかわいいので、
マンガ好きな方、
どなたかお買いになったら
よかったら
使っているところを
見せてくださいませ……
(って、結局つかってみたいんじゃん!ほしいんじゃん!)。
posted by 川原和子 at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月01日

その後のドライアイ対策情報

今日から8月ですが、
東京は妙にどんより曇った天候です。
暑さに弱いので、
あまり暑くないのはありがたいですが…。



えー、以前のエントリで
「ドライアイに悩まされています」

というようなことを書いたのですが、
その後もなかなか状況が改善しません。

★ドライアイのことを書いた過去エントリ
2008年08月13日
先生!!
http://mangalove.seesaa.net/article/104691424.html


眼科にも定期的に通って、
防腐剤ぬきの目薬をもらってさしていましたが、
とにかく、目薬をさしたそばからもう一回さしたくなるほどの
ドライアイっぷり(全然潤った気がしない…)で
正直、たいへん困っておりました。


行きつけの眼科で相談したところ、
「液体コラーゲンプラグ」という治療を
試してみる価値はあるかも、と すすめられました。


…が、痛くはないみたいですが
涙点および涙小管に特殊なコラーゲンを注入することで
目の潤いを取り戻す」
って……
な、なんか怖ッ…
(ま、そんなこと言ったら、
コンタクトレンズも
人によっては「怖ッ」といえば「怖ッ」だと思いますが)。


そんなわけで、「液体コラーゲンプラグ」にも
イマイチふみきれず、
なにもいれてないのに目になにか入ってるかのような違和感と
目の疲れに苦しんでいたところ、

「目の疲れ、ドライアイには

耳をマッサージするといい

という情報を聞き、
半信半疑で耳を指でつまんでみました。



……痛ッ!!
血流が悪いのか、すんごく痛い。
痛い痛いよ〜〜とうめきながら
ぎゅっぎゅっ、と耳をマッサージ。


…すると翌日、
目がさめると、
(キタナい話でたいへん恐縮ですが)
老廃物である目やにがけっこう出ていて(あわてて洗顔)、
そのかわり
かなりドライアイ特有の(と思われる)不快感が
軽減されてました。

ビックリ!!

おおおおおお〜!!
耳マッサージ、あなどりがたし……!!


なーんの道具もいらない簡単なマッサージで軽減されたんだとしたら、
すごーくありがたいです。
あれから1ヶ月たちますが、
思い出したときには
マッサージするようにしていて、
以前ほどは耳が痛くなくなったので
血流も少し改善されたのかも。



そしてもうひとつ、
同じくドライアイに悩む友人が教えてくださったのが
目を温めるのによいという
「あずきのチカラ」(桐灰化学)。
http://www.kiribai.co.jp/products/azuki/explanation.html

地元ドラッグストアをまわっても
時節柄、「あたためもの」は品薄でどこでも見つからなかったのですが、
amazonにあったので、
送料無料になるよう、他の本などと一緒に注文。

あずきのチカラ 目もと用


レンジで数十秒あたためて目の上にのせるのですが、
「ちょうどいい温かさが数分間続く」ので
いいかんじに疲れが緩和されます。

以前はぬれタオルを1分くらいレンジであたためて
目の上にのせていたのですが、
最初は熱くなりすぎて
「熱ッ」
ってかんじなのに、
すぐにさめてしまっていたので、

この「ほどよい温かさが続く」という特性は、ありがたいです
(なにかの加減で温まりすぎたときは、「キケン」の文字がうかびあがるので
表示が消えるまでさましてつかいます)。


マッサージと「あずきのチカラ」、点眼のおかげで
だいぶん楽になってきました。
目は酷使せざるをえない商売なので、
とってもとってもありがたいです!!!


…あ、ドライアイ対策に
「あずきのチカラ」を買おうかな、
でもこれだけだと送料がかかるなぁ、という方には、
拙著なんかご一緒にいかがでしょうか?
(と、わざとらしく宣伝)
人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた


(みなさまのおかげで、在庫が

「5点在庫あり。ご注文はお早めに。」

という表示になっております!! ありがとうございます〜!!)

posted by 川原和子 at 14:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月24日

嬉しい感想

えー、
発売中の集英社『LEE』5月号のエッセイ漫画特集にて
エッセイ漫画について
お話しさせていただいています(P.138〜139)。
たいへん盛りだくさんな特集なので、
ご興味のある方はぜひ、ご覧下さい。

LEE (リー) 2009年 05月号 [雑誌]


ところで、3月末に発売になりました、
拙著『人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた』(NTT出版)
人生の大切なことはおおむね、マンガがおしえてくれた

ですが、
読んでくださった方から、メールやお手紙で
感想をいただき始めております(ありがとうございます!)。
読んで頂いただけでもありがたいのに、
感想までいただけるとは…!!と感激しつつ、
一通一通、じっくり読ませて頂いております。


そんななか、
知り合いの編集者の女性から
大変嬉しい感想をいただきましたので、
ご本人に了承をいただきまして、
ご紹介させていただきます。



読んだことのある漫画はうんうんと頷きつつ、また新しい視点に驚きつつ、
読んだことのない漫画は世の中にあふれる私の知らない面白い漫画への悦びと
より一層漫画に搾取される人生を踏み出す恐ろしさに打ち震えつつ、
最後までいっきに読んでしまいました。
漫画を読むだけでも大変なのに、すみずみまで読んで分析できるなんて、
ほんとうにスゴイですね! 福田(里香)さんや藤本(由香里)さんのご本、記事を読んでも
思うのですが、みなさんスゴすぎです〜!

マンガ論を読んでいると、自分の漫画好きとしての知識のなさや読んでいる漫画の少なさに
落ち込んでしまうことがあるのですが、今回の『人生の大切なことは〜』は評論でありながら、
川原さんご自身の感想や体験にも触れられていたので、とても読みやすかったです。
とくに『駅から5分』の項で、くらもち作品のリアルタイム読者ではなかったと
書かれているのを読んで目からウロコでした。
何の根拠もないのですが、漫画評論をする方たちは24年組やそれに追随する有名な漫画家さんの作品は、
皆さん昔から見出して読んできていたと漠然と思っていたのです。
私も少年漫画やアニメに目覚めて、典型的「少女マンガ」を読めていなかった派(?)なので、
同じくそういう方もいるのね、とホッとしました。

また、何より身にしみたのが、p127〜の『赤髪の白雪姫』の冒頭の一文。
私が大人になっても漫画から卒業できないのも、むしろ歳を追うごとにどっぷり漫画生活にはまっていくのも、
すべて小学生の頃に白泉社の漫画にハマったせいだったんですね!
川原さんとは少し世代が違いますが、読み進めている最中に小中学生の頃にハマった漫画たちが脳内を駆け巡りました。
「舞台が外国だったり」サイファ!花咲ける青少年!
「時代物だったり」なんて素敵にジャパネスク!火宵の月!
「ファンタジーだったり」彼方から!天使禁猟区!月の子!
「主人公が少年だったり」グリーンウッド!八雲立つ!ナチュラル!   。。。というように…。


漫画について書いた本は好きで学生時代から読んでいたのですが、ここまで前のめりになって自分を
重ねて読んだ本ははじめてかもしれません。
なんだか暑苦しい、かつ長くて要領を得ない感想になってしまってすみません。
漫画のことになると熱くなるのは長所…だと思いたい…です。



あげていただいている作品でおわかり(?)のように、
感想をくださった方は、
私よりかなーりお若い方なのですが、
白泉社系少女マンガについての、


「少女時代に白泉社の少女マンガを読み始めた人は、マンガを<卒業>しない。おとなになっても、ずっとマンガを読み続ける」。(拙著 P.127)


という私の指摘への熱い共感など、
たいへん嬉しかったです。



また、
ある種の作品に「出会えなかった理由」まで含めて、
事実はできる限りふまえつつ、
しかし、
体験を含みつつ語る。

そういう語り方をする人、という意味をこめて「マンガエッセイスト」という
耳慣れぬ肩書きを名乗っていることもあり、
「自分がどういう読書体験をしたのか(何を読んでないか)という
自覚さえしていれば、
私みたいな人間でも語ってもいいよね、語ることにも意味はあるよね」
とおずおず文章を書いているところのある身としては
御自身の体験にひきつけて書いていただいた感想に
大変に勇気づけて頂きました!!


「自分語り満載のメールが恥ずかしくて書いては消し、書いては消しを繰り返した」末に送って下さった、とのことでしたが、
とても嬉しいメールでした。
送信ボタンを押してくださって、ありがとうございました…!!


【関連】過去のエントリ2008年03月25日
NTT出版webマガジンの連載、更新!!
http://mangalove.seesaa.net/article/90929877.html
posted by 川原和子 at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月07日

テレビドラマで楽しみなのは

 あまりテレビドラマを見ないのですが、
今期の新番組で珍しく「おっ、これは見たい」と思っているのが、
松山ケンイチ主演『銭ゲバ』
http://www.ntv.co.jp/zenigeba/

あのジョージ秋山先生の問題作のドラマ化ですよ…!!


『銭ゲバ』といえば。

ワタクシ昨年、お仕事の関係で一時期、
大人の女性向けラブストーリーマンガを
毎日毎日集中的に読んでいたのですが、
ある日、
「(ラブストーリー)、もっと買い足さないとなぁ〜」と入った書店で、
ふと気がついたら
『銭ゲバ』を手にして読んでた
ことがありました。
しょせん世の中、カオと金ズラ!!



………って、
………究極の喪男、蒲郡風太郎に感情移入してる場合じゃありまセン!!





甘いものを食べるとしょっぱいものが欲しくなるように、
………どうも昔から、
少女マンガをまとめて読むと少年マンガを読みたくなる質なんですが、
毎日毎日、
素敵な大人の男性とのラブロマンス(はぁと)の話ばかり読んでいるうちに
お腹一杯になっていた(?)んでしょうかねぇ……。
だからって『銭ゲバ』か!!
自分の無意識の行動にビックリでした。


………いや、
そんな私の体験談はどうでもいいのですが、
役柄ごとにまったく違う顔を見せてくれる
カメレオンっぷりには定評のあるマツケンの銭ゲバっぷりに期待、です……!!!




そして、12年ぶりに山田太一氏が連続ドラマの脚本を書く、という
『ありふれた奇跡』もチェックしたいと思ってます。
http://www.fujitv.co.jp/arifureta-kiseki/index.html
(これは、明日22時からですね。録画予約せねば…)
posted by 川原和子 at 20:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月13日

先生!!

 なんかここ一週間くらい、あまりに目がかすんだりしてツラいので、
昨日眼科に行ってきました。

「視力も落ちてないし、
キズもない。
結局、ドライアイがヒドいせいですね」

との診断で、以前処方された目薬より
濃度が濃くて、防腐剤の入ってないものを処方されました。
一回分ずつパックされた使い捨てタイプです。


この目薬をさすと、ようやくちょっとラクになってきました。
ドライアイ、おそるべし。


そして、眼科の帰りに書店に寄ってみたら、
こんな本が。

http://www.goma-books.com/product_2624.html?PHPSESSID=71a73ec1c29cbbf0a189faabb3406002

なんと!!
ヨコガキの漱石です…!!
せ、先生!!(動揺)



上↑のページの、


ケータイ小説に親しんだ読者のみなさんの「ヨコガキだから読める。タテガキだと読めない」という声に応えて、名作をヨコガキにリニューアル! 



という説明に、
そうかー、その手がありましたか!!
と感心してしまいました。


そして、「商品詳細」の説明は、

2008年・夏 私は運命の本に出会う。ヨコガキ×こころ。「先生、恋ってなんですか?」名作がヨコガキになってリニューアル!!



ヨコガキ×こころ。
「先生、恋ってなんですか?」



………そういえば、
語り手の「私」が「先生」と初めて出会ったのは、
なんと、鎌倉の海岸なんですよね…(ムロン、「私」も「先生」も男性です)。



お疑いですかな?
う、疑うならココをご覧下され!!
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/773_14560.html

(…あっ、青空文庫もヨコガキですね。考えてみれば)




私がその掛茶屋で先生を見たときは、先生がちょうど着物を脱いでこれから海へ入ろうとする所であった。



って!!
のっけからこんなです。
海辺で「私」は、半裸の先生を見初めてます(と、カッテに断言)。



さらにすごいのが、「私」と「先生」のやりとりです。



「恋は罪悪ですか」と私がその時突然聞いた。
「罪悪です。たしかに」と答えた時の先生の語気は前と同じように強かった。
「何故ですか」
「何故だか今に解ります。今にじゃない、もう解っているはずです。あなたの心はとっくの昔から既に恋で動いているじゃいるじゃありませんか

(略)

「あなたは物足りない結果私の所に動いて来たじゃありませんか」
「それはそうかも知れません。しかしそれは恋とは違います」
「恋に上る階段なんです。異性と抱き合う順序として、まず同性の私の所へ動いてきたのです」
「私には二つの物が全く性質を異にしているように思われます」
いや同じです。私は男としてどうしてもあなたに満足を与えられない人間なのです。
それから、ある特別の事情があって、なお更あなたに満足を与えられないでいるのです。
私は実際御気の毒に思っています。あなたが私からよそへ動いて行くのは仕方がない。
私はむしろそれを希望しているのです。しかし……」
私は変に悲しくなった。
「私が先生から離れて行くようにお思いになれば仕方がありませんが、私にそんな気の起った事はまだありません



あわわわわわわ。
なんなんですか、この問答。
漱石先生…!!





まあ、
阿部川キネコ『辣韮(らっきょう)の皮』という4コママンガでも、
漫研部員(BL同人作家)の月子が、

「ヘッセの『車輪の下』『デミアン』、中島敦の『山月記』、漱石の『こころ』、このあたりはボーイズ小説だから」

という意味のことをゆってます(3巻・95ページ)し、
……ねぇ……。



そもそも、『こころ』で「私」は
先生先生言ってますが
教師とかじゃなくて、
海辺で出会った関係ない人なんですよね。


これは幻冬舎とかで、
「ルチル文庫クラシックス」として
出すべきではないでしょうか!! (腐女子の主張)




……ハッ、
……眼科の先生!!


やっぱり防腐剤入りの目薬、
お願いします……!!!
posted by 川原和子 at 19:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月30日

男子の「チャーム」、という概念。

 もう一ヵ月も前になっちゃいましたが、
東京・立川にて『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで』(太田出版)の出張版トークイベントが
開催されました。
イベントに関する過去エントリはこちら↓
http://mangalove.seesaa.net/article/96538187.html

TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!
チームケイティーズ
太田出版
売り上げランキング: 41341




★★★
当日は私も聞きに参上いたしましたが、
トークゲストは、
本の中で熱い座談会を繰り広げている

カトリーヌあやこ×金田淳子×能町みね子×福田里香

のみなさんで、非常に濃く面白いお話が伺えまして、
満足して帰って参りました。


★★★
さて、このイベントでも言及されていたかと思うのですが、
福田里香さんは
チーム男子の中心人物には「チャーム」がある、
というような趣旨のことをおっしゃっていたかと記憶しています。



『チーム男子…』本で言うと、以下のあたり。


福田 (略)それで私が思うに、チームには必ずコアがいるんですよ。
カトリーヌ うんうんうん。
金田 リーダーに当たる人。
福田 それでコアの人にはチャームがあって欲しいんですよ。むしろチャームがないと成り立たないというか。(略)

『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで』(p.107)


ここでもさらに福田さんは、

「男の人にキュートという形容詞がつくのはフランク・シナトラから」
「若い頃のシナトラはキュートなんですよ。ちっちゃくてかわいいの。」
「キュートの発生とチームの成立はけっこう切り離せないと思っていて。」

とおっしゃり、
『踊る大紐育』(1949年)のジーン・ケリーとシナトラは、
(今のイメージとは違って)ジーン・ケリーが兄貴で、シナトラは弟分。
そして、このシナトラが「キュート炸裂なんですよ!」とおっしゃています。


この発言にはわたくし、
「おお!!」
と目からウロコでした。


そうか…!!
チーム男子の中心にいるリーダーって、
修行不足の私には、
ときどき「なぜにこの人?」ってことがあるのですが、
「チャーム」(キュート)、という概念で、非常に腑に落ちました。


私がつねづね「よーわからん」と思っていたのは、
『三国志』の劉備なんです。
横山光輝版『三国志』を読んで
「なーんか頼りないよなぁ…なんでこの人が中心人物?」
「なんで関羽・張飛に見込まれたのかいまひとつわからん…」
と思っていたんです(一応、血筋が高貴ということにはなってますが)。
光り輝くスタァ★曹操さまが、かなりのステキ★キャラだけに
なおさら地味に感じたというか。


しかし…!!
それがし、浅はかでござった!!(なぜか武将口調に)


劉備は、その頼りなさ(と言って悪ければ、器が大きく人柄がよい)が

「チャーム」

だったんですね…!!
恐れ入り申した…!!


いや、「チャーム」というのは実際、
すごい(すばらしい)言葉だなぁ、と思ったのは、
たしかにこういう
「ちょっと頼りないのに強烈な支持を(同性から)集めてる中心人物」像って
わりとある気がして、
それを「カリスマ」って表現しちゃうと
なんとなく「見上げる」かんじになって、ニュアンスが違っちゃうんですよね。


でも、その人が中心にいることにより
「男の母性」
とでも言うべきものをくすぐるのでは?
と思う人がときどきいるのですが、
その魅力をうま〜く言い当てた言葉だ!!と感嘆いたしました次第。


『三国志』で言うと
「カリスマ」が曹操で
「チャーム」をもっているのは劉備、みたいな。
(でも曹操にも、チャームもある気もするな…)



…尚、『三国志』に関しては、三国志番長・金田淳子先生が『チーム男子…』でも熱く
語っておられますので
興味のある方はぜひご覧あれ!!
トークイベントでも「よくわかる金田先生の『三国志』講座(愛欲編)(←?)」が
開かれており、勉強になりましたよ…!!


トークイベントでは、能町さん、カトリーヌさんのお話にも
抱腹絶倒だったんですが、
「ここだけのお話」だったのかもしれないので、
心のなかだけに残しておくことにいたします(笑)。


なんか一月前のことを今頃言っていて恐縮ですが、
感動したので書き留めておく次第であります!!
posted by 川原和子 at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

田中秀臣さんの『不謹慎な経済学』

 経済学者で上武大学准教授の田中秀臣(たなか・ひでとみ)さんの書かれた
『不謹慎な経済学』(講談社)という本があります。


 実は、2月の終わり(!!)にご献本いただいていたのですが(ありがとうございます!)、
ずっとふれることもできないまま
なんと今日まできてしまいました…。
申し訳ありません!!



田中さんとはまだ一度もお目にかかったことはなく、
田中さんのブログ
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/
で、私がNTT出版Webマガジンでやらせていただいてる
おすすめマンガ時評 「此れ読まずにナニを読む?」
について言及して下さっていて、
そのことをきっかけに
いろいろとやりとりさせていただくようになったのでした。



さて。
私自身は経済学にはまったく縁がないまま生きてきた人間なのですが、
『不謹慎な経済学』につけられたオビの

「常識のウソとデタラメを徹底的に暴く!」

という言葉に「おお〜」と心ひかれつつ目次を見ると、

「パリス・ヒルトンが刑務所で得たもの」
「人間関係が希薄化したのは、みんなが望んだからだ」

といった私にも入って行きやすそうな章や、

「官僚の天下り、本当は正しい!」
「ニートもハケンも、役人の利権を生むだけだ」

といった刺激的なもの、また、

「経済の安定は攻撃的ナショナリズムを和らげる」

という直感的にも首肯できるものなど、
非常に面白そうなものが並んでいます。



私は論理的にいろんなことを積み重ねて思考するのは
ニガテな方ですが、

「もともと宗教の縛りがうすい日本だけど、
生活基盤としての地域共同体(=世間)の縛りもかなりうすくなっちゃってる
いまの日本って、
なんか…お金が神様みたいだよねぇ…」

「でもなんか、それだけじゃダメなんだろうけど、
なにがダメか、うまく言えない…」

とぼんやり感じていたのでした。


そんな私は、
個人的には「はじめに」の以下の部分に非常に感動しました。


「お金がすべてはない世界」を創るために

と題されたこのまえがきで、田中さんは、
一般に経済学のイメージは「弱肉強食」化をすすめる、というものだろうが、
実は「アンチ弱肉強食」こそ経済学の意義であり、
「お金ですべての問題が解決するわけではない」ということを学ぶためにこそ、
経済学の存在意義がある、と宣言されます(な、なんだって――!!)。


「弱肉強食・お金がすべて的経済学」ではない
アンチ弱肉強食の(田中さんが言うところの)「まともな経済学」は、
かなり現代の問題を考える上で示唆深そうではないですか!!


そして、その具体例として、
プリンストン大学教授のアラン・クリューガーが示した、
(「弱肉強食・お金がすべて的経済学」が考えた)
「民主的教育」や「経済的豊かさ路線」が、テロ撲滅には効果がない、という説をひき、
田中さんが考える解決シナリオ
<「テロリストのコミットメントには、お金でも教育でもなく、相手の立場になることで対処しよう」というもの(P.12)>
を、提示されています。


 また、私個人としては、第4章で提示される

「双曲線的割引を行う人(=目先の小さな欲望にとらわれる人間)」

という言葉に目からうろこでした。
…それ、私のことデスよね?


…っていうか、
「ケーザイ学」に私のようなシロートが漠然と抱く

「それは生きてる人間のビビッドな行動基準に立脚してないのでは?」
「ってゆーか、そこで想定されてるほど人間ってリッパじゃなくね?」
「人間ってもっと気分とかで生きてるんじゃね?」

というアホっぽくも素朴な疑問のつぶやきが聞こえているかのように(?)、
「合理的経済人」を仮定しない最新の経済学(ジョージ・エインズリー『誘惑される意志』は、2006年のもの。NTT出版)が登場していることを紹介し、
一方で、
大正時代の経済学者・福田徳三の考えにもふれ、
その考えは谷崎潤一郎の作品に見られるような悪や非合理をも許容するデモクラシーに
なりうる、という可能性について語っておられます。



うーん、すごい。
縦横無尽、というかんじに
厚い専門知識を背景にしつつも斬新な切り口で
一般の人にわかりやすく書かれた
たいへん刺激的かつ面白い(文章も読みやすい)本だと思います。


…とはいえ、そこは経済学になじみのない私には、
後半は不勉強ゆえの知らない言葉が多かったり、という己の中のバカの壁(涙)があったりもして…
今日まで本書についてブログでふれることもできず、
申し訳ありませんでした…(田中さん、すいません…)。



示唆に満ちた一冊だと思います。
ご興味のある方、ぜひご一読を。


不謹慎な経済学 (講談社BIZ)
田中 秀臣
講談社
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posted by 川原和子 at 12:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月06日

訃報:氷室冴子さん

作家の氷室冴子さんが、お亡くなりになったそうです。

http://www.asahi.com/obituaries/update/0606/TKY200806060232.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080606-00000049-yom-soci

★★★
氷室さんの小説、
中学、高校の頃にコバルト文庫で「なんて面白いんだ!」と
ガツガツと読んでいました。

同時に、もう少し年齢を重ねて社会に出る頃からは、
氷室さんのエッセイも愛読していました。


自分が、学校を卒業し、世の中へ出て行く入り口のあたりで、
不器用にうろうろしながらいろんなものにぶつかり
途方に暮れた気持ちでいるときに、

「あー、なにやってるの、それは正面から行ったら玉砕だから!!
こうやるといいのよ」

と背中をどやしながら
でも、そっと耳元で教えてくれる、剛胆で、繊細な、元気なオネーサン。

私にとっての氷室さんは、なんか、そんなかんじの存在でした。
ご自身はそーゆー世の荒波をもろにかぶりつつも、
「かぶらなくていい波はかぶらなくていいんだからね!」
って教えてくれる、理想主義なのに現実的。
そーゆうオネーサンです。


いつかどこかでお目にかかることがあったら、
一方的に感じてた「恩義」のお礼を言いたかった。
そんな漠然とした思いも
かなわなくなってしまいました。


心より、ご冥福をお祈りいたします。
posted by 川原和子 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月12日

ぶるぶる

 うう、それにしても寒いですね〜〜〜。
三月下旬並の気温だとか。
今日は外出してて先ほど帰宅したのですが、
あんまり寒いので、
豚汁でも作ろうかな……。
posted by 川原和子 at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月08日

天地無用

…って、

てんちむよう【天地無用】
荷物、貨物などの包装の外側に記す語で、破損の恐れがあるため上下をさかさまにして取り扱ってはいけないという意味の注意。

Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988


…って意味なんですよね。


なんか、直感的には、
全く逆の意味にうけとってしまいそーになるよな、と
いつも思います。


鴨居まさねさんの『秘書・恵純18歳』に、
そーいう話が出てきて、
「そうそう、私もまちがいそうによくなる!」
と共感しました。


や、それだけッス。


でもなんで、「さかさまにしちゃダメ」という注意が、
「天地無用」なんだろ。
「天地」が「無用」って言われると、
「さかさまにしてもダイジョーブ!」
ってメッセージと勘違いしそうな気がするのですが……。


謎。
posted by 川原和子 at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

スチールと、ムービー。

最近、中野翠氏の『最新刊』(毎日新聞社 1989年12月発行)という本を読み返したら、
「顔面批評コラム」というページがありました。


そのなかの一つで、
斉藤由貴と小泉今日子を並べて、
斉藤由貴を
「スチールではなくムービーの顔である。モデルではなく女優の顔である」、

小泉今日子を
「ムービーではなくスチールの顔である。女優ではなくてモデルのノリの顔である」

と評していて、あ、なるほどなぁ、と思う(p.201)。

中野さんは、
斉藤由貴のことを、
「心の中の動きが顔面にあふれ出て来たときの目まぐるしく変わってゆく表情が、とてもいい」

小泉今日子のことを
「小さい面積の中に、ひどく性能のよさそうな部品がコンパクトに詰まっている」

と書いていて、
うん、そうだそうだ、本当にそうだった、といろいろ思い出しながらうなづいた。



それでいうと、
速水もこみちは、
ムービーではなくて、スチールの顔だよなあ、と思う。

止まった絵(写真)で見れば、
長身でバランスがよくてカッコいいのだが、
ドラマになると「カッコいいだけ」の人になってしまうというか、
なんだか、かえってカッコよさがアダでさえあるような気さえするのが辛い。
ニュアンスというものが感じられないというか…。

二枚目というのも今の時代、
なかなか大変なモンだなぁ、と思う。


そんな彼は、
いま、『絶対彼氏。』というドラマで、
理想的なデータがインプットされたロボット彼氏の役を演じているのだが、
これはなかなかのハマり役だと思う。
ロボットって、いわば、「スチールの連続」、みたいなところがあるから。

…っていうか、
あのなんともいえないぎこちなさが、
「人だと思うから」で、
実は「ロボットだと思えば、むしろ自然」だった(!!)というのは
コロンブスの卵的な逆転の発想だ!!
と思った……というのもありますが。
キャスティングされた方はエライ、と思います。



一方、逆に位置する、
「スチールではなくて、ムービーの顔」
「モデルではなく俳優の顔」
をしているのは、
松山ケンイチだろう。


『デスノート』のL(エル)役も、
L(エル)ファンの私は、正直、映画を見るまでは

「あんなキモカワイイ人物をやれる役者なんかいるか?」

と思っていたのに、見てビックリ、すごくうまく演じていたし、
その後の活躍もすごい。
役ごとに、ときに「えっ、同じ人?」というくらい変身してみせるところも含めて、
なんか、…役のエッセンスをぎゅっとつかんで
それを体現できる人なのだと思う。


才能の質っていろいろ、というお話でした。
posted by 川原和子 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月03日

福田里香さん×やまだないとさんトークセッションへ

昨日は、新宿ジュンク堂にて行われた、
福田里香さんとやまだないとさんのトークセッションへ行ってきました。

 『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!』(太田出版)発売記念
 西荻キッチン in ジュンク堂新宿店 「チーム男子を語ろう二人で!」 

というタイトルで、
先日出た『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!』に関連したトークを
福田さん、ないとさんのお二人で、というもの
(やまだないとさんは、この本のRUN&GUNのページの構成をなさったのだそうです)。


や。
すっごく面白かったです。

特に、
福田さんとないとさんは、
「チーム男子」に対するアプローチが違う、というのが興味深かったです。


福田さんは、チーム男子に対して、
ご自分が仲間に入るんじゃなくて、男子同士の関係を俯瞰で眺めていたい、関係性を楽しみたい、というポジション。
一方のないとさんは、
見ているうちに、少しずつ近づいていって、最終的にはその男の子に「なりたい」という感覚、とおっしゃっていて、
「そうなんだ!!」
「そういう感覚もあるんだなあ」
と、目からウロコでした。



そして、ないとさんが提唱なさっていた「チーム」と「ファミリー」という概念が
とても面白かったです。

福田さんが、その違いを、
「(複数の男子がいる共同体で)、中心人物がお父さんぽいとファミリー。
チームは均等なかんじ」

とおっしゃり、ないとさんは

「捨てられないものを抱えちゃったら、ファミリーになる」

とおっしゃっていて、
この定義にもなるほど、と思いました。
「チーム」は、一つの目的のためのかりそめ共同体、ってことなのかな。
ベタベタしすぎないのもいいのかな。


あと、福田さんにとっては、「関係性を観察する」ことがすごく重要なので、
女子だと、いまPerfumeが大好きで、
彼女たちの天然でキャラがぴたっときまってるところがいい、
とおっしゃっていたのも面白かったです。



そして、ないとさんが『チーム男子…』というこの本を

「読む前に、腐女子の本、って決めつけないでほしい」
「先入観をもたないでほしい」

という意味のことをおっしゃっていたのも印象的でした。


ないとさんは、「チーム男子には恋愛はいらない」というようなことを
おっしゃってたと記憶してますが、
勝手な解釈かもしれませんが、
お話を伺っていて、ないとさんがおっしゃってることって、

「恋愛にしなくてもいいんじゃない?」
「恋愛以外にも、いろんな濃淡の関係性があってもいいし、
それってステキじゃない?」

って意味じゃないかな、と感じました。


そんなないとさんの意見に共感するとともに、
でもそれは必ずしも「腐女子的な見方」を否定されてる、というわけでもなくて、
たとえばこの本で、
女子が、男子同士の関係のなにを面白いと思ったり、大事と思ってるのかを
丁寧に言葉を尽くして語ってる部分を、

「要するに、男同士のイチャイチャが好きなんだろ?」
「腐女子ってそうなんだろ?」

ってどうかザツに決めつけないでね
という意味じゃないかと思ったんですが、
…違ってたらスイマセン。


いえ、もちろん私自身は腐女子でもあり、
フィクションの中の男子同士の、あまりの仲の良さ・絆の強さを
「それって恋じゃん!」
と思ったり口走ったりすることもたびたびあるワケですが
(そしてそういうことを『ユリイカ』増刊『腐女子マンガ大系』に
書かせても頂いたワケなのですが)。


そんな私が「腐女子の本って決めつけないで」とおっしゃっていた
ないとさんの発言に共感するのもちょっとヘンにきこえるかもしれませんが、
「なにが語られてるか」を微細に見ないで、
枠(たとえば「腐女子」とか)だけでカテゴライズして
わかったような気持ちになることって、
されると悲しいことなので(でも私自身もやってしまうことがあるなぁと反省)、
共感してしまったのでした。




あと、
トークの最初に、福田さんが、

女子には、(フィクションとかドラマの男子に対して)
1)自分が中心になって●●くんとの関係を妄想する「ドリー夢」体質の人と、
2)俯瞰目線で、男子同士の関係性を愛でるタイプの人
の二種類がいて、
1)の人には2)の人ことはなかなかわかってもらえない。
でも、女子同士の間でハブられたら社会的な死なので、
うっかり2)のことを口に出せないよね、どこまで出すかがけっこう難しいよね

…という意味のことをおっしゃってて、「なるほどなぁー」と思ったり。


私自身は1)も2)も兼ね備えてるかんじなんですが、
……ん?
それって、よりオタク度が高いってことッスか?
めっちゃイタいってことッスか??
いま墓穴掘りましたか?

…ま、ま、まぁ、
それはおいておいてですね(←と、とりあえず深入りをさけて墓穴を慌てて埋めてみる)。


★★★
私は以前も福田さんとないとさんのトークを聴きに行ったことがあります。

目からウロコの鋭い指摘がびしばしとびかうお二人のトーク、ということもあって、
毎回すごく面白いんですが、それだけじゃなくて、
なんだか私にとっては、
ファッションの好みとか、雰囲気とか全然違うお二人が、
「そう思うんだ!」「わかるわかる」「えー、そこは私と違うよね」
と語り合っておられる様子を見ること自体が、
すごく楽しいです。


それは、ちょっと唐突な連想なんですが、
羽海野チカさんの『ハチミツとクローバー』3巻収録の
番外編「プックンとミルクティー」の、はぐちゃんとあゆの雰囲気を
思い出させてくれるというか。

この番外編は、女子同士でかわいいティーコゼーを手作りして盛り上がるお話なんですが、
はぐちゃんの

「楽しいね なごむね
女の子に生まれて 本当に良かったね」

っていう台詞があって、
大好きなエピソードです。

女子同士で、
自分たちのためだけに、好きな布ですごい時間をかけて、ティーコゼーを作る。
一見すごい乙女っぽいんだけど、実はけっこうおおざっぱだし力仕事(笑)、
というのもいい感じです。


女子の社交にはすごく重要な「お茶」というのものを、
ながくあったかく保つ(生活にはなくてもいい)ティーコゼーを、心の赴くままに手作りして、
「女の子に生まれて 本当に良かったね」
って言いあうのって、
おおげさにきこえるかもしれないけど、

「わたしたちがわたしたちのために
かわいいものを作って楽しく過ごす」

ってことを、そっと祝福してる、ということだと思うのです。
誰かにかわいい、って思われる(媚びる)ためじゃなくて、単純に、
自分たちの楽しさのためのかわいさの快楽。
それは、意地悪して「男子、あっち行け」って言いたいワケじゃないんだけど、
現時点ではやっぱりちょっと「女子同士の快楽」ってかんじがあるかも、です。



それは、『チーム男子を語ろう朝まで』のなかで、
男子の話しててもその男子とつきあいたい、とかじゃなくて、
実は男子は直接カンケーねーよ、
語るのが楽しいんだよ、
みたいな部分と、ちょっと重なってる気がします。



たしか、
ないとさんが、そういうところを
「女のDT」
「女子タモリ倶楽部」
と呼んでおられましたが、
そういう楽しみを知ってる人(女のDT(笑)?)が、私は好きみたいです。


そんなわけで、トークも聞き応えがあり楽しかったです。
もちろん、読み応えもばっちり(濃いです!)の『TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!』、未読の方にはオススメです。


TEAM! チーム男子を語ろう朝まで!
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posted by 川原和子 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

【つぶやき】死語の世界…

 「芸術のためなら、脱ぎます」




………最近、聞かない言葉ですよね……。



……いえ、それだけなんですけど。
posted by 川原和子 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月15日

暗い明るさ、明るい暗さ。

暑いですね……。


2007年08月09日のエントリ、男の子も大変http://mangalove.seesaa.net/article/50766619.html
の補足というか、続き。


木堂椎『りはめより100倍恐ろしい』(角川書店、2006)と、白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社、2004)の2冊を読んで、この主人公達に共通する(ように感じられる)、ざっくり言うと、


「素のオレ見せたら、お前ヒくっしょ」


的な友人観・人間観に基づく処世術について、いろいろ考えてます。


一見強気な「いじる」方に立っていても、いつ己が「いじられ」キャラへと転落するかわからない不安と背中合わせだったり、
どんなに人気者でも、一つの事件で入った亀裂が原因で、
あっというまに「結局お前はそういうやつだよ」とそっぽをむかれる恐怖がぬぐえなかったり。


表面的な明るさとは裏腹の、暗い絶望が、ここにある気がして。


もちろん『りはめ』も『野ブタ。』も小説で、フィクションであり、現実の男子がそういう状況である、とストレートに結びつけるのは危険なのかもしれないですが、現実の息苦しさとつながってる小説なのでは、という気がとてもしました。



そして、08月09日のエントリではよしなが氏のインタビューを引用しましたが、そのよしなが氏の『大奥』(白泉社)のワンシーンを、ふと、思い出しました。


『大奥』の舞台は、疫病によって男子が激減したパラレル江戸時代。
将軍は女。
大奥には、貴重な男子が数多く集められ、そこにいる男たちは、容貌と処世術によってのみ評価されます。


第1巻で、男ばかりの大奥へ奉公することになった水野は、剣術で己と互角に戦える美形の剣士と勝負し、
「こんな剣客がおられるとは!」
と感激しますが、勝負に負けた相手は水野に対して、

「いい気になるな!!」
「拙者の方が そなたなどより ずっとずっと美しいわ!!」

という捨てぜりふを吐きます。
その姿を見て、水野は、心の中でつぶやきます。


「お信 ここは 暗い」

「こんなにも輝くばかりの美貌や才覚を持つ者達がひしめいているというのに
心が 暗いのだ」

と。


★★★
 よしなが版『大奥』は、男女の性役割を逆転させた架空の「大奥」という舞台における、
ある種の思考実験的なフィクションだと思っていたのですが、
そこで描写される、

<閉塞空間で、己への評価に神経をはりつめて生きている人間特有の「暗さ」>は、

現代の、現実の男子ワールドの、表面的な明るさとは裏腹の「暗さ」と、
ある意味で通底してるのかもしれないな、と思いました。
posted by 川原和子 at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月09日

男の子も大変

 最近の女子高生の会話を電車の中などで聞いたりすると、みんな本当にびっくりするくらい上手に相づちを打つんですよ。いかに相手の神経を逆なでしないですむかにものすごく気を遣っているわけ。そのあたりに疎いと、空気が読めない子ってことで排除されるんじゃないかな。だから、相手を傷付けないように、不愉快にさせないようにって目いっぱい気を遣っているんだと思います。宮廷社交術ですよ、あれ(笑)。

    よしながふみインタビュー『ぱふ2007年5月号』(雑草社)p.13(★インタビュー/山本文子)



 いまさらにもほどがありますが、木堂椎『りはめより100倍恐ろしい』(角川書店、2006)と、白岩玄『野ブタ。をプロデュース』(河出書房新社、2004)という2冊の小説を、あいついで読みました。


すごいな。


どちらも男子高校生が主人公のお話ですが、……クラスでサバイブするために、ここまで周りに気を遣って生きてるのか。
でも、こんなに気を遣ってたら、それだけでクタクタになって、なにもする気になれないんじゃ、とすら感じて、パワー不足の私は心配になりました……。



★★★
かつて(もう10数年前)、山田詠美の『風葬の教室』を読んだとき、

「そうそう、女子業界って、複数の女子のくすくす笑いで簡単に人を孤立させるから怖いんだよね」
「くすくす笑いによる排除、って、反論のしようのない暴力なんだよねー」

と思ったものでしたが……


もう、「共同体において生き延びることの大変さ」に関しては、男子も女子も変わらなくなってきてるのかも。
あと、男子の方は、「笑い」の技術によって主導権をもつこと、パワーを誇示することが必要なんだな、それもけっこうシンドそうだな、と思ったり。


 女子高生の話術を、マンガ家のよしながふみ氏は「宮廷社交術」と呼んでいたけれど、男子ワールドでもそれは進んでいるのかも、と思いました。


男子の、プチお笑い芸人化によるサバイバル。

一見友好的に見える「お前ってこんなキャラ」という「いじり」は、女子のくすくす笑いと同じように、そこからはいあがる/逃走する手段のない、まったくひっかかりのないツルツルしたアリ地獄に落ちたかのような息苦しさと、陰湿さなんだろうな。

そんなことを、すごくリアルに感じさせてくれる小説でした。

りはめより100倍恐ろしい
野ブタ。をプロデュース

風葬の教室 (河出文庫―BUNGEI Collection)
山田 詠美
河出書房新社 (1991/07)
売り上げランキング: 49737
posted by 川原和子 at 08:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月18日

イベント参加記。

2007年07月03日の日記でお知らせした講演会&イベントですが、お知らせした私もすべて、参加してきました。
…でも、どれも諸般の事情で、一部だけの参加となってしまったのが…ちと残念でした……うう…(涙)。


とはいえ、やっぱり講演会やイベントは、情報量が多いのと、「ここだけの話」が直接聞けちゃうのが嬉しいところですね。



【講演会】「MANGA・シェイクスピアに見る文化の移動と変容」は「再イオン化・はてな」ブログにて、わかりやすく貴重なまとめが。

http://d.hatena.ne.jp/taimatsu_torch/20070708

発表者の一人でもあるヤマダトモコさんによると、MANGA家のソニア・レオンさんとエマ・ヴィーセッリさんはお二人ともゴスロリ風の出で立ちでしたが、伺ったところ、全身黒いコーディネートのソニアさんはゴスロリ、エマのほうはパンクロリというのだそうです。

ちょうどいま読み始めた、『死想の血統 ゴシック・ロリータの系譜学』でまさに「ゴスロリは日本独特のもの」という話を興味深く読んでいたところだったので、そういった衣装はどこで入手されるのかとか、いろいろ伺ってみたかったなー、とか今さら思いました。


私は時間の都合で、後半の日本のメンバーの発表のみを聞かせて頂きましたが、こちらもいろいろ刺激を受けました。
でも前半も聞きたかった!!
またこういった催しが開かれることを期待しています。


★★★
7月11日、新宿ロフトプラスワンの昼の部は、ファビュラス・バーカー・ボーイズ 対談生収録!

…ということで、お昼の町山・柳下トークは所用で30分遅刻して行ったら、平日昼間なのに入り口まで立ち見の人がいっぱい状態。
私は終始、出入り口付近のモニターで見ることになってしまいました。
おそるべしファビュラス・バーカー・ボーイズ…!!(この内容、「生収録」とあるように、ムックにまとまるみたいです)。

町山さん、
「なんでこれから公開作のオチ言っちゃうんですか!」
みたいな制止を10回くらい(たぶん)受けてました(でも全然気にしておられなかったような)。


★★★
同日、夜の眼鏡イベント「眼鏡茶屋」も、盛況。
トーク、面白かったです。
眼鏡萌えもいろいろなんですなー…。
縦横無尽な眼鏡トーク、そして意外な「この眼鏡男子に注目!」というトークに気持ちよく爆笑、でした。
とくに、山田参助さんの「左門豊作萌え」には、梶原一騎ファンとしてたいへん刺激を受けました…!!
自分すら騙そうとする左門のあり様に萌えるのが眼鏡男子好きってことですか――!!(えっ?)


ちなみに、私は眼鏡萌えはよくわかんないんだけど、将棋の羽生さんには激萌えです。
永遠の天才少年。
柔和なのに芯はすっげー頑固。それでいて柔軟。
あんな人がいてくれる、というだけで、嬉しくなります。
…つか、これってアイドル?
眼鏡というより、羽生さんが好きなだけ?


こちらのイベントは用があったことと、体力的な不安もあり、涙をのんでトーク終了時に退散しました。
その後も楽しかったんだろうなぁ…。最後まで見たかったです!!



なお、2007年8月31日(金)〜9月2日(日)の横浜で行われる、第65回世界SF大会ワールドコンNippon 2007にて、
理系白衣眼鏡ハカセによる
「カフェ・サイファイティーク」もオープンするそうです。
詳しくはこちらを↓
http://scifitique.org/shop/nippon2007.html

眼鏡男子好きな方は、こちらもチェックを!!
posted by 川原和子 at 15:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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