2012年11月05日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

麻生みこと『路地恋花(ろぉじコイバナ)』(講談社)

http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/095.html

をとりあげています。


古都・京都の職人や芸術家たちが集う長屋を舞台に
描かれた、
人と人との距離感が気持ちいいお話。

9月に完結巻の4巻が出ました。
未読の方、
読み頃かもしれません。


posted by 川原和子 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月17日

福岡にて写真展「子どものじかん」10/18〜30開催

 昨日からめっきり冷え込んで
すっかり秋、という気配ですが、
みなさまお風邪など召されていませんか?


今日は、九州・福岡近辺にお住まいの方に
友人の写真展のお知らせです。


友人のフォトグラファー・渡辺美穂さんの写真展
「子どものじかん〜遊び、笑い、涙〜」
が銀座、札幌、梅田を巡回し、いよいよ

10月18日(木)〜10月30日(火)まで

キャノンギャラリー福岡
(市営地下鉄 中洲川端駅 7番出口(博多座)より
 呉服町方面へ約2分)
http://cweb.canon.jp/gallery/fukuoka/

にて開催されます。

子どものいきいきとした素顔が伝わる、
あたたかく楽しい写真展です。
こちら
キービジュアルの写真が見られます。
土・日がお休みなのでちょっと厳しいのですが、
面白そうと思われた方、ご興味もたれた方、
入場無料ですので
ぜひお気軽にのぞいてみてください。

私は銀座に見に行きましたが、
学童保育所で過ごす小学生たちの表情が
さまざまに切り取られていて
かつて幼稚園教諭だった(だったんですよ…我ながら信じられない)時代の
子どもたちとの生活を思い出したりしました。

子どものいきいきとした素顔が伝わる、
あたたかく楽しい写真展です。



以下、下記のURLより引用

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121003_563732.html


放課後、学童保育所で過ごす子どもたち。そこでの子どもたちは集団での遊びを通じ、心から笑い、涙し、秘密の大切な宝物のような時間を過ごしています。

そんな子どもたちと真正面から向き合った写真家、渡辺美穂氏が、いつの時代も変わらない子どもたちの生き生きとした日常の生活を温かなまなざしで写し撮りました。

(写真展情報より)




名称:渡辺美穂写真展「子どものじかん 〜遊び、笑い、涙〜」
会場:キヤノンギャラリー福岡
住所:福岡県福岡市博多区綱場町4-1福岡RDビル1階
会期:2012年10月18日〜2012年10月30日
時間:9時〜17時30分
休館:土曜・日曜・祝日

posted by 川原和子 at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月04日

「じわじわダイエット」前夜の愚行の巻〜

 先日お目にかかったsurumugiさんがツイッターにて、
こんなことを
つぶやいてくださいました。

 【一部私信】川原さんのウエストを突っついたら、硬かった。バウンドするものがなく、ダイエットかくあるべき!な肢体になってましてよ奥さん!!(◎_◎)

うう……ありがとうございます……(涙)


そう、
思えばここ数年、
ずっと「痩せなきゃ…」と思いつつ、
ついだらだら
先送りしてきたわたくし。

しかし、
昨年末にマンションから一戸建てに引っ越し、
階段を昇る機会が増えたのですが
どーも…そのたび
ハ、ハ、ハラ肉が…波打ってるような気が…!!


「いくらなんでもこれはヤバい」と
5月から発作的にダイエットを始めました
(とゆっても、自宅で日々のエクササイズを始めたのと、
食事に気をつける程度ですが、
運動ギライの自分的には画期的!)。


で、はや5ヶ月。

一応、スタート時から
約5キロ減らし
それなりに(あくまで当社比)成果をあげております。



これまで変化を
あんまり人に気づいてもらえなかったのですが、
(自分でも変化がイマイチよくわからなくて
「ひょっとして、体重計壊れてて低い数値になってる?」とすら思いました(笑))
数日前にお目にかかったsurumugiさんが
「ウエストがひきしまった!」と
おっしゃってくださったので(涙)
一応、客観的にも成果が出てる、
ということに(サンプル数少ないですが強引に)して、
自分的な記録もかねて
こんなエントリを作ってみることにしました。


…というのも、私のダイエット、
決して右肩下がりに綺麗な成果が出るようなタイプじゃないのです。


努力してるのに痩せない、ってのもかなりイヤですが、
それ以上に
「せっかく痩せても、急激なダイエットの反動で、ダイエットを始める前よりも太ってしまう」
という
「リバウンド」だけはなんとしても避けたいので
リバウンドしづらいという
一ヶ月2キロ以内の減量が目標、という
じわじわ続けてじわじわ体重が減る
「じわじわダイエット」(←勝手に命名)を
心がけています。


これって、
健康的かつ合理的だとは思うのですが、
まあ言い換えれば
「ほとんどの時期が停滞期」「たまに、かくんと少し減る」
というかんじの、いたって地味〜〜な形なんで
私みたいな飽きっぽいムラのある性格の人間には
けっこうツラいといえばツラい。
でも逆に言うと、
「キツい我慢」は必要ないので
ゆる〜く続けられていい、ともいえるかもしれません。


ただ、その「ゆるさ」が災いして
9月はちょっと食べ過ぎ・飲み過ぎが続き、
まさかの2キロ近いリバウンド…(ギョエー!)。
あわてて気をつけた食生活に戻し
運動もマジメにやってたら、とりあえず1キロは減りました。


…まあそんなわけで、
いままさにザセツしそうな危なっかしい状態のとき、
surumugiさんからありがたいお褒めの言葉をいただいたので、
これを励みと戒めにして
またじわじわ続けたい!というもくろみなのであります。


生暖かく見守っていただければ幸いであります!

★★★
さて、
私が「じわじわダイエット」をはじめる前。

うっすら「太りすぎだよな」「痩せなくては…」とは思いつつも
面倒くさくてマジメには考えず問題を先送りし、
たまにテレビなんかで「私はこれでやせた!」的な話を見聞きすると
突発的にマネしてみたり、
という不毛なことを繰り返しておりました。


そんなある日、
たまたま自宅で目に入ったホリエモンこと堀江貴文氏の獄中日記
『刑務所なう。』(文藝春秋・なぜかご献本いただきました…恐縮です!)を読んでみたところ…
なんと!!
堀江さん、ぐんぐんやせていっておられるではないですか!!




6月、95.7sからスタートしたのに、
12月30日には72.4sに!!

半年で、23キロ以上の減量です!!



「ななななにがどうしてこれほどの減量!?」

と取り乱しつつ読んでいくと、
どうも刑務所では、
「天突き体操」というスクワットのような体操を
するらしい。


…これか!?これがいいのか!?

…と、
思わず逆上して、ネットで「天突き体操」を検索。
眉をつりあげたまま

「よいしょぉ〜!よいしょぉ〜!」

と、かけ声とともに膝を曲げ、のばすと同時に両手をつきあげる
「天突き体操」、
20回ほどやったところで……我に返りました。


……多分、
これ「だけ」をやったからって痩せる訳じゃないだろうし、
もし仮に、
これを毎日続けて痩せられたとしても…
なにか……
体重と同時に、
大事なもの(なんというかその…もともと無きに等しいですが、エレガンス的なもの…?)を
根こそぎなくしそうな気がして…
一回で…やめました……。



まあ冷静に考えたら、
刑務所では飲酒ができないし(私はお酒大好き人間)、
栄養バランスを考えた(そして、カロリーが高すぎない)食事が
出されるようだし、
食事の時間も早いし(夕食の時間を早くするのがダイエットの基本)、
運動も半分強制的にやらないといけなそうだし、
よっぽどのことがないかぎり
摂取カロリーより消費カロリーが多くなりそうだから
そりゃあ痩せますよね、という話なんですが…。


ちなみにこの「天突き体操」、
かの花輪和一『刑務所の中』はもちろん、
意外なところではカレー沢薫『クレムリン』(4巻p.58)にも
登場しています。
ロシアンブルーの猫・関羽たち、食後は天突き体操を
しているらしいニャ。




つか、『刑務所なう。』は
いろいろ興味深い本なのに、
ダイエット本として見たりして
スミマセン…。





そんな愚かな日々を過ごしていた私が
本格的(といってもゆるい)ダイエットを
決意したのは、
1冊の本との出会いがきっかけでした!

(つづく)



posted by 川原和子 at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | じわじわダイエット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

冬川智子『マスタード・チョコレート』(イースト・プレス)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/094.html

をとりあげています。


美大をめざす高校3年生の女の子が主人公。
周囲になじめない彼女が、少しずつ変わっていく様子を
描いています。
ケータイサイトでの連載がまとまった本ですが、
1冊で完結していて
読みやすく、後味がよいので
気軽に手に取ってみて欲しいです。


posted by 川原和子 at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

雨宮まみさん新連載

ライター・雨宮まみさんの新連載がはじまりました。

●女の子よ銃をとれ
http://webheibon.jp/amemiya/

第一回めは「主役になれない女の子」と題して、
女子と容貌についての考察です。


…すごいです。

 
★★★
私の話(しかもしんきくさい)で恐縮ですが。


 ここ数年、
以前はヘタクソなりに楽しかった「洋服を選ぶ」ようなことも、
だんだん、
「自分は、何を着ても似合わないんだな」と思えて
つらくなってきてました。


鏡も見たくないなぁ〜、という状態が
何年も続いていて、
それは
体重がじわじわ増えていたのも一因だったので、
一念発起してこの春から
運動を含むダイエットをはじめ、
少し体重は減りましたが
自己評価はあまり変わらず

「デブはなおっても、ブスはなおらないからな…」

と(もちろん年齢だけはおとななので、
そんなことは
外にストレートに出したりはしませんが)、
じんわりと悲しく暗い気持ちでいたのですが。


このコラムのラストの文章を読んで、
目からうろこがおちました。


すごい。


雨宮さんのおっしゃる「美しくなりたい」ということばの定義なら、
私も、美しくなりたいです。
本当に。
こころから。


この文章を読めてよかったです。




雨宮まみさんの著書『女子をこじらせて』
「モテキ」作者・久保ミツロウさんとの対談も収録されています。

posted by 川原和子 at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月10日

『池田理代子の世界』、執筆させていただきました

厳しい残暑の中にも、
朝晩など少しずつ秋の気配が感じられるようになって
嬉しいです。

 
このたび、
「ベルサイユのばら40周年」と「池田理代子先生のデビュー45周年」を記念して、
このような本が出ました!

『ベルサイユのばら40周年+デビュー45周年記念 池田理代子の世界』



ヤマダトモコさんのブログに詳しく内容が紹介されています。
●トモコメモ
http://yamadatomoko.sblo.jp/article/57830797.html

池田先生によるカラー8P描き下ろし「オスカル、星の瞬間」、
池田理代子ロングインタビュー――劇画家人生を語る(秘蔵写真、満載! )※インタビュアーはヤマダトモコさん
よしながふみ氏による「ベルばら」トーク、
角田光代・三浦しをん・中島京子 各氏の作品論、 
里中満智子/赤石路代/二ノ宮知子/松田奈緒子/志村貴子 各氏による「池田作品とわたし」
等々…

超豪華な内容になっています!!

そして、
「親友対談」として林真理子さんと、

「戦友対談」として木原敏江さんとの対談も収録!


マンガ研究に関心のある方にとっても、
作品リスト
(調査の正確さ・的確さに定評のある「図書の家」の小西優里・卯月もよ氏作成)
や、
担当編集者インタビュー、
主要作品解説
(意外にも、池田作品のリストやまとまった作品解説が形になるのは、これがおそらく初めて。
解説も
京都国際マンガミュージアムの方々や気鋭の研究者の方々、という
実力派による充実の内容!)

そしてなんと
幻の雑誌デビュー作「バラ屋敷の少女」採録!
(私もここで初めて読めました。感激です!)
藤本由香里氏による評論も収録!


…という、たいへん貴重なものとなっております。


私もなんと、
「池田作品・徹底解剖」と題し

●池田作品の見取り図、
●主要キャラクターズ図鑑、
●グッとくる名セリフ10,
●語り継ぎたい名シーン、

そして、

●「マンガの古典『ベルサイユのばら』
少女・少年マンガの垣根を越えて
オスカルが愛(パロディ化)された理由」


という部分に執筆(または協力)させていただきました!


クレジットを見ていただければわかりますが、
ライターの横井周子さんと組んで書かせていただく、という初めての体験。

横井さんは私より10歳お若いのですが、
ライターとしては先輩。
そんな横井さんは
年上の私に気を遣ってくださりつつ
非常に的確に率先して作業を進めてくださって、
優秀な方と組ませていただいた喜びをかみしめた次第です。


編集さんも熱意と能力を兼ね備えた方で、
素敵なメンバーと
このような豪華かつ貴重な本に関わらせていただけて
とっても光栄でした
(初期から関わらせていただき、
目次最後のSTAFFの部分で、
「編集協力」にもクレジットしていただきました。
編集さんや横井さんのお力によるところ大なのに…重ねて光栄です!!)。

そして、ベルばら40周年ということで、
松屋銀座店
ベルサイユのばら展も開かれます(9/13〜24まで)。
http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20120913_berubara.html


こちらも、ご興味のある方はお見逃しなく!
posted by 川原和子 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月30日

ムック寄稿&NTT出版web更新!

残暑厳しい毎日ですね。
帰省したり夏風邪ひいたりドタバタしているうちに
もう8月も終わりかけ。
ブログもなかなか更新できず
超ひさびさの更新になってしまい、
反省しております。

★★★
8月初旬に学研さんより発売になった
『アニメ・コミック・ドラマ・映画のロケ地めぐりガイド』
というムックで、


「マンガエッセイスト川原和子がオススメする

主人公気分で旅したくなるマンガ」


というコラムを2本書かせていただいています。
大好きな作品
吉田秋生「海街diary」と
岩本ナオ「雨無村役場産業課兼観光係」
についてじっくり書かせてもらえて
とても貴重な体験となりました。

尚、「雨無村…」については、
同人誌『岩本社会学論集』所収の
橋爪太作「灘崎紀行――岩本ナオの世界へ」という論考について
ふれさせていただきました。
客観的な地形や風景の描写と
ファン的な高揚が同居したレポートで
とても参考になりありがたかったです。
この同人誌は
http://lilmag.org/
にて通販可能です。


また、
「日本全国旅したくなるマンガマップ」と
「まだまだある!今からでも読んでおきたい
ふと旅に出かけたくなるマンガBEST8」
のページは、作品選定にご協力させていただきましたが、
編集者でライターのKさんが
大変お力を発揮してくださり
ページを作成してくださっています
(お世話になりました!)。

ご興味ある方、ぜひ手に取ってみてください。


★★★
そして、
NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

和央明『姫ギャル・パラダイス』(小学館)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/093.html


をとりあげています。





おとなのマンガ好きには死角になりやすい小学生向け少女誌での
(いい意味で)ハチャメチャな痛快作です。
9月発売の10月号で最終回なので、
私も、来月も『ちゃお』買います!!
(ふろく…どうしよう…)
posted by 川原和子 at 06:39| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月01日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

中山敦史『ねじまきカギュー』(集英社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/091.html


をとりあげています。




絵柄はイマふうですが、
80年代『週刊少年ジャンプ』作品を彷彿とさせる
いい意味でのハッタリズムが楽しい
ラブまじり学園格闘マンガ。
お若い方はもちろん、アラフォー以上の読者にも
ぜひ手にとって欲しい作品です。
posted by 川原和子 at 23:31| Comment(2) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月29日

NTT出版web更新!

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、
近藤聡乃『うさぎのヨシオ』(エンターブレイン)
hhttp://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/090.html

をとりあげています。



うさぎのヨシオ(本名・ピョン吉)が喫茶店でバイトしながら
マンガ家をめざす、という
ちょっとファンタジックな設定なのに
地に足がついたところもある
ストーリー四コママンガ。


作者の近藤聡乃(あきの)さんは、
石田美紀(みのり)さんの著作
『密やかな教育―<やおい・ボーイズラブ>前史』


表紙装画をお描きになった方でもあります。
これまでは(私の知る限り)
この装画のような
妖しさをたたえた絵柄での作品が多い方なので、
今回の「うさぎのヨシオ」のシンプルで軽やかな線は

全然路線が違ってビックリしました。
作者の引き出しの多さに、嬉しい驚きを感じます!

すごく面白くて、くすっと笑えて最後は感動してしまう
4コママンガです。


近藤さんのデビュー単行本『はこにわ虫』



★★★
ちなみに、
『密やかな教育―<やおい・ボーイズラブ>前史』は
タイトルにもあるように、
まだ「やおい・ボーイズラブ」という言葉もなかった時代、
雑誌『JUNE』の創刊、次世代創作者の育成、といった
新たな性愛表現の誕生と展開の歴史について、考察した力作です(竹宮惠子氏、増山法恵氏、佐川俊彦氏へのインタヴューも収録されています)。
研究者である石田さんの、資料に基づく丁寧なこのお仕事は
このジャンルに興味がある人にとっては
何度も参照される基礎的な文献だと思います。

作家・三浦しをん氏による素敵な書評が
朝日新聞に掲載されたことも印象深かったです。

『JUNE』やもちろん、
「やおい・ボーイズラブ」ジャンルに関心があって
歴史的な流れも知りたい、という方には
必読本だと思います。
posted by 川原和子 at 07:14| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月18日

NTT出版web更新!&TBSラジオ「Life」出演しました

遅くなりましたが……

NTT出版webマガジンで
連載させていただいている
おすすめマンガ時評
「此れ読まずにナニを読む?」、
更新していただいてます。


今回は、

岡本健太郎『山賊ダイアリー』(講談社)
http://www.nttpub.co.jp/webnttpub/contents/comic/088.html

をとりあげています。


現代の若者である著者の「猟師」ライフを綴った本作、
非常にユニークで、
いろんなことを気づかせてくれます。

★★★
それから、
先月末に放送された

TBSラジオ「文化系トークラジオLife」
出演させていただきました。

3/25深夜放送分、
テーマは「理想の職場」です。

こちらのポッドキャストで聴けます。

http://www.tbsradio.jp/life/index.html


せっかく話をふっていただいたのに
うまく展開できなかった部分とか、
…失言とか………
いろいろ…忸怩たる思いで
自分ではとても聴きかえせないのですが
(思い出すとギャー!!と叫んで頭をかきむしりたくなります)、
(でもたくさん有意義なお話を聴かせてもらえて
ありがたかったです…ってリスナー状態ィィイイイイイイイ!?
みなさま、本当に申し訳ありませんでした&ありがとうございました!)
他のメンバーがたいへん豪華ですので、
よかったら聴いてみてください。
Lifeには珍しく、女性が多い回となりました!



次回は4月22日(日) 深夜25:00〜28:00 (=月曜1:00〜)

テーマは
「動員とマネタイズ〜文化系ビジネスモデルのゆくえ〜」

です。予告編もアップされています!

http://www.tbsradio.jp/life/index.html
posted by 川原和子 at 06:49| Comment(0) | TrackBack(0) | お仕事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする